マイン寝室1 シーンテキスト

マイン
「へ、へぇ……思ったより小さいんだな……」

マイン
「ん、安心した……。
もっとこう、ドワーフの胴体くらいあるもんだと思ってたぜ」

マインは目の前にそそり立つ、
俺の愚息を眺めつつ、そんな感想を漏らした。

ドワーフの胴体並に太かったら、
それを受け止める側が大変だろう、と苦笑してみせると、

マイン
「うっ、そりゃそうだけど……。
何しろ初めて見るんだから勘弁してくれよ」

――マインとの、この奇妙な鑑賞会の原因は、
およそ半刻ほど前の会話によるものだった。

ふたりで酒を酌み交わしつつ、
他愛もない話に花を咲かせていたところ、
突如マインがこんなことを言い出したのだ。

王子のち○こを見せてくれ、と。

マイン
「ドワーフの王国じゃ、
アタシなんて子供みたいな扱いされてたからさ、
職人の姐さんたちが有る事無い事教えてくるんだ」

マイン
「男のち○こは胴より太くて、
女の子はそいつを股ぐらで受け止めなきゃいけねぇとか」

マイン
「ち○こからは酒樽いっぱいの精液が出て、
それを飲んでやんなきゃいけねぇとか……」

どうやらマインは、ドワーフの王国の女性陣から、
随分と可愛がられていた様子である。

彼女の驚いたり、すねたりする様を見れば、
そんな風にからかいたくなるのも、
よく分かるというものであった。

マイン
「ぐぬぬ……で、でももう騙されねぇぜ。
こうして王子のち○こを確認出来たからな!!」

そう言って鼻を鳴らすマインを、
何とも可愛らしいものだと思いつつ、
目的を達したのだからと愚息をしまおうとすると、

マイン
「ん、おい王子、どうしてしまうんだ?」

…………?

