フーコ寝室1 シーンテキスト

フーコ
「ん……んちゅ、ちゅうぅぅ……ペロ、れろ、れろろ……っ」

――俺は夢でも見ているのだろうか?

フーコ
「ん……王子、どう? 気持ちいい?
ぺろっ、レロレロ、れろぉ、れろろぉ……っ」

座卓の下に潜り込んだフーコが、
俺の勃起の先端に丹念に舌を這わせている。

くすぐったいような快楽が断続的に亀頭を襲い、
頬を染めたフーコの悩ましげな上目遣いも相まって、
途方もない興奮が愚息を急速に成長させていく。

――のだが、なぜそのような状況に陥っているのか、
その理由に関する記憶がぽっかりと抜け落ちている。

フーコ
「ん……なんか、しょっぱいのが出てきた……」

フーコ
「ふふっ、嬉しい……ペロロ、レロん、レロロ……っ。
ん、ふ……ちゅ、ちゅぅ……王子……気持ちいいんだね?」

拙いばかりだったと思っていたフーコの舌技も、
舌を回して亀頭を転がしたり、先端に甘く吸い付いたりと
徐々に多彩になっていく。

――なんて、愉しんでいる場合でもあるまい、と
俺は増していく快楽に抗うように記憶を反すうした。

記憶が確かなら、俺は小一時間ほど前に、
「この前のお礼をしたい」と言うフーコに招かれて、
彼女の部屋――つまり今いるこの部屋を訪れた。

そして「準備をするから待っていてほしい」との要望に従い、
座卓の前に腰掛けて供された茶を飲んでいると、
ふいに耐え難い睡魔に襲われて――――。

フーコ
「……ふふっ、王子、動けないんだね。
あの薬……本当に眠くなるだけじゃなかったんだ」

薬、という剣呑な単語が耳に入り、
俺は即座に現在の状況に陥った経緯を悟った。

先刻の茶に一服盛ったな、と
愚息を舌で弄び続けるフーコに問いただすと、

フーコ
「ん……はむん……っ」

ぱくり、と音がしそうな勢いで
フーコが亀頭を口に含んだ。

温かな口腔粘膜に包み込まれ、
亀頭から全身へかけて溶かされていくような錯覚を覚える。

フーコ
「ん……んじゅ、じゅるる、じゅるるぷっ……。
ふ、ぅん……じゅぷぷ、ぢゅぷっ、ぢゅるるるる……」

ふいにフーコが顔を前後に動かし、
頬がこけるほど強く吸い付きながら
狭い口腔でペニスを扱き始めた。

奥にあるものが吸い取られそうなほど激しい吸茎に、
甘い疼きが全身に行き渡っていく。

フーコ
「んむっ、ん、ふぅん……ずちゅ、じゅぶっ、じゅずずずずっ、
んぢゅる、ヂュルルル、ぢゅずずずず、じゅぽっ、じゅぽっ……」

フーコ
「ん……王子、気持ちよさそう……ん、ぢゅううぅぅ……っ♪」

一心不乱に肉棒を頬張り、しゃぶり、しごくフーコ。

その動き自体は苛烈そのものだが、
俺を見上げる瞳には慈しむような色が浮かんでいる。

竿を昇りはじめた射精感に堪えながら、
なぜこんなことをするんだ、と震える声で問いを放った。

フーコ
「ん、んじゅ、じゅるるるル……っ。
……ぷはっ、はっ、はぁ……っ」

フーコ
「……だって、王子に……ん、ちゅ、ちゅぅ……っ。
最高の……恩返しがしたかったから……」

フーコ
「ペロ、レロ、れろろっ……ん、人間の、男の人は……、
こうやって……ちゅ、ちゅル……オチ○チンを、
おクチで気持ちよくしてあげると……喜ぶって聞いたよ?」

どうなの、と問うような視線を向けるフーコに、
仮にそうだとしても、
薬を盛って無理矢理することはないだろう、と返す。

フーコ
「だって……あむっ……じゅる、くちゅ、むちゅル……、
ちゅぽっ……ん……王子に、断られたくなかったから」

そう言ってこちらを見上げるフーコの瞳が、
切なげに潤んでいることに、ふと気がついた。

フーコ
「王子は……はむン……ぢゅぷっ、ジュルル、くちゅル……、
ん……風神の娘なんかに……んぁむ、れちゅ、ぷちゅぅ、
ぷぁ……オチ○チン、舐められたくないかもしれない……」

フーコ
「でも……はむっ、ん……くちゅ、れちゅ、ちゅっぷ……、
ふぁ、はぁ、はぁ……絶対に……ん、ちゅ、ちゅう……、
気持ちよく……なってもらいたかったから……」

