プニル寝室2 シーンテキスト
フェンリル
『オオーーーーン……! オオオーーーーン……』
いったいどうしたのだろう。
フェンリルときたらなぜか、夜中の間ずっと外で遠吠えをしていた。
それがどうにも気になって、あまりよく眠れなかったのだが。
プニル
「王子……もう、フェンリルとプニルは我慢できないんだがお」
窓の外が白んできたとき、ふいに俺の寝室に現れたのはプニルだった。
彼女の黒い肌にはなんと、あのいつもの長い布すらも巻かれていない。
それどころか毛も生えていないあそこからは、だらだらと
いやらしい粘液が垂れていた。
プニル
「フェンリルは発情期になったがお!
だから、プニルの体も熱いんだがお……雄を求めてしまうんだがお!」
そう言うやいなや、プニルがベッドに飛び込んで来た。
──またいつぞやのように、騙して襲いかかろうとしているのでは?
そんなことを思ってあたりを見回すと。
フェンリル
『オオン……オオウ!』
やはり丸っこい魔物がいつの間にか、新調したベッドの枕元に
うずくまっていた。
が、妙だ。はあはあと息も荒く、気配を殺そうともしていない。
それどころかフェンリルは床の上で、プニルのかわりのあの布にくるまり、
熱っぽい顔で涎を垂らすばかりだった。
まさか、本当に?
プニル
「ねえ、王子。もうこの際王子でいいんだがお。
体がうずいてたまらないんだがお! フェンリルが求めてるんだがおー!」
のしかかってきたプニルも、俺の胸元に興奮して涎を垂らした。
どうやら本当にフェンリルは発情期で、その影響をプニルも
受けてしまっているらしい。
プニル
「はい、王子……ここだがお!」
いきなりプニルはベッドの上で、四つん這いになると小さなお尻を
持ち上げた。もちろんこちらに晒されるのは、くぱくぱと小さく
開いたピンク色の花びらだ。
そこはまだ男のものを受け入れたことがないのだろう。
しかし十分に濡れそぼち、男のものを受け入れる準備ができていた。
プニル
「後ろから、獣のように犯して、だがおー!」
ふりふりとお尻から生えた尻尾すら動かして、プニルが催促する。
それはいいが──少し抵抗感があった。
プニルはフェンリルと一つになっているために、
同じく発情しているわけだが。
しかし女のプニルとフェンリルとでは、性別が違うはずだ。
雄に突っ込む趣味は俺にはないのだ。
などと打ち明けて、やんわり断ろうとしたのだが──。
プニル
「なに言ってるがお? フェンリルは雌がおよ!?」
──とんでもない事実が発覚した。
まさか、フェンリルも女の子だったなんて!
そういえばナニがついているのを確認したことはなかった。
プニル
「さあ、いいからくるがお! 王子っ……きゃわん!」
なら、遠慮することはなにもないか。
俺は一気にプニルに覆い被さると、
前戯もなしにいきなり突っ込んでやった。
プニル
「あぁん! わひゃん! ああぁあんっ、は、激しいがおー!」
プニルがやかましく泣き喚こうとも容赦しない。
ついでにフェンリルも、快楽が伝わっているのだろう。
ベッドの側で悶え始めた。
いいぞ、思い知らせてやる!
俺は前回、無理矢理中断させられたことを思い出し、
ここぞとばかりに欲望に従い腰を打ち付けた。
プニル
「すごい、すごいがお! 王子……に、人間の交尾、
気持ちいいがおよ!?」
やがてプニルも慣れてきたのか、初めてで破瓜の血をにじませながらも、
自分から尻を振り始める。
いつしか彼女は、フェンリルから伸びていた布の端っこを握っていた。
それはより一匹と一人とを強く結びつける力を持っているものか。
びくん! とプニルがのけぞると、同じくフェンリルも反応を見せた。
プニル
「きゃあああああん! こんなの、すごすぎるがおー!
フェンリルも、交尾は初体験なんだがお!!」
しかもまさかの、フェンリルも処女だったようだ。
別にフェンリル自体を犯しているわけではないのだが、
完全にプニルと同調し、ひくひく体を震わせている。
それがちょっと面白くて、俺は余計にぱんぱんと腰を叩きつけるのだった。
プニル
「はあん! ひゃあぁあん! あんあんあんあんあんあんあんあん!!
ダメがお! これ以上気持ちよくされたら、されたら……フェンリルが
どうにかなっちゃいそうがおー!!」
しかしプニルの中ときたら、初めてなのに相当具合がいい。
きつく締まるくせに、こっちのものを飲み込もうと食らいついて
離さないのだ。
それはフェンリルの貪欲さにも似ているか。
つい俺は欲望のままに、遠慮なくプニルの中に出してやった。
プニル
「!? ふぁんっ? あ、あ……熱いっ、熱いがお!!
なにしたがお、王子……。こ、こんなの知らないがお……はふぅ」
きゅっきゅっと肉ひだを痙攣させて、プニルの体から力が抜けた。
フェンリルもくたっと、短い手足を伸ばしてへばる。
フェンリル
『ガル、ウ……』
プニル
「……王、子。なんか、プニルもフェンリルも……変、がお。
王子に逆らう気、嘘みたいになくなっちゃったがおよ……」
プニル
「もう王子を、フェンリルは食べないがお。
食べられたのは、こっちの方だがおね。ふふっ」
プニル
「……!? えっ、え?
ま、まだ動くがお? あ……ひゃわあン!!
そ、そこダメ、なんか敏感がおよ!」
抜かずに二発目へと移行した俺に、プニルが驚いたようだ。
だが、この程度で終わらせるものか。今日は俺が獣なのだ。
プニル
「あ、ああああああああああ!
そこっ、そこ弱いがおって言ってるのに!」
フェンリル
『ガオン、ウオン!?』
プニル
「あっ、あっ、飛ぶ! なんか飛んじゃうがお!
ああ……きゃわーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!?」
二発目の射精も、もちろんたっぷりとプニルの中に吐き出した。
それでもどうやら俺の自慢のイチモツは、今日は衰えてくれないらしい。
プニル
「ちょっ、ま、またがおか!?
そんな何回も、プニルは、プニルは……! あっ、んっ、ひゃわっ!
ああああん!!」
結局昼過ぎまでたっぷり、何度も何度もプニルに注ぎ込んでやった。
プニル
「や、やっぱり……王子に食われるの、ダメ、がお……。
フェンリルが食う、がお……おおう」
終わった後、ベッドからずり落ちたプニルが、
フェンリルの上で弱々しく呟いていた──。