マインは人間の生殖器を確認したかったのではなかったか。

確認が終わった以上、
俺はもう愚息をしまってもよいはずで――

マイン
「いやいやいや。
その、ちょっと恥ずかしいけどさ……」

マイン
「ち○こが固くなるのって、興奮した時なんだろ?」

マイン
「見せてくれた、礼にさ……ほ、ほら、
ちょっとだけ、その、え、えっちなこと、してやろうかって……」

…………。

マイン
「だーッ!! そんな嬉しそうな顔するんじゃねぇ!!
あくまで礼だかんな! ち○こ見せてくれた礼だッ!!」

そう言ってマインは、思った以上に小さく柔らかな手で、
俺の肉棒をがっしりと掴んだ。

マイン
「こう……かな……こんな感じだよな……」

するすると、なめらかな布で撫でられるような感触で、
マインはくすぐるように肉棒を扱いてくる。

初めてだというのに慣れた手付きは、
彼女の天性の淫乱さを示すかのようだった。

マイン
「天性の淫乱ってなんだよそれ!
絶対褒め言葉じゃねぇだろ王子!!」

マイン
「ほら……じ、自分一人でする時とさ、
同じくらいの力加減でしてやってるだけだよ」

マイン
「あんまり強くやると痛いだろ?
こうやってくすぐるくらいの力の方が、
イケそうでイケない感じが長く楽しめて……って」

マイン
「な、何でもない! 何でもねぇから!!」

おそらく、マインは緊張しているのだろう。

普段以上に多弁に、自身の自慰行為について語る様は、
何とも可愛らしいものであった。

マイン
「う、うるせぇ!! 自慰くらい誰でもするっつーの!!」

マイン
「ほら、気持ちいいトコ言えよ。
ちゃんとイクまでシコシコしてやっからよ」

マイン
「ん……この辺か? ち○こって変な形してるよな……。
この段差のあたり……こうして……んっ……こうか?」

マインは細い指で撫でるようにして、
カリ首のあたりを念入りに扱いてくる。

彼女の毎晩の自慰行為の賜物なのだろうか、
絶妙に心地よい力加減がゆえに、
俺の腰の中心には、早くも快楽が芽生えつつあった。

マイン
「う、うるせぇっ!
手コキが上手いとか褒められても嬉しくねぇよ!」

マイン
「でもまぁ、なんだ、
嬉しそうな顔してる王子は、悪かねぇな……」

マイン
「気持ちいって、ことだろ?
アタシが今、王子を気持ちよくしてるってことだろ?」

マイン
「んふっ……そいつぁ悪くねぇ。
お前のことは、その、結構好きだからさ」

マイン
「そんなお前を、アタシが気持ちよくしてやってるってぇのは、
なんかこう、ドキドキするんだよ」

何とも嬉しいことを言ってくれるものだった。

マインの手技は徐々にその正確さと速度を増し、
俺の性感帯を次々に覚え、
更にその妙技を磨き上げていく。

やはりこれは、天性の才なのではないだろうか。

マイン
「うっせ。黙ってろって」

マイン
「そんなに気持ちいいなら、毎晩だって抜いてやるからさ」

マイン
「んっ……おっ、何か出てきたぞ……?
こいつがもしや、我慢汁ってぇやつか?」

マイン
「へぇ……思ったより可愛いな、ち○こ。
気持ちいいととろとろーって、こんなの出てくるのか」

本来ならば、既に果てていてもおかしくない快感が、
愚息の内部を行き来している。

しかしそれでも射精せず、我慢汁が溢れ出しているのは、
偏に彼女の繊細な手技によるものだった。

マインが刻み込んでくる快感は、
俺が果てそうになると緩やかになり、
劣情が収まってくると強く激しくなるのだ。

マイン
「んふふ……イイだろ?
イケそうでイケない時ってのが一番気持ちいいよな」

マイン
「アタシがそうだから、王子もそうかなーって思ってさ」

なるほど、これもマインの自慰行為によって磨かれた、
淫乱な彼女なりの技術ということか……。

マイン
「だーッ!! だからアタシを淫乱って言うな馬鹿王子ィ!!」

――ッ!?

マインは罵声と同時に、強く肉棒を扱いてきた。

おそらくそれは反射的なものだったのだろうが、
それによってマインが築いてきた快楽の均衡は、
一瞬にして崩れ去りそうになってしまう。

マイン
「おわっと! 悪い王子……」

マイン
「でも良く我慢出来たな、偉いぞち○こ。
王子と違ってお前はよく我慢出来る、偉い子だな」

かろうじて射精を堪えた肉棒を、
マインは優しく撫でてくれる。

マイン
「王子のち○こは偉いからな、そろそろご褒美も必要かな」

マイン
「ほら、一発イかせてやるから気合いれろよ?」

マインはこちらの同意を得るよりも早く、
手技の速度をゆるやかに、際限なく上げていく。

これまでが膨大な基礎建築だとすれば、
今行われているのは一夜にて建造される巨大な塔のようだった。

マイン
「こんな感じだろ?
アタシもこれくらいの速度が一番気持ちよくて……って、
おっ、我慢汁とろとろ出てるぜ……?」

マイン
「安心してイきな。
今夜は一晩中、いーっぱい抜いてやるからさ」

この後も、マインのなめらかな手の感触を味わえる、
そんな安心感と充足感が後押しして、
腰の奥から劣情が溢れ出し――

マイン
「ひぁっ、ちょっ、うぷぁっ!?
ば、馬鹿っ! 馬鹿王子!! 顔に出すやつがあるかよ!!」

心地よい衝撃が全身に満ちていく。

マインの罵声も、
この満ち足りた快感の中では心地よい小鳥のさえずりのようだった。

マイン
「っるせぇ!! あーもう、髪にもかかってるじゃねぇか」

言葉ではそう言いながらも、
マインは顔中にかかった精液を指先で掬っては、
ぺろりと舌で舐め取り、飲み下してくれた。

マイン
「はぁ……顔中精液まみれで、
自分の部屋に帰るわけにゃいかねぇだろ?」

マイン
「ほら、二発目抜いてやるから、
次はイク前にちゃんと自己申告しろよ?」

マイン
「全部、口ん中で出させてやるからさ?」

毎夜続くマインとの奇妙な関係は、
こうして始まったのだった……。