プシュケ寝室1 シーンテキスト

宵闇のような色をした少女の長髪が、
最高級のカーペットのようにシーツの上に横たわっていた。

プシュケ
「うふふっ……。
男の方に裸を見られるのって、思ったより恥ずかしいですね」

頬を染めて囁いた全裸の少女に、綺麗だ、と返す。

プシュケ
「まぁ。王子さまったら、お上手なんですから」

プシュケ
「でも、王子さまのも……ふふっ♪
とてもたくましくて……恰好いいですよ?」

覆いかぶさろうとする俺の股間に微笑しながら手を伸ばし、
いきり立った牡棒を繊細な手指で優しく包み込む。

プシュケ
「はぁぁ……すごく硬くて、熱い……。
これがもうすぐ、私の中に入ってくるのですね?」

期待と興奮と微かな不安を瞳に宿し、
プシュケは少しずつ息を荒げていく。

その生娘らしい反応に僅かなためらいが生じ、
本当に俺でいいのか、と思わず訊ねてしまった。

プシュケ
「ええ……王子さま、貴方がいいのです。
闇の力に染まった私を受け容れてくださった貴方が」

プシュケ
「ですから、今夜は私に受け容れさせてください。
大好きな貴方を……そのすべてを」

そう囁くと、あらかじめ決めていたかのように
落ち着いた動作でゆっくりと脚を開いていく。

それなりに由緒ある名家の令嬢である彼女に
これ以上の痴態を演じさせては申し訳ない。

そう思い、あえてもどかしげに
唾液で濡らしたペニスの先を拡げた恥唇の奥に据える。

プシュケ
「んっ……ふふっ、くすぐった……ぃひゃんっ!?」

プシュケ
「あっ、は、入って……く、ふぅぅ……っん……」

にゅるん、と狭い入り口を通り抜けた先で、
少女の純潔を証明する微かな抵抗に遭遇する。

プシュケ
「はぁ、はぁっ……んっ、お、王子さまぁ……。
来て、ください……もっと、もっと奥で、ひとつに……」

切なげな眼差しでの懇願に頷きで応じ、
ぐっと腰に力を入れる。

先端に感じていた抵抗がはじけて消えると、
そのまま亀頭がプシュケの最奥を貫いた。

プシュケ
「んッ……ふっ、んんんんんんんン~~~~~ッッ!!」

噛み殺した悲鳴が少女の白い喉を震わせる。

大丈夫か、と訊ねると、彼女は少しぎこちなく微笑んだ。

プシュケ
「ふふっ……ええ、嬉しいです。
貴方を……んっ……こうして受け容れることができて」

プシュケ
「はぁ、はぁ……ようこそいらっしゃいました。
今日は私の中で、たくさん気持ちよくなってくださいね♪」

甘い囁きに脳が酔わされたのと同時に、
愛液がじゅわりと湧出して愚息を熱く蕩かせる。

あまりの心地よさに情けない喘ぎを漏らした俺は、
気恥ずかしさを隠すために
ふかふかとした双乳に枕のように顔を埋めた。

プシュケ
「あんっ……ふふっ、王子さまったら。
そんなにお顔をスリスリされたら、恥ずかしいですぅ♪」

と言いながらも、プシュケは自ら左右の乳房を
中央に寄せて俺の頬を隙間なく包み込んでくれる。

極上の柔らかさと優しさに溺れ、
懐かしいまでの安心感に思わず涙が出そうになった。

プシュケ
「ひゃンっ!? ふぁ、あっ、はぁぁ……っ♪
もう、王子さまったらぁ……ぁっ、やぁん……っ、
そんなに吸っても……ミルクなんて出ませんよ?」

プシュケ
「んっ……ふふっ♪ でも、今の王子さま……、
一生懸命……んンっ……おっぱい、チュウチュウして……、
ふぁ、ぁンっ……うふふ、赤ちゃんみたいで……可愛いです♪」

