ブランシュ寝室1 シーンテキスト

ブランシュ
「王子、やめっ……だめだってば! 聞いてるの!?」

ブランシュを寝台へ押し倒し、
獣めいた四つん這いの姿勢を取らせる。

か弱い抵抗があったような気もするが、大した問題ではない。
そもそもの元凶は彼女自身が誘惑したことなのだから。

ブランシュ
「ぜ、全然聞いてない~~っ!?
待って、ねぇ王子待って! 待ちなさい! お預け! お座り!」

ブランシュの下半身を覆う邪魔な布を引きずり下ろす。

限界を超えていきり立った怒張を押し付けてみると、
言葉とは裏腹に、彼女の秘所はしっとりと潤っていた。

ブランシュ
「待って待って王子当たってる!
ちょっと冷静になって! ね!?」

俺は限りなく冷静だった。

目の前の美しい餌を、どう料理すれば美味しく味わえるのか、
無数の攻め方を模索するほどの余裕があるのだから。

ブランシュ
「王子、目が怖い! 怖いって!
もうちょっと優しくしてよばかぁ~~!!」

――あれは日が沈んだばかりの頃だっただろうか。
ブランシュは酒瓶を片手に、俺の部屋を尋ねてきたのである。

獣人の部族に伝わる精の付く薬草酒を振る舞いたい、
と言う彼女の誘いを、ありがたく受けたのだが――

ブランシュ
「か、顔が笑ってない。笑ってないんだけど……!
じょ、冗談でしょ……? ね……?」

薬草酒を半分ほど空けた頃だったか、
隣に座るブランシュが酷く魅力的に見え、
理性のタガが外れたかのように襲いかかってしまった。

――事実、ブランシュの美しい髪もきめ細やかな肌もふわふわとした
耳も空色に輝く瞳も細く折れそうな首筋も豊かに張りつめた胸も
何もかもが、是非とも襲って欲しいと俺に主張していたのである。

これは仕方ない。
ここまで全力で誘われてしまっては、
襲わない方がおかしいものである。

ブランシュ
「そ、それにどうしてこんな格好させるの!?
これじゃぁ犬みたいじゃない……っ」

どうしてこんな格好を、とは、
随分と不思議なことを尋ねるものだった。
これは丁寧に教えてやらねばなるまい。

ブランシュは魔獣を従えているな?
と確認するように問いかける。

ブランシュ
「ふぇ……? そ、そうだけど……」

俺はこれからブランシュを従えるのだぞ?
ブランシュは俺の犬なのだから四足歩行だろう?
と更に重ねて問いかける。

ブランシュ
「えぇぇ!? そ、それはちょっと違わないかしら? ね?」

なればこそブランシュには、獣めいたこの格好こそ相応しい。
何より淫乱な雌犬のように蹂躙され、快楽に喘ぐブランシュを、
心の底から『素直に』見てみたいと思っているのだ。

