マキナ寝室1 シーンテキスト
マキナの自室は、
相も変わらず奇怪なもので埋め尽くされていた。
マキナ
「あ、王子。いらっしゃ~い♪
悪いね、こんな夜更けに呼び出しちゃってさ」
作業机に向かっていたマキナは、
俺の来訪に気づいて振り返ると、
微塵も悪いとは思っていない軽妙さで言った。
マキナ
「なんだい、その顔は?
せっかくマキナ様が王子を呼んだんだぞ?
もう少し嬉しそうな表情を浮かべてごらんってんだよー」
口先を尖らせながらマキナが不満げに言うが、
それは無理な注文だった。
なぜなら、彼女が今日まで行ってきた
実験と言う名の拷問じみた悪戯が
マキナに向けるべき笑顔を俺から失わせてしまったのだ。
マキナ
「もう、そんなに警戒しなくったっていいのにー。
ちょっと傷つくんですけどぉ……」
言いながら彼女は席を立ち、
俺へと歩み寄ってくる。
もう騙されるか、と
気を張りながらマキナを見据えると、
それに気づいたのか、彼女は少しだけ眉をひそめた。
マキナ
「うぅ~ん。ここまで信用を失っていたとは、
さすがのアタシも反省しなきゃだね……」
マキナにしては珍しく、
元気のない声音でそう漏らすと、
小さく溜息をついて肩を落とした。
何だか悪いことをしているような気がして、
どうにも居心地が悪かった。
マキナ
「ねえねえ、今日はさ、
ほんとうに王子が嫌がるようなことはしないから、
そんな怖い顔しないでよ……ね?」
そう言うと、
マキナはゆっくりと俺にしなだれかかってきた。
ぼさぼさの藍色の髪からふわりと良い匂いがしてきて、
不覚にもどきりとしてしまう。
マキナ
「今まで、さんざん嫌がられるようなこと
してきちゃったからさ、お詫びとして、
特製ジュースを王子にプレゼントするよ」
そう言うと、マキナは
白衣の内側から中身の入ったフラスコを取り出した。
中には、どぎつい赤色の液体が
ちゃぽちゃぽと音を立てて揺れている。
……怪しすぎる。
マキナ
「ほらどうしたの、王子?
それを飲んで、アタシとの絆をもっと深めようよ♪」
彼女の顔には
先程までのしおらしい表情の代わりに、
隠しきれない悪心の切っ先が閃いている。
俺は鼻先に突き出された
謎の液体入りフラスコを
ぎりぎりのところで拒み続けることしかできなかった。
マキナ
「あーもう、じれったいっ!
さっさと飲みやがれってんだよー!」
突然の叫び声と共に、
どん、と勢いよくマキナに突き飛ばされた俺は
そのまま彼女の部屋のベッドへと背中から倒れ込んだ。
マキナ
「スイッチおーんッ!」
謎の言葉と共にマキナが
妙な機器の一部を人差し指で押し込むと
がしん、と派手な音が俺の耳たぶを震わせた。
見れば、俺の両手両足が、
金属の留め具でしっかりと固定されていた。
マキナ
「王子が悪いんだからなー!
せっかくアンタの自主性ってのを
尊重してやろーって思ったのにさー!」
笑顔で怒るという器用なことをしながら
マキナが俺の口にフラスコの先端を突っ込み、
そのままドボドボと謎の液体を流し込んでくる。
甘いとか辛いとかじゃなくて、
喉奥をそのまま乱暴に犯してくる赤い奔流と
息苦しさに生命の危機を感じた。
マキナ
「どう、王子? けっこー美味しいでしょ?
身体がポカポカしてきたでしょ?
ねえねえ、さっさと答えてよー! つか答えろーっ!」
小うるさく喚き立てるマキナに
精一杯うなずきを返しながら
何とか全てを飲みきったという事実に安堵する。
思いのほか不味くはなかった。
身体にも特に異変はない。
だというのに、なんでこんなにも不安を感じているのだろう……。
マキナ
「よぉーし……ぜんぶ飲んだね。
それじゃあ、いってみよーか、お・う・じ?」
たちの悪すぎる笑みで口端を歪み、
マキナが俺の胸部に頬をすり寄せ始め――
――っ!??
