マオ寝室1 シーンテキスト

――ダンッ!!

派手な音と共に、
俺はタタミと呼ばれる
風変わりな様式の床に背中から倒された。

マオ
「どうしました、王子!
今日は技にいつものキレがありませんよ!」

東方の国独自の造りが特徴的な修練場に、
マオの大きな声が響き渡る。

マオ
「痛みで起き上がれませんか?
ですが、敵はそんな時でさえ攻め込むのを止めませんよ!
さあ、このまま倒れたところを襲われた際の訓練をしますよ!」

仰向けになっている俺へと、
マオは馬乗りになって攻め込んできた。

マオ
「この状況からの反撃は難しいかと思います。
ですが大事なのは機を逸しないこと!
私の攻撃の隙を見付けうまく――」

マオは熱心に戦闘の極意を教えてはいるが、
頭にちっとも入ってきやしない。

それよりもさきほどからマオが押しつけてくる
ふにふにとしたやわらかな太ももと、
股部分の幼い感触の心地よさが気になって仕方が無い。

マオ
「王子! ちゃんと話を聞いて下さい!
練習でもこの有様だというのに……
実際の戦いでは一体どうするつもりなのですか!?」

……こうするつもりさ!
と俺はおもむろにマオへと手を伸ばした。

マオ
「きゃぁっ!?」

不意に胸を触られてマオが驚きの声をあげた。

マオ
「な、何をしているのですか……?」

これが最も有効な手段だ、
とでも言うように俺はマオの武闘服を
両脇部分から一気に中央に寄せた。

――ぷるん。
と可愛らしい乳房が赤い布の包囲を抜け出して
その小ぶりな相貌を見せた。

マオ
「な、ななな、何するんです――ひゃぁんッ!!」

さらけ出された愛らしい双乳を
両の手に馴染ませるように揉むと、
ぴくんと身をすくませて、恥ずかしそうな声を上げた。

マオ
「ふぅっ、ぁあっ……王子、や、やめて……んんっ!」

頬を赤らめて、
形の良い眉をひそめながら彼女が言う。

だが、徐々にその唇からは、
甘やかな吐息と艶声が零れ始めた。

マオ
「ぁあっ、んっ……そんな、これが……んぁんっ、
これが王子の、戦い方……なのですかぁ?
……んんっ……力が、抜けて、いくぅっ……ぁあっ……」

まだまだこんなもんじゃないぞ、
と、俺は片方の手をゆっくりと
彼女の下腹部へと移動させる。

マオ
「――ひゃぅぅっ!?
そんな、ところ……ゃあぁンっ!!」

うっすらと濡れた下着をずりおろし、
ずる賢い蛇のような流麗な動きで、
彼女の弱点に触れると、マオの身体が更に大きく震えた。

マオ
「あっ、ああっ……くふぅんっ……!!
や、やだぁっ……な、なんで、こんなに身体が……んんっ!!
びりびりって、痺れて……ああんっ、あっ、ぁああん!!」

先ほどまで威勢が良かったマオの口ぶりは、
すでに淫雌のそれに転じ、
修練場の空気を卑猥な色に塗り替えていく。

どうだ、俺もけっこうやるだろう?
と彼女に問いかけると、
彼女は首を振って悔しそうに言葉を吐く。

マオ
「こんなの……んっ、んんっ……卑怯ですっ……ぁんっ……、
私、ぜったいに……はぁあんっ……うぅっ……、
ま、負けません……からぁっ、ぁあっ……ゃあぁあんっ……」

強がる言葉とは裏腹に、
マオの陰唇は俺の指先を恋しがるように、
淫らな涎をこれでもかと垂らしている。

くちゅぐちゅっとわざと大きな音を立てながら、
まさか戦いの最中に気持ちよくなんてなってないよな?
と試すような口ぶりで言葉を投げつける。

マオ
「はぁ……ぁんっ……ば、ばかを言わないで……くふぅんっ……、
こんな、の……ぜん、ぜんっ、やぁんっ……あっ、ああっ、
そこ、だめっ……ダメだって……王子ぃっ、はぁんんっ!!」

俺の肩に置かれた彼女の手に力がこもり、
未知の感覚に耐えるようにマオがその身をすくめる。

それに連動するように膣内の熱いほどの肉壁が、
ぎゅうぎゅうっと指先に絡み、
彼女の限界が近いことを教えてくれる。

マオ
「あっ、ふぁああっ……ぅあっ、はぁ、はぁ……んんっ……、
や、だぁ……こんな、ことで、負けるなんて……ひぅんっ……、
わたし、そんな……何か、出ちゃう……出ちゃうのぉっ!!」

既に腰に力が入らないのか、下がり始めた彼女の身体を
支えるような勢いで俺は淫裂を愛撫する指を苛烈に動かし、
弱点をさらけ出してよがるマオにとどめの快楽を撃ち込んだ。

マオ
「いゃああんっ!! あっ、ああっ、はぁああんっ!
もう、だめだって……だめなのぉっ!! 王子ぃ、
出ちゃうぅっ、変なの……いっぱい、奥から、ゃあああんっ!!」

悲鳴じみた嬌声と共に、彼女の秘部から盛大に
透明な液体が飛沫を上げて俺の指と腹部を
びちゃびちゃと思い切り淫らに汚した。

マオ
「ふぁあっ、ああっ、ふぅぅぁっ……んんっ、んんんっ……」

びくんびくんっと何度も身体をひくつかせ快楽の痺れを
全身に纏いながらも、俺の身体に倒れ込んでこないところは
さすがは武闘家の娘といえるだろう。

さあ負けを認めるか、
と俺が言葉を向けると、
マオはうつろな表情で首を横に振った。

マオ
「……はぁ、はぁ、んっ……ぁ、はぁ……。
まだ……負けて、ないです……んんっ……、
こんなの、ぜんぜん、なんてこと……ないです……」

これだけタタミを汚しておいてよく言う。

だが、それだけに
彼女を屈服させた時の、
勝利の味が愉しみでもある。

マオ
「え? ちょっと……王子?
いったい、何をして……きゃぅっ!?」

俺は脱力しかけていた彼女の身体を抱き寄せて、
マオのその愛らしい唇にキスをした。

マオ
「ふむぅぅっ!?
……んんっ、む、ふぅっ……んっ……、
ぷはぁっ……はぁ、はぁ……な、にを……して……?」

蕩ける一歩手前の顔で彼女が涎混じりに呟いた。

いまやその身体に抵抗の意思はかすかにしか感じられない。

マオ
「ま、まだ……戦いはこれからだとでも……いうのですか……?」

分かってるじゃないか、と
再び彼女の唇を奪うと、
彼女は観念したように目をつぶった。

マオ
「んんっ……ふはぁ……ぁ、はぁ……、
いいでしょう……受けて立ちます……。
絶対に、負けませんからね……」