ブランシュ
「すっごく飛躍してるわ!? 私は犬じゃないし!!」

犬ではないと言いながら、
ブランシュは雌犬めいて誘うように尻を振っている。
その様に、説得力など欠片も存在しなかった。

ブランシュ
「誘ってない! 逃げようとしているの~っ!!」

正直じゃないな、と肩をすくめつつ、
彼女の腰をがっしりと掴む。

柔らかな尻の感触を楽しみながら、
淫穴に肉棒を押し付け――

ブランシュ
「王子ぃ! お願いだからっ! ちょっと待ってぇっ!!」

きゃんきゃんとよく吠える雌犬だと思いつつ、
そこまで言うのならと肉棒の進撃を一時押し留めることにする。

ブランシュ
「あぅ……ありがと……」

呼吸を整えているブランシュに、
そちらから誘っておいて何故止めるのかと問いかける。

ブランシュ
「誘ってないし……一緒にお酒飲んでただけよね?」

ブランシュ
「王子が相手なら、
こんな無理やりにしなくても受け入れるのに……」

無理やりとはどういうことだろうか?
誘ってきたのはブランシュで、
俺は『素直に』その誘いに乗っただけなのだが。

ブランシュ
「『素直に』……? あぁッ……もしかして……っ!!」

何か心当たりがあるのだろうか。

ともかくお預けをされるにも限度がある。
これほどまでに極上の尻を前に、
あとどれだけ堪えていられるというのか。

ブランシュ
「間違いなく……そうよね……アレのせいよね……」

ブランシュ
「あーもう……わかったわ。
半分は私のせいだし、今日は大人しく襲われてあげる」

ブランシュ
「でも、初めてをあげるんだから、
心して味わいなさいよ……? いいわね?」

熱に浮かされているという自覚はあったが、
彼女の言葉はやけにしっとりと、心の中に染み渡っていく。

己の中の冷静な部分が、
淫乱な雌犬には違いないが、丁寧に優しく抱いてやれ、
と要請しているようにも思えた。

今夜だけは優しく扱ってやろうと心に決め、
仕方ない、と深くうなずき返してみせる。

ブランシュ
「ありがと……王子」

一時停止していた腰を、少しずつ前に進めていく。

溢れかえった蜜は、円滑に肉棒を誘い、
やがて小さな抵抗がその動きを阻もうと立ちふさがった。

ブランシュ
「……初めてはすごく痛いって聞くから、
ゆっくり、優しくしてね……?」

頷き返し、焦らすような速度でゆっくりと、
ブランシュの中を割り開いていく。

ぶつん、と何かを破るような感触が、肉棒に伝わってきた。

ブランシュ
「んぅ……ッ」

押し殺すようなうめきが愛らしい。

鼓膜を甘くくすぐるような響きを楽しみながら、
ブランシュの最奥までの道程をたっぷりと味わう。

この小道を初めて進むのも、今まさに割入っているのも、
そして彼女がそれを許したのも俺だけなのだと考えると、
誇らしさと嬉しさを覚えた。

ブランシュ
「あっ……奥……あたって……あぅ……」

ブランシュ
「……まだ痛いけど……んんっ……
ゆっくりなら動いていいから……ね?」

まだ辛いだろうに、ブランシュは乞うように腰をゆるく振り、
肉棒をねだってくる。

応えるようにゆっくりと抽挿を始めると、
最初の苦痛に耐えるものとは違う、とろけた声が微かに聴こえた。

ブランシュ
「ぁあっ……び、びりびりする……。
痛いの……に……んぁあっ……じんわり、温かくて……」

ブランシュの感じている温かさは、
こちらの感じているものと同じなのだろうか。

彼女の膣内は柔らかく愚息を包み込み、
愛撫するようにその熱をゆったりと伝えてくる。

ブランシュ
「あぁああ……っ! ……こ、これ、だめっ……!」

ブランシュ
「ゆっくりされると……んぁあっ!?
おなかの……なか……撫でられてるみたい……でぇっ!」

小刻みに、ブランシュの腰が震える。
それ程悦んでくれるなら、更に続けてやらねばなるまい。

ブランシュ
「んぁあっ!? へ、変な声……でる……ひぁあっ!?」

枕に顔を埋めようとしたブランシュを強く突き上げ、
元の姿勢――四つん這いへと戻させる。

ブランシュ
「ど……して……?」

ブランシュ