不意に、感じたことのないような
強大な刺激がペニスを襲った。
マキナ
「うわぁ~、すっごぉ……。
一気におっきくなっちゃったねぇ……ふへへぇ~♪」
見れば、
イタズラっぽく笑いかけるマキナの手が、
俺の股間を乱暴にまさぐっている。
ちっとも優しくない動きなのに、
彼女の細い指先が少し動くだけで、
身体全体に強烈な快感が駆け巡る。
マキナ
「よっし、効果十分ッ! 感度良好ッ! さすがはアタシの薬ぃッ!
まるで童貞に戻ったみたいな感じでしょ、王子?
あん? まさか童貞じゃないよね? んなわけないよねー?」
マキナは俺の反応を楽しそうに観察しながら、
空いている方の手で新たなフラスコを白衣から取り出し、
中の液体を俺のズボンへと垂らす。
すると、驚いたことに
濡れた部分から波紋が広がるようにして
下半身に纏っていた衣服が溶けてしまった。
マキナ
「あ、心配しなくていいよー。これは人体には影響のない薬だからね。
分解するのは繊維だけだから~……あ、陰毛は知らん。
もしかしたら溶けるかも。ツルツルになったらごめんね~?」
けらけらと笑いながら、
軽快な動きで俺の腹部に馬乗りになると、
マキナは身に纏っていた服を一気に脱いだ。
マキナ
「それじゃあ、いれちゃおっか♪
よいしょっと……んー、ちょっとまってね……
ったく、バカみたいにでっかいチ○ポだなぁもー」
文句を言いながらマキナは、
外気に晒されて力強くそそり立つ男根を思いきり掴むと、
そのまま自分の陰唇に咥えさせ頬張るように飲み込んでいく。
マキナ
「んンッ……ぁ、あはっ……♪ 入って、くるぅう……!」
あたたかくも柔らかい雌肉がペニスに触れた途端、
さっきまでとは比べものにならないほどの
快感が下腹部で盛大に爆ぜた。
異常な快楽に情けなくも声が漏れ、
一瞬でも気を抜けばすぐに射精してしまいそうだった。
マキナ
「んはぁッ、ぁあっ……いっ……イテテ……、
あぁッ、ぁッ……どうしよう、すっごい痛いや……っ」
いつもひょうひょうとしているマキナの表情が、
苦痛に歪んでいる。
見れば、俺とマキナの結合部に
生娘の証明がうっすらと赤くにじんでいた。
マキナ
「あぁンっ……く、っそぉ……んっ、んン~ッ……!
これが処女喪失ってやつ、かぁっ、んふぁッ、んっ……、
ぜんぜん、気持ちよくないじゃんかぁっ……!」
僅かに涙目になる両眼に反して、
彼女の口元には未だ笑みが浮かんでいる。
痛い痛い、と言いながらも、
徐々に腰の動きは激しくなっていき、
それに比例して膣口から溢れ出す愛液の量も増えていく。
マキナ
「ンっ、ああ、はぁ、ンぁあっ……、
で、でも……王子のが膣中で大きくなって、
いくのはっ、あぁンっ……なかなか、面白いな♪」
処女を失ったばかりの膣内は狭く、
苦しいほどに肉棒を締め付けては、
強烈すぎる快感を与えてくる。
彼女が腰を動かす度に耐えがたいほどの
気持ちよさが身に降りかかり、欲望を吐き出したい想いと
もっと続けて欲しいという願望がせめぎ合っては身を焦がす。
マキナ
「ほら、ほらぁっ……んんっ、あっ、ふあぁっ……!!
いいよ、もっと気持ちよくなれ、王子っ、んっ、んはぁっ、
ああっああンっ……アタシに、射精してみてよ、ねえっ♪」
マキナ
「良い感じっ、なんだぁっああッ、んふぁあっ、ンんぅっ……!
やっと、マキナ様も、気持ちよくっ、なってっ……ぁあンっ……、
セックスって、すごいな王子ぃっ……んんっ、ゃああンンっ!」
程よい大きさの乳房が、
興奮に尖った綺麗な色の乳首と共に、
目の前で愛らしく揺れ動く。
俺の胸元に置かれた彼女の両手の熱さと、
パンパンと打ちつける小ぶりな尻の衝撃が、
雌ヒダの絡みつく膣内の心地よさと相まって射精感をぐんぐん高めていく。
マキナ
「あっああン……また、王子のチ○ポ、大きくなって……ンぁあっ!
