マーヤ寝室2 シーンテキスト
マーヤ
「よ、ようこそ王子。
汚い部屋ですが、どうぞお入り下さい」
緊張した面持ちで出迎えたマーヤは、
俺を自分の部屋へ通すと、いそいそと
紅茶の用意をし始めた。
マーヤ
「どうぞです……。
あの、私の好きな香りの紅茶ですので、
もしかしたらお口に合わないかもしれません……」
差し出された紅茶に口をつけると、
芳醇な香りと、くせのない味が広がり、
俺は素直に美味しいとマーヤに伝えた。
マーヤ
「よかったです……ほんとに……あはは……」
しばらくの間、
奇妙な沈黙が俺とマーヤの間に居座った。
静けさを破ったのは、マーヤだった。
マーヤ
「あ、あの、ですね! その、またご相談が……
あるのですが……いいでしょうか……?」
断る理由も特にないので、俺は頷いた。
マーヤ
「その、前に王子にご相談したように、
私は、自分に自信がありません。
それは今も、やっぱり変わらないんです」
マーヤ
「あんなことまでして頂いて、王子には迷惑かけたのに、
それでもやっぱり……だめなんです。私なんかがって、
心を縛って、立ち止まってしまうんです……」
どうしたらいいんですか、と
涙混じりに問いかけるマーヤを見て、
俺は思案を始める。
マーヤに足りないもの……自信とは何なのか……。
明確な答えなど思い浮かばなかったが、
俺の身体は意思に反してある行動にうつっていた。
マーヤ
「――えっ!? ええ!? えええっ!!
な、なな、なんで、私、抱きしめられているんですか?」
一瞬で耳まで真っ赤になってしまう マーヤの顔が、
吐息を感じるほどに近くにあった。
俺はこれこそが自信をつけることへの近道だ、と
彼女に告げた。
マーヤ
「わ、わけがわかりませんよっ!
これのどこが自信に……って、え?
異性にちゃんと愛されたことがないから自信がつかない?」
マーヤ
「た、たしかに、そんな気も……するような……しないような。
で、でも、それって、王子が、私を……その、
愛してくれるんですか――んんっ!?」
俺は返事の代わりに、
彼女の唇を奪うように口づけをした。
マーヤ
「んんっ! ん、ぷはぁ……は、初めて……だったのに……、
いきなり、だなんて……でも王子なら……んーっ!?」
とろんとした表情のマーヤを、
俺は逃さないとばかりに二回目のキスをする。
同時に、黒いローブの隙間に手を忍び込ませ、
身体のあちこちをまさぐりながら、
徐々に纏っているもの全てを脱がせていく。
マーヤ
「そんな……だめ……です、は、はずかしい……。
王子、ローブは……だめ……だめですぅ……、
やぁんっ……ふぁ、胸……きもち、いい……ぁんっ」
拒む言葉とは裏腹に、彼女の手は俺の首裏に回され、
大きな胸を押しつけるようにして抱きついてきていた。
厚ぼったいローブを脱がせ、生まれたばかりの姿となった
マーヤを、彼女が日々、魔術の勉強をしているであろう
勉強机の椅子に座らせた。
マーヤ
「こ、ここ、こんなところに座らせて……やだっ、脚……
広げない、でっ……お願いです、見ないで……、
見ないで……くださいぃ……っひぅッ!」
抵抗する彼女に構わず、開かせた両足の間に身体をいれ、
閉じられないように固定すると、俺は自分の手を彼女の
太ももに這わせた。
椅子に深く座らされたせいで、身動きのとれないマーヤは、
俺の手の進行先が、自身の秘部であることを知ると、両足に力を入れて
拒もうとするが、逆に俺の身体を太ももで抱くような形になる。
マーヤ
「だめです、そこは……ゃあンっ……そんな、指、入って……、
くぅっ――っ! ふぁあアんっ! 王子、王子ぃっ!!」
いやいや、と首を振るマーヤだったが、
秘部に入り込んでいく俺の指が生み出す感覚に、
徐々にその身から抵抗の意思は消えていった。
くちゅくちゅとわざと音を立てるようにヴァギナをかき回し、
もう片方の手で、彼女のクリトリスをせめる。
マーヤ
「ぃやぁあんっ! それ、んっ……だめ、だめですぅ……、
そんな、ふぁっ……変です……んあぁっ、気持ちよくて、
声……んんっ! 声が、でちゃうんですぅ……ひぁ――っ!」
むせ返るほどに甘くおもたい匂いが、零れ出す愛液の量に
比例して、部屋中を埋め尽くしていく。
