ベストラ寝室3 シーンテキスト

――トレーニング、セックス、トレーニング、そしてセックス。

俺達の日課は、そんなとても健康的なものだった。

ベストラ
「はぁ……はぁ……も、もう身体に、力が入らないです……」

その日も、トレーニングによって限界まで肉体を追い込んだ俺達は、
身体を休めるために、ふたりで柔軟体操に励んでいたのだが――

ベストラ
「……あっ、王子、
脚を伸ばすの、手伝っていただいて良いですか……?」

構わないぞ、と隣で柔軟をしていたはずの
ベストラに視線を向けると、
そこには健康的な筋肉と乳房、秘部までをさらした美女がいた。

ベストラ
「えっ、な、なぜ脱いでいるのかって……」

ベストラ
「そうですね、えぇと、暑いから、でしょうか?」

頬をほんのりと桃色に染めながら言うことではあるまい。

互いの身体に触れ合うトレーニングを繰り返していれば、
興奮してしまうのも仕方のないことだろう。

事実、俺自身もベストラの裸を見るより前から、
既に愛しきオークの娘と繋がりたいと、
愚息が臨戦態勢になってしまっていたのだから。

ベストラ
「……ふふっ、そうですね。
もう、嘘や誤魔化しをする仲でもない、ですよね」

ベストラ
「王子と身体を鍛えていると、
やはり目の前で理想の殿方の、理想の肉体が躍動しているわけで」

ベストラ
「さすがにそんな状況とあっては、
この私も興奮を隠しきれません」

ベストラ
「王子も……同じということですよね……?」

そう問われては、愚息を見せないわけにもいかない。

着衣をずらし、筋肉以上の硬度を得た逸物を、
びたんっ、とベストラの腹筋へと叩きつけてやった。

ベストラ
「なんと……鍛錬の成果でしょうか……?
以前よりも大きさも硬さも段違いに見えます」

ベストラ
「……その、王子、正直そんな状態では、
鍛錬の続きをするのにも支障がありますよね?」

ベストラ
「よろしければ、私を重しがわりに使用して、
腰のトレーニングをするというのは如何でしょうか?」

最初の頃こそ半ば事故のように、
互いを求める性欲を認知しあった俺達だったが、
今となってはこんな冗談も言えるようになったか。

ベストラとの仲が深まったことを嬉しく思いながら、
俺は深く頷き、怒張の先端を濡れそぼった秘裂へあてがった。

ベストラ
「さぁ、ご遠慮なさらず。
正直ですね、王子の筋肉の躍動を見つめている間に、
いつ王子を襲ってしまうのか分からない程に我慢をしていたので」

ベストラ
「んっ……あぁああっ、ふぁぁあっ!
入って……王子のオチン○ン……わ、私の中にぃ……っ!」

ベストラ
「はぁ……んぅっ……あぁああっ……。
入っちゃいました……、
王子のオチン○ン、入っちゃいましたよ……?」

ベストラ
「前より大きくなっていたのに……こんなにあっさりと……。
ふぁっ、あぁああっ! な、中でっ、びくびくとぉっ!」

俺の逸物が大きくなってもなお、
ベストラの中に容易く収まるのは、
ふたりでの日々の鍛錬の賜物であろう。

切ない色を帯びた視線をこちらへ向けるベストラに、
俺はもう一度首肯を返してやってから、
性的な腰の鍛錬を開始した。

ベストラ
「ふぁぁっ、んぁあああっ……ンぅぅ♪」

ベストラ
「すごいっ、すごい、ですぅっ、王子ぃ!
腹筋の上からでもっ、わ、わかりますっ!」

ベストラ
「王子のオチン○ンがっ、わ、私の中で動く様がっ、
目に見えるかのようですぅ……っ!!」

可憐に染まる頬の桃色、ふたりの結合部から滲む透明なる愛液、
そしてベストラの可愛らしくも実直な感想が、
極めて健全な性欲を俺の腰の中心で渦巻かせる。

このまま抽挿運動だけを続けていても、
ふたりとも爽やかな絶頂を得られるだろう。

だが、これは鍛錬の合間の、
ベストラとの親睦を深める行為でもあるのだ。
だからこそ、俺は片手を彼女の胸へ伸ばし――

ベストラ
「あぁああぁあ……ッ!?
それっ、それはぁ……っ!?」

ベストラ
「おっぱいも……ああぁああっ、
も、もみほぐしていただけるのですね……?」

ベストラ
「うぅっ、んやあぁああ……っ!?
なんという、なんという波状攻撃、でしょうかっ」

ベストラ
「性交だけで果ててしまいそう、なのにぃっ!
上からも……あぁぁあっ、こんなっ、ふぁぁああンっ♪」

これだけの筋肉量を誇りながら、
ベストラの乳房はその柔らかさを一切失っていない。

腹筋に触れ、乳房に触れ、そして頬を撫でてやる。
その繰り返しに、ベストラは幸せそうな笑みをみせ、

ベストラ
「ふぁあああっ、もっと、もっとして、くださいぃっ!
王子にされるとぉっ、嬉しくて……幸せでぇ……ッ!!」

その感情は、おそらくこちらと同じものだろう。

もはやいつ破裂してもおかしくない、
腰の中心の劣情は、ベストラに触れる度に、
益々大きく膨れ上がっていくのだ。

ベストラ
「ふやぁああぁああンっ!! んんんぅっ!!
わた、しっ、わたしぃっもう、もうイっちゃいそう、なのでぇっ」

ベストラ
「おねがい、おねがいしますっ、おうじぃ……っ!!
一緒にっ、わたしと一緒にイってくれませんか……っ!?」

望むところだった。

綱渡りのような、絶妙な均衡をもって
射精の瞬間を先延ばしにしていた俺は、
ベストラの呼吸に合わせてその熱を更に高めていく。

ベストラ
「あぁああぁっ、やぁあっ、はぁ、んっ、ンぁああっ!!
果てますっ、い、イきますぅ……ッ!!」

ベストラ
「んんぅ~~~~~~ッ!! ――ッ!! ――ッ!!」

美しく腹筋を蠢かせながら、
ベストラは深く高い絶頂の瞬間を迎えた。

それと同時に、俺もベストラの最奥に、
一滴も余すこと無く精液を注ぎ込んでいく。

ベストラ
「ハァ……ハァ……んぅっ……ハァ……」

ベストラ
「さ、最高でした……最高の気分です……」

ベストラは長い試合を終えた後のような、
満ち足りた表情でこちらを見つめてくる。

俺もベストラに賛美を送るかのように、
深く頷き返してから、彼女の隣へと転がった。

ベストラ
「性交は、鍛錬と似ていますね……」

ベストラ
「極めることは難しく、
しかし重ねた努力はいつか、形となって現れる……」

そうして、ベストラは最高に輝く笑みを浮かべながら、
こんな言葉を続けたのだった。

ベストラ
「王子、これからもふたりで、
性と武の高みを目指しましょう!!」