「え……? 私の声が……可愛い……から?」

首肯を返し、先程よりも少しだけ速めた抽挿を続ける。

ブランシュの声は耳に心地よく、
いつまでも聴いていたいものだと『素直に』思うのである。

ブランシュ
「後で馬鹿にしたら……きゃぅっ……ゆ、許さないから……」

馬鹿になどするものか、という代わりに、
ブランシュの最奥を肉棒の先端で小突いてやる。

ブランシュ
「ひぁあああッ!?」

甲高い嬌声が耳を愉しませ、強い締め付けが肉棒を悦ばせる。

ブランシュの全身、頭の上から足の指先までの何もかもが、
極上の快楽発生装置であるようにも思えた。

ブランシュ
「ぅあっ……んぅっ……ああぁッ!!
王子のが……お腹の中……ぐりぐりってぇ……っ!!」

ぐりぐりと動いているのは彼女の腰の方だった。

ブランシュ自身が快楽を得ようと、
腰を動かしていることを、自分では気付いていない様子である。

ブランシュ
「う、動かして……ふぇっ……ない……しっ」

快楽を貪ろうとしていることを認めない彼女に苦笑しながら、
徐々に高まりつつある自身の熱を腰の奥に感じる。

ブランシュを気遣うような抽挿でありながら、
彼女自身の腰の動きも加わって、
愚息の決壊もそう遠くない状況にあった。

ブランシュ
「ぅああっ!? 王子の……んぅぅっ……大きく……」

ブランシュ
「私のからだ……んぅっ……きもちいい……の……?」

とろけるような声色での問いかけ。
耳と心に直撃する、甘いその問いに、小さく頷き返す。

ブランシュ
「じゃあ……これ終わったら……ひぁあっ……
もういっかい……んぅっ……しよ……?」

既に第二回戦の約束とは、と呆れながらも、
愚息はその提案を喜ぶように快楽の熱を高めていく。

ブランシュとなら永遠に繋がっていられると、
我が愚息も『素直に』思ったのだ。

ブランシュ
「だ……から……ひぁああっ!?
も、ぅ……イっても……いい……?」

達しても良いかという問いかけに応える代わりに、
抽挿の速度を速めていく。

腰の奥に渦巻くこちらの快楽も、
最早限界を迎えつつあるのだから。

ブランシュ
「んぅ!? ひぁっ……あああッ!?」

びくりと膣壁が震え、
最奥に突き立てた肉棒を吸い上げるように膣全体が脈動する。

ブランシュ
「ひやぁあああああああああッ!?」

促されるがままに、
焦らされ続けていた精液がブランシュの胎内へと解き放たれる。

脳髄を焼くような快感が、腰から全身へと駆け巡った。

ブランシュ
「ふぇ……あぁ……」

力なく崩れ落ちたブランシュは、
ようやく犬めいた四つん這いから解放され、寝台へと横たわる。

ブランシュ
「指先まで……びりびりしてる……」

――そうして同時に、視界鮮明になったような感覚を覚える。

精液と一緒に、
何か取りついていたものを撃ちだしたかのような感覚だった。

ブランシュ
「…………うぅぅぅ……ごめん王子」

寝台の上で器用に方向転換し、
ブランシュはこちらを向いて、

ブランシュ
「たぶんね、王子がちょっと変だったの、
私が持ってきた薬草酒の効能だと思うの……」

どういうことか、と疑問に思いつつ、
薬草酒の効能を問いかけてみると、ブランシュは視線を逸らしつつ、

ブランシュ
「あのね……『素直に』なる薬草だって、
獣人の部族に伝わってる薬草で……」

ブランシュ
「王子の強さの秘密を、『素直に』語ってくれないかなぁって、
そう思ったのでした……」

そう思ったのでした、どころの騒ぎではなかった。

薬草の効能がもし、
本当に『素直に』なるものなのだとしたら――

ブランシュ
「でも王子、私を犬みたいにして後ろから突き上げたいとか、
耳とか胸とか味わいたいとか、私の声聞きたいとか……」

ブランシュは、んふふ、と含みのある笑みを浮かべ、

ブランシュ
「わんわんブランシュがお好みかしら。わんわん」

頬が赤くなっていくのが、鏡を見るまでもなく分かる。

楽しそうに犬の鳴き真似をするブランシュを見つめつつ、
おかしな薬草を盛られた仕返しは、
第二回戦で果たしてやろうと心に決めるのだった。