一度大きく、身体を強ばらせたマーヤを見て、
そろそろ頃合いだろうとばかりに、俺はズボンから、
自分の硬くなったペニスを取り出した。
マーヤ
「っふぁ……あ、お、王子? もしかして……王子……、
興奮して……んっ……いるのですか……? 私で……んぁっ、
大きく、反り返って……ひぃあんっ……すごい、です……」
マーヤのその言葉が、すでに俺を受け入れる準備が、
心身ともに出来ていることを証明していた。
俺は、ぱんぱんになった亀頭を、彼女の肉扉にあて、
ゆっくりと、だけど力強く押し広げるように、
押し進めていく。
マーヤ
「――んんっ!! 少し触れただけで……ひぁっ、こんな……
入ってくる……入って……っつぅ! いたい……んぁっ……、
こんな痛い、なんて……ふぁっ……でも、王子の、なら……」
目端に涙をため、
唇をわずかに噛みしめながら、
マーヤは痛みに耐えていた。
マーヤの指先が、太ももを持ち上げていた俺の指に添えられ、
ぎゅっと、何かを訴えるように力がこもる。
そして、彼女は俺の眼をはっきりと見つめて、こう言った。
マーヤ
「きて……ください……痛みは、耐えられます、から……、
だから……今だけは……私を……愛して、ください……」
その言葉で、俺の理性は完全に壊された。
あとはただ、愛しさと情欲だけが残り、
彼女の手をしっかりと握ったまま、ペニスを深く挿入した。
マーヤ
「ひぐっ――つ! あっ……んぁあンっ! おっきぃ……っ、
こんな……全部、はい……入りました、か? 王子の、んぁっ、
愛を、ちゃんと……ひぁっ、受け取られて、ます……か?」
俺は何度も優しく彼女に頷き返しながら、
熱く、濡れそぼった膣内に
自分の肉鉾を挿れ進む。
そして、根元まで完全に入りきると、
俺はゆっくりと腰を前後に動かし始めた。
マーヤ
「はぁんっ……すごい……王子が、私のなか、ふぁあっ……、
かきまわし、て……んんっ……いっぱい、いっぱいですぅ……っ
これ、が……ぁぁんっ……愛されること……んっ、なんです、ね?」
マーヤ
「初めてなのに……くぅ、んっ……気持ちよく、ひぁんっ……、
なり始めて、る……ァアっ、もっと……もっと私を……王子ぃ、
……はぁ、あっ……私を、愛して……愛してくださいぃっ!」
彼女の懇願する言葉と同時に、マーヤの膣内は俺のものを
逃がさないとでもいうようにきつく締め上げる。
マーヤ
「ひゃぁっ! 王子の……ぁあんッ、んっ、また大きく……
なってます……あぁあんっ……でそう、なんですね……?
っんぁ……私の中、気持ち、ふぁあっ……いいん……ですね?」
息を荒げ、頬を紅潮させながらも、俺が気持ちよくなっている
という事実が、彼女をより悦楽に浸してくれているようだった。
マーヤ
「王子ぃ……ひゃぁあんっ……わ、私も……んんっ!
何か……きそう、です、んぁあっ! これが……、
イクって……ふぁあっ……出して、王子、出して下さいぃ!」
一際つよくペニスを締め上げる彼女の肉ヒダが、
限界に近づいていた俺を射精へと導いていく。
マーヤ
「私も……イきますっ……ふぁああんっ!
……イっちゃう……だめっ……いやぁあっ!
王子ぃ、イク、イっちゃう……イっちゃいますぅっ!」
果てたのは同時だった。
マーヤの身体が、ビクンっと大きく弓なりに反ると同時に、
ぎゅぅうと締め付けてきた膣内に、俺はありったけの
愛情を込めて射精した。
マーヤ
「ふぁぁっ……中に、王子の……、
流れ込んで……くる……ふぁっ……」
俺がペニスを引き抜くと、
精液と彼女の愛液がまざったものが、
どろりと膣内から零れ出てきた。
マーヤ
「……こんなに、いっぱい……王子……、
私……王子を気持ちよく、できたんですね……、
王子にたくさん、愛して……もらえた……」
漏れ出す精子を、何か尊いもののように
見つめるマーヤは、俺の両手をやさしく握り、
満足げな表情で笑いかけてくれた。
マーヤ
「私、もっと自分に自信をもちたい……です……。
王子と一緒にいれば、……私は、もっと、強くなれます……、
貴方のために、強く……なりたいです……」
返事の代わりに俺が頭を撫でると、
彼女は小さく、ありがとうございます、と
屈託のない笑顔を浮かべて呟いた。