マーガレット寝室3 シーンテキスト
マーガレット
「これは、私からのご褒美ですわ……王子」
興奮に荒くなる息を淫らな熱に染め、マーガレットは言葉を漏らす。
マーガレット
「私の言いつけを守り……、
国を治める者に相応しい気品を身につけた、あなた……」
言いながら、
美しくも上質な真紅の下着をはだけさせ、
彼女は豊かな乳房を曝け出す。
互いにベッドの上で恥部を擦り合わせながら、
今か今かと結合の時を待ちわびているのだが、
彼女は俺の侵入をどうしてか許してはくれない。
マーガレット
「王子……はぁ、あっ……我慢、ですわ……、
ここぞという時での忍耐が……んっ、ぁあ……、
あなたを、より気品のある男性へと成長させるのです……」
潤む瞳で俺を見つめながら、
我が子を諭すように言葉を向けるマーガレット。
だが、一方の恥唇からは物欲しそうに淫涎がにじみはじめている。
我慢が必要なのはどちらだろうか。
おかしみから生じる奇妙な愛しさと、
溜まりすぎた興奮の熱が一体となって、
肉棒はより硬さを増していく。
マーガレット
「んっ、ぁ……もう、また……節操なく、オチン〇ンを
ビクビクとさせて……んふぁっ、あ……ン……っ」
マーガレット
「いいですわ……此処まで我慢できたのですから……、
きちんと……褒めてあげなくちゃ……」
マーガレット
「王子……きて、ください……んっ、ぁ……、
……私のなかに……あなたの、そのたくましいものを……」
ずっと待っていた、その許しの言葉とほぼ同時――。
俺は腰を前へと突きだし、歪に膨らみすぎた男根を
マーガレットの濡れそぼった膣口へと咥えさせた。
マーガレット
「――ふぁぁっ……あっ、んん……入って、きてるぅ……ッ」
マーガレット
「いい、ですわ……もっと、奥まで……んっ、ぁあっ……」
温かな膣肉の柔らかさと絡みつく上質なヒダの感触が、
得も言われぬほどの快楽を与えてくる。
心地よい性的な痺れを感じながら美しい彼女の両脚を開かせ、
俺は、より奥へと愚息を埋没させていった。
マーガレット
「んふぁっ、あぁあ……すご、い……んっ、ぁっ……、
そんな……前よりも、ずっと大きく、感じて――ふぁあんっ!」
最奥にまで達したかと思うと、
マーガレットは小さく身体を震わせて、
俺へと抱きついてきた。
軽くイッてしまったのだと分かると、
普段の上品な彼女とは打って変わった心許ない
その様子に愛しさが募る。
マーガレット
「はぁっ、ぁ……王子……んっ、ぁぁ……、
もっと強く抱き締めてください……」
言われるがままに、彼女の美しい身体を強く抱き寄せる。
彼女と繋がり合えているという喜びを噛みしめながら、
より深く交わりたいと願うように、腰を動かし始めた。
マーガレット
「はぁっ、あぁっ……んっ、ぁあっ、んぁあんっ……、
待って、王子……イッたばかりで、まだ……私ぃ、ふぁぁんっ……!」
絶頂を迎えた直後の膣内は、
肉棒を一往復させただけでも、
驚くほどに敏感な反応を見せてくれる。
きゅうきゅう、と愛おしそうに絡みつく雌肉は、
彼女の情愛をそのまま示すかのようで、
純粋な快楽以上の充足を心身に感じさせてくれた。
マーガレット
「ひぁっ、ぁぁんっ……だ、めぇっ……そこはっ、あぁんッ、
王子……弱いとこばかり、攻めないで……ッ」
膣道上部のざらつきを削ぐように、
ゆっくりと男根の尖端で愛撫していくと、
マーガレットは愛らしく身体を震わせて嬌声をあげる。
普段は俺をしつけるためにと厳しい言葉を投げる彼女だが、
こうしてベッド上で肌を重ね合わせねている時ばかりは
素直な反応を見せてくれる。それが堪らなく嬉しかった。
マーガレット
「ふぁあっ、ぁっ、ぁあっ……ずるい、ですわ……っ、
そんなこと、今……仰るなんて……んっ、ぁあんっ……!」
マーガレット
「私だって、甘えたくなる時くらい、ある……んっ、ぁあ……ッ!」
マーガレット
「……好きな相手になら、なおさら……ふぁっ、ぁっ……!
