マイン寝室2 シーンテキスト
マイン
「な、なんだよ、その顔」
マインを組み敷き、秘裂に肉棒の先端をあてがった今でも、
本当に彼女の処女を奪っていいのかと迷いが残る。
確かに今夜、男女の営みをしたいと誘ってくれたのはマインだ。
マインに対して淡く甘い感情を抱いているのは事実だが、
彼女からすれば、俺は毎夜互いの性器を慰め合う、
いわば悪友、あるいは共犯者の関係でしかないのではないか。
マイン
「はぁ~?」
マイン
「てめぇ王子、いまさら何言ってんだ?」
マイン
「もうアタシたちはそんな段階じゃないんだぜ……?」
……何?
マイン
「互いの性器触ったし舐めあったし、
色々飲んだりしたし……これはもはや……」
……もはや?
マイン
「友達以上、恋人未満ってやつさ……!!」
マインは冗談めかした口調で、
しかし不敵な笑みを浮かべて断言する。
それが、俺の迷いを晴らすための言葉なのは明らかで、
マインの優しさと包容力が、俺の心を満たしていく。
マイン
「まぁ、本音を言えば恋人がいいんだけどさ……。
王子は王族じゃん? アタシには高望み過ぎるからさ」
マイン
「王子みたいな最高にイイヤツ、
一生隣にいてくれたら、きっと幸せだろうなーって思うよ」
マイン
「でも、それは出来ない頼みだから……。
せめてこんな風に、今だけの関係でもさ、
一緒にいてくれたりすると、嬉しいって思うよ」
…………。
マイン
「……は? 今何つった?
お、おい王子! こら、ちゃんと声にだして――ッ!?」
マインにある言葉を伝えてから、
その言葉をさらに肯定すべく、
蜜穴めがけて肉棒をゆっくりと侵入させていく。
マイン
「痛っつー……こ、こら王子……。
大事な言葉を言うときは、
えろいことするか優しい言葉かけるかどっちかにしやがれ!」
マイン
「一生傍にいろとか……ま、まったく……!
ほんとに狙っちまうからな! 側室あけとけよ馬鹿!」
その口調は怒っていても、
マインの膣肉は、そして彼女の表情は、
優しく俺を受け止め、慈しんでくれているようだった。
粗暴でありながらも優しさを感じる、マインのあり方は、
彼女の秘所にも如実に表れており、
ざらざらとした刺激と、とろけるような潤いで俺を迎えてくれた。
マイン
「はぁー? 何が気持ちいいだ!
あったりまえだろ? アタシは全身でお前に恋してんだから」
マイン
「んぅっ……ほ、ほら、早く動けよ。
いつもアタシが扱いてやるみたいにさ、
アタシの中で、動いていいから」
だがマインは今、破瓜を迎えたばかりなのだ。
もうしばらく休ませてやった方が――
マイン
「えぇいまだるっこしい!!」
…………ッ!?
マインは両足を俺の腰にからめて、
ぐいっと引き寄せてきた。
思わぬ攻撃に俺は抵抗出来ず、
深々とマインの最奥まで肉棒で貫いてしまった。
マイン
「んぐっ……あぁあ……ッ!!」
マイン
「これでもう、アタシは王子のモノってことだな?
ふぃー……いててて……ちょっち無理したかな……」
何とも剛毅で、困った娘だった。
しかし彼女が俺をまっすぐに想ってくれている、
その事実はとてもあたたかい感情となって、
俺の心の内をじわりと満たしていく。
マイン
「こちとらドワーフの王国で暮らしてたんだ。
痛いのや辛いのは慣れっこってね」
マイン
「だからさ、今夜はせっかく王子のモノになれたんだ。
アタシを王子で、いっぱいにしてくれよ」
マインの言葉に、ゆっくりと、深く首肯を返す。
未だ痛みが残っているだろうに、
気丈に振る舞うマインに、
これ以上の痛みを与えないよう、俺は慎重に抽挿を開始した。
マイン
「ひぅっ……へ、変な感じだな……。
自分の中に、王子がいるってぇのは……」
マイン
「な、何だか……こう……ひぁっ……んぅ、
アタシの心の中まで、触られてる気分だ……」
――マインの心の中。
彼女を抱く俺の姿は、
マインの心にどう映っているのだろうか。
そこにあるのが、甘い感情であれば良いと願いながら、
俺も似た色の感情を燃料に、
少しずつ、マインの性感帯を探して前後運動を繰り返す。
マイン
「んぅっ、ひぁあっ! そ、それ、なんか、変だ……。
ぴりぴりして……く、くすぐったいような、
気持ちいいような……変な感じ……」
マイン
「やっ、ひやぁっ……ば、ばっか王子、
変な感じって言ったのに……そ、そこばかりぐりぐりしてっ、
嫌がらせのつもりかこのっ……んぅっ、ああぁあっ!」
どうやら、初めての膣内での快感に戸惑っている様子で、
マインはかかとで、俺の背中を蹴ってくる。
そんな可愛らしい反撃を受けながら、
俺は執拗に、芽生えたばかりのマインの性感帯を攻め立てていった。
マイン
「んやぅぅぅっ!! だ、だからそこっ、ダメだって!