フーコ
「はぁ、はぁっ……風神の娘でも……ん、ちゅっ……、
人間の、王子のこと……気持ちよくさせてあげられるって、
証明したかったから……」

そう言うとフーコは亀頭から唇を離し、
愛おしげに、慰撫するかのように、愚息に頬ずりをした。

フーコ
「ねえ、王子……オチ○チン、気持ちいい?
わたし……ん……うまくできてる?」

すがるようにこちらを見上げるフーコに、
ああ、と頷きを返し、彼女の小さな頭を撫でる。

そうして俺は、
いつのまにか身体に自由が戻っていたことに気づいた。

フーコ
「えへへ……気持ちいいんだ。嬉しい……♪
じゃあ、もっと気持ちよくしてあげる……」

俺の身体に自由が戻ったことには気づかない様子で、
フーコはニッコリと嬉しそうに笑った。

胸に湧き上がった得体の知れない感情に、
心臓をぎゅっと鷲掴みにされる。

フーコ
「あむっ……ぴちゅ、ちゅぷ、くちゅ、れちゅルル……」

先端がフーコの唇に包まれ、
舌と上顎とで甘噛みされ、
ころころと舌で転がされる。

フーコ
「ん……じゅる、じゅちゅる、ずじゅるるる……っ。
んっふ、ん……タマタマも、さわってあげる……」

ペニスを強く吸い上げながら、
フーコは根本の袋に手で触れ、
細い指で中のものを優しく転がす。

慈しむようなフーコの口淫に、
性的快感とは別の暖かな感情が次々と生まれていく。

フーコ
「ん、ふふ……おクチのナカで、ピクピクしてゆ……♪
ん、ぢゅうぅぅ……もう、射精しちゃいそうなの?」

ああ、と俺が頷くと、フーコは嬉しそうに目を細めた。

フーコ
「ふふ……じゃあ、私のおクチにいっぱい射精してね」

そう言うなり、苦しそうに眉根を寄せながらも
根本付近まで深々とペニスを呑み込んで、

フーコ
「んジュルルるっ、じゅぶぶぶッ、ずぢゅるるるるルッ!
じゅずずずずッ……ヂュぶっじゅずるるルルルッ!
ぐぽっ! ぐぷっ! ぶぢゅルルル……ッ!」

下品なまでの吸い音を立てながら、
懸命に頭を振って喉と唇と舌とで肉棒をシゴき始めた。

ペニスが吐き出されるたびに、
フーコの唾液と俺の先走りとの混合液が飛び散り、
下の床に淫らな染みを描く。

フーコ
「ん、むふぅ……むちゅっ、ぢゅぶっ……、
ぢゅぶるるっ! ずっちゅ! じゅぶるっ!
ちゅぶぶッ! ぢゅずずルっ! ぶじゅるるるるッ!」

フーコ
「んぐぅ……ぐぷっ、じゅぷるっぢゅぷぷっ!
おうひ……ん、じゅずルルっ、ぐちゅっ、ちゅぶるっ、
んぅぅ……はやふ、らひて……ん、じゅずずっぢゅるるるっ!」

涙目で射精を懇願するフーコに、
切なる愛しさと、早く望みを叶えてやりたいという
使命感にも似た焦燥が湧き上がる。

そうした感情と、圧倒的なまでの快感に急き立てられ、
吸い上げられる勢いに乗じて、一気に白精を解き放った。

フーコ
「むぐぅんんッ!?
ん、んぐ、んむぅ……んんんんん~~~ンンッッ!!!」

膨らみきった肉棒がビクビクと震え、
フーコの口内に灼熱の雄汁を何度も注ぎ込んでいく。

そのたびにフーコもピクンと肩を揺らしたが、
やがて長い射精が終わり、
愚息が大人しくなったのを見届けると、

フーコ
「ん……んく、んくっ……んぅう……んくん……っ」

瞳に浮かんだ涙をふるふると震わせ、
亀頭に口をつけたまま、
喉を鳴らして口腔内の精液を飲み下していく。

快い絶頂の余韻と多幸感に包まれて惚けていた俺は、
我に返るなり、慌ててフーコの肩を叩いた。

そして、きょとんと首をかしげる彼女に、
無理に飲まなくてもいいのだと説明する。

フーコ
「ん……んく、んぐっ……ぷはぁ、ハァ、ハァッ……。
すごい……思ってたよりも、いっぱい出た……」

フーコ
「……でも、美味しくはなかったけど、別に嫌じゃないよ?」

フーコ
「だって……王子が出してくれたものだから」

当然のことのように囁かれたフーコの言葉に、
全身が熱くなっていくのを感じた。

目の前の少女を自分のものにしたい、
という邪な衝動が唐突に沸き起こる。

フーコ
「……どう、王子? 気持ちよかった?」

答えるかわりに、俺はフーコを卓の下から引っ張り上げ、
そのまま強く抱きしめた。

フーコ
「え……王子、いつから動けたの……?」

フーコ
「…………王子?」

フーコ
「なんで……こんなに強く抱きしめるの?」

フーコ
「私のこと……どうにかするつもりなの?」

そのうち分かるさ、と囁くと、俺はしばしの間、
そのままフーコを抱きしめ続けたのだった。