甘えたく、なるものです……んっ、ぁあっ……王子ぃ、
だから、もっと……もっと、きて……やぁっ、ぁああん……ッ!」
彼女の両腕が俺の首筋にまわり、愛しさの分だけ力がこもっていく。
マーガレット
「そうっ……もっと、奥まで……はぁっ、ぁあっ、
んぁあっ、ふたりで……気持ち良く……あっ、んんっ……!」
気づけば、彼女の手は俺の頭を抱きかかえるような位置に置かれ、
子供をあやすように、優しく撫でてくる。
下腹部を満たす温かくも甘やかな心地よさと、
在りし日の母を思わせるような慈愛の抱擁に、
身体だけでなく心までもが溶けていきそうだ。
気づけば、腰奥から陰茎へと膨れあがる欲望のたぎりが
外ヘ飛び出したいと願うように急激に押し寄せてくる。
マーガレット
「はぁっ、ぁんっ……射精したいの、ですね……?」
マーガレット
「いい、ですよ……んっ、ああっ、ぁっ……、
このまま、膣中で……はぁっ、ぁ……大丈夫ですわ……、
全て……私が、受け止めてさしあげます……あっ、ンッ……」
美しい頬を艶やかな朱に染めながら、
彼女は俺を見つめて優しげに微笑む。
気づけば先程まで優位に攻めていたはずの自分が、
大海のようなマーガレットの慈愛に耽溺している。
だからこそ、何にもはばかることなく俺は抽挿を速め、
自らの欲望のままに浸るべき絶頂へと突き進んだ。
マーガレット
「ふぁあっ、あっ、ぁああっ、んんっ……!
はげ、しぃっ……んっ、ぁあっ……おうじぃっ、このままじゃ……、
私の方が、また……先にイッて……やぁあっ、ぁあンッ……!」
マーガレット
「おねがい……もう、射精して……っ、
あっ、んんっ……一緒に、イッてください……んっ、ぁあっ、
このままじゃ、私……あっ、ぁああっ、ぁあぁぁあ……ッ!」
一際大きな艶声が室内に響いたかと思うと、それを契機とするように
煮えたぎった淫熱がマーガレットの最奥へと放たれた。
マーガレット
「ふぁあっ、ぁああっ……んっ、ぁあぁあっ……!
こんなに、たくさん……やぁあっ、ぁあああぁンッ……!」
放たれる白精の勢いに耐えるように、
美麗な身体を震わせるマーガレットを強く抱き締める。
マーガレット
「王子ぃ……あっ、ふぁぁ……もっと、だして……んっ、ぁあ……ッ」
自分でも驚くほどの射精量と、
総身を奔る快楽の痺れに目まいを覚えながらも、
俺は彼女の唇にキスをする。
マーガレット
「んっ、ちゅ……ちゅぷ、ぁ……ふぁっ、ぁ……」
そうして、ようやく全てが放たれ尽くすと、
俺たちは抱き締め合ったまま、身を横たえ、
興奮の名残を示す荒い息の音を聞き合った。
マーガレット
「……はぁ、はぁ……んっ、ぁぁ……、
王子……今日は、いつもよりも……興奮されていたようですね」
未だ繋がり会った部分から、ゆるりと溢れ始めた愛液と精液の混じりが、
行為の激しさと、身に覚えた愛しさの度合を示しているようだった。
マーガレット
「これだけ……たくさん出されてしまっては……、
さすがの私も……孕んでしまうかもしれませんね」
美しい相貌に、少しだけ意地悪な微笑を浮かばせながら
マーガレットは俺に囁き――そして頬に唇を寄せてくる。
彼女もいつか母になる日がくるのだろうか。
孤児院を設立し、多くの子供達の親代わりとして日々を生きる彼女だ。
実子であれば、それはもう厳格に育てるのかもしれない。
だが、もしかしたら――
マーガレット
「――存外、甘やかしてしまうのかもしれませんわ」
少しだけ恥ずかしそうに、彼女が微笑む。
マーガレット
「だって……現にあなたに対しての態度は、
日に日に甘いものになってしまっていますもの」
それが彼女にとってはあまり喜ばしいことではないのか、
マーガレットは形の良い眉をわずかにひそめ、俺を上目に見つめる。
なら、厳しくしかってやる父親が必要になるな、と
冗談まじりに返すと、
マーガレット
「……また、そのようなことを軽々しく口にして……」
仕方のない子ですね、とばかりにマーガレットが溜息をつく。
しかし次の瞬間には、
再び陽だまりのように温かな微笑を湛えて、
彼女は俺を見つめる。
マーガレット
「ですが、そうですね……」
マーガレット
「あなたも、手のかかる子供から、
ようやく貴人と称するに足る立派な大人へと成長した訳ですし……」
マーガレット
「そろそろ、立派な父親になれるよう
あなたをしつける段階に来たのかも知れませんね?」
本気とも冗談とも取れるような絶妙な声音で問い掛けられた俺は、
マーガレットの頬に優しくキスをしながら、
それも悪くないかも知れないな、と言葉を紡いでみせるのだった。