あっ、ふぁあっ、くぅ、ふぅぅっ……ほら、ガマンなんてしないで、
マキナ様の未使用マ〇コにどぴゅどぴゅって、だしちゃいなよっ♪」
――びゅるるっ! ビュクびゅるルルルぅぅぅっっっっ!!
マキナの許可の言葉が引き金となったのか、
はたまた急激に締め付けを強めた膣壁のせいか、
俺は知らないうちに射精させられていた。
マキナ
「んっ、んはぁあンンンっ!!
あはぁっあぁぁっ……すっごぉい、いっ、ぁああ……、
こんなにっ、ふぁぁっ……い、いっぱい出るんだぁ……♪」
吐き出される精液の熱と勢いに感じ入るように、
マキナが眼を細めて身をすくませた。
マキナ
「もう、出なさそうだね……んんぅッ……!
変な感じだよ、まだお腹の中で精液がはねまわってるみたいだ……、
はぁ、ぁあっ……これで、実験は終了だよ、王子……お疲れさん♪」
そう告げると、マキナはペニスをあっさりと
自分の膣中から引き抜いて立ち上がり、
俺の四肢を固定していた器具を解除した。
マキナ
「あぁ……ほんとに凄いなぁ王子の精液。
どんどん膣内から溢れてくるよぉ」
そう言いながら、マキナが作業台の上に置かれていた
透明な小形のガラス皿に手に取ると、
秘部から漏れ出す精液をその上に垂らした。
マキナ
「いっぱい出してくれてありがとね~。
これでまたいろいろと新しい実験ができるよぉ。
これだけの量があればあんなことやこんなことも……ふっふっふ~♪」
丁寧に採取した俺の精液をガラス皿に蓋をして納めると、
それを照明に向けて掲げてにやにやと思案に耽り始めたようだ。
──その油断が命取りだ。
彼女に気づかれないよう背後をとった俺は、
耳元でそう囁き彼女を羽交い締めにした。
マキナ
「なっ、何をする王子ぃ!? こ、こらぁ、やめろぉ!
もう実験は終わりだぁ! アンタのロイヤル精液は
この通りたっぷり……って、勝手にシャーレを奪うなぁ!」
うるさい黙れこの天才淫乱眼鏡少女。
俺の身体を弄んでおいてタダで済むと思っていたのなら、
その思考形態ごと矯正してやる。
マキナ
「お、おいおいおい! 目が据わってるぞ王子!
……ハッ!? そうか……さっきの薬……やば、配合ミスったか……、
完全に気が触れて……って、ちょっとやだ……ベッドはいやぁっ!」
俺は拘束していたマキナを両腕で持ち上げて移動し、
そのままベッドへと放り投げた。
マキナ
「ぶへぇっ……な、何をするんだよ、王子!
ああっ、わかった! このままアタシを犯す気だな!
それはやめろ! 実に短絡的かつありきたりなやり口だぞぉ~!」
口やかましく抗議の言葉を投げつけてくるマキナだったが、
よく見ればその顔はにやにやと笑っている。
マキナ
「てのはウソでぇ、実を言うとアタシは全然かまわないんだな~♪
そんかし、二度目の射精もちゃ~んと精液採取させてもらうから!
ていうか精液くれるなら何度でもアタシの身体つかっていいよ♪」
…………。
どうやらこのまま犯してもあまり意味はなさそうだ。
どうしてくれようか、と思いながらも俺はとりあえず
マキナを黙らせる為にその唇をキスでふさいだ。
マキナ
「んぅ~! ……んんっ……ちゅ、んふぁ……、
はぁ……キス、か。そういえばしてなかったね……?
なんか、意外といいね……アタシも気分あがってきたかも……♪」
うっすらと頬を染めながら、
マキナが唇を離したばかりの俺を見つめて言った。
マキナ
「さあ、おいで王子……。
どんなやり方でもいいから、
アンタの精液をもう一度よこしなさい♪」