プシュケ
「はぁ、はぁぁ……ふふふ、いい子いい子♪
とっても上手に……おっぱい、吸えましたね♪」

優しく頭を撫でながら褒めてもらえたことで、
目の前の少女が母であるかのように思えてくる。

できるなら本当に彼女の子供になりたい、とさえ思った。

だが、揺りかごのように心地よい柔肉に包まれている愚息は、
先ほどから激しく脈動し、自らの存在の証を
愛しい相手に刻み込みたいと切実に訴えている。

プシュケ
「……え? もう出てしまいそうなのですか?」

もう、という一言に少しだけ自尊心を傷つけられつつも、
すまない、と俺は素直に己の不甲斐なさを詫びた。

プシュケの膣内が気持ちよすぎるのがいけないのだ、と
心の中で言い訳しながら肉茎を引き抜こうとすると、

プシュケ
「や、んんっ……もう、いけませんよぉ?
私に断りもなく、勝手に出ていってしまっては」

たおやかな女の繊手に根元を握られ、
抜け出そうになっていたペニスを引き留められた。

プシュケ
「ぁんっ……言ったではないですか?
王子さまのすべてを受け容れたい、って……」

小刻みに身を震わせながら腰を浮かせ、
健気にも再び自らの中へ愚息を招き入れようとする。

プシュケ
「はぁぁ、ぁンっ……もし、お嫌でなければ……、
私の中で、最後まで……気持ちよくなっていいのですよ?」

プシュケ
「貴方の……んっ……悩みも、欲望も、全部……っ、
ぜんぶ私が……いちばん奥で、受け止めてあげますから……」

プシュケ
「ですから……遠慮しないでくださいね?
お好きなところに……ンッ……お好きなだけ、
気持ちよく……吐き出していいのですから♪」

どうぞ、と言わんばかりの無防備な笑みが
踏みとどまっていた理性を崖下へ突き落とした。

目の前の少女と一番深いところで繋がり合いたい、
という切なる想いが胸と腰奥とを焦がしていく。

大きく背を反らして亀頭を最奥に届かせた瞬間、
溢れた情愛が愛しい相手の胎内へと注ぎ込んでいった。

プシュケ
「――んぅンっ!?
ふわぁぁ、ぁっ、あぁっ、はぁあぁぁん……っ♪
でて、るぅ……んッ……熱いの、いっぱい……っ♪」

子宮を満たしゆく熱に酔わされていくかのように、
幸せそうに結合部を見つめる少女の瞳が徐々に惚けていく。

こんなに満ち足りた気分になるのはいつ以来だろう、
と感涙すら催しながら、幸福な射精に長々と打ち震えた。

プシュケ
「はぁ、はぁ、はぁぁ……ふふっ♪
上手に射精できましたね……よしよし♪」

ぐったりと脱力した俺を抱きしめてくれたプシュケは、
愛する我が子にそうするように優しく頭を撫でてくれる。

今夜はもう離れたくない、と俺が囁くと、
彼女は困ったような笑みを湛えて言った。

プシュケ
「もう……王子さまったら、甘えん坊さんなんですから」

プシュケ
「でも……嬉しいです♪
私のここに……ご満足いただけたということですよね?」

穏やかに微笑んだプシュケの手が下腹を撫でると、
まだ中にいる愚息が伝わってきた優しい刺激に震える。

プシュケ
「でしたら、構いません。
王子さまがお休みになるまでは、
こうして一つに繋がっていましょう」

プシュケ
「……うふふ、なんて。
本当は私も、初めからそう提案しようと思っていたのです」

悪戯っぽく微笑むプシュケ。

その両脚に腰が抱きしめられ、
どこもかしこも柔らかい彼女の肢体と
暖かな多幸感に全身が包み込まれる。

そして、微かな寝息が耳許で響いた気がした頃、
俺の意識は吹き消された火のように
どっぷりと甘い闇に溶け込んでいったのだった。