王子っ、こらっ、怒るぞ王子ぃ……っ、ひぁっ、あぁああっ!!」
マイン
「ダメだって、いってる……のにぃ……!
バカ、大馬鹿王子っ! アタシの反応面白がってんだろ!」
面白いかどうかは別として、
マインの反応は実に可愛らしいものだった。
不安そうに、しかし着実に性感を芽生えさせていく様は、
確実に俺の劣情をもくすぐり、
互いの狭間の快楽の種を、徐々に成長させていた。
マイン
「きゃぅぅ……っ! あぁっ、ほ、ほんとにっ!
ほんとにダメだってば……!! そこっ、何か変なのがっ、
いつもと違う、もっと大きいのが来てて……!!」
日々自慰行為に励むマインが知らない程の快感、
それが目前に迫っていることを、ようやく理解したのだろうか。
それが決して悪いものではなく、
二人で育て上げた心地よく素晴らしいものだと伝えるように、
俺は丁寧に、念入りにマインの中心めがけて抽挿を繰り返した。
マイン
「だめっ……もう、ひぁっ、来ちゃうっ、
こ、こんなの知らない……こんな気持ちいいの……っ!!」
マイン
「王子っ、王子ぃ……! 怖いっ、怖いよ……!
あ、アタシ、こんなイキ方したら壊れちゃう……ッ!!」
救いを求めるように、
マインはこちらへ片手を差し出してきた。
俺はその手に応え、しっかりと握り返して、
マインを絶頂へ導くべく、深く深く、愚息を叩きつけ――
マイン
「あ……っ!! だ、だめ、だめだめだめっ!!
イっちゃうッ……こ、壊れちゃ――ッ!! ――ッ!!」
マインは背をのけぞらせ、深い絶頂を迎えた。
びくびくと震える膣道の刺激に、
こちらも逆らうことなく精液を解き放つ。
マイン
「あぁ――ッ!! ひぁ……ァ……ッ!?」
マイン
「やっ……お、うじぃ……ひぅっ、ぁ……はひゅ……ッ!!」
絶頂の衝撃に驚きすぎたのか、
マインは目を白黒させつつ、
呼吸の仕方を思い出そうと必死な様子だった。
初めての交わりで、感じさせすぎてしまったのだろうか。
俺は深く反省しつつ、ゆっくりと唇を重ね、
マインが落ち着くようにと頭を撫でてやった。
マイン
「ん……ちゅっ……ふぁ……」
マイン
「ぁ……あふ……」
マイン
「…………」
マイン
「…………ばか」
マイン
「ばかばかばかばか!!」
マイン
「王子の大馬鹿ァ!!」
マイン
「こんな気持ちいいなんて聞いてないぞ!
バカっ! ばかばか! 変態王子!!」
マインがここまで深く絶頂出来るとは、
こちらも聞いていないのだ。
決して俺に責任があるとは思えなかった。
マイン
「それはそれ! これはこれ!」
マイン
「こ、こんなに気持ちいいなんて、
もうひとりでするのじゃ、満足出来ないじゃん……」
マインはしばし、ぶつぶつと何事かをつぶやいていたが、
やがて強引に俺の唇を奪ってから、
こんなことを宣言してきたのだった。
マイン
「決めた」
マイン
「王子、アタシが王子の側室になったら、
カラッカラに干からびるまで絞ってやるからな……ッ!!」
俺が干からびるまでの間に、
果たしてマインは何度絶頂を迎えるのだろうか。
俺達は半ばふざけた言葉を交わし合いながら、
ゆっくりと、心地よい微睡みの中へと沈んでいったのだった。