フリーデ寝室2 シーンテキスト
フリーデ
「……ほら、早く確認してよ。
あたしだって、こんな格好するのは恥ずかしいんだから……」
少女の密やかな囁きが、
寝室を満たした静寂にかすかな波紋を生じさせる。
俺は呆れの混じった溜息を漏らし、
なにも全部脱ぐことはないではないか、と返す。
帝国の若き女重装砲兵、フリーデは、
いまや着ていたものをすべて脱ぎ去り、
生まれたままの姿を寝台の上に晒していた。
フリーデ
「へへ……どう? 綺麗な身体してるでしょ?
アソコだって……ほら、綺麗なピンク色だよ?」
緊張を故意に押し隠した陽気さで、
形の崩れていない陰唇を割って
桃色の花弁を剥き出しにする。
フリーデ
「これでもあたしが、あんな奴に汚されたって思う?」
わかったから早く服を着ろ、と俺はフリーデに命じる。
かつて帝国の元伯爵、ベラートに仕えていた彼女に、
あの男に純潔を捧げたのではないのかという
下衆な勘ぐりをしてしまった俺にも確かに非はある。
だが、処女かどうかを確認するだけなら全裸になる必要はない。
とすれば彼女のこの奇行は、俺へのあてつけなのだろうか。
フリーデ
「……やだ。
王子が確かめてくれるまでは、
絶対に服なんか着てやんないから」
わがままを言うな、とため息混じりに返した俺は、
ふと小さな違和感が意識に忍び込んだことに気づく。
これまでフリーデが、今の主である
俺の命令に逆らったことが一度でもあっただろうか?
フリーデ
「……あたしなりに真剣に考えたんだよ?」
フリーデ
「今までは誰かの命令に従ってばっかりだったし、
それが当然だと思ってたけどさ……」
フリーデ
「その……初めての相手くらいは
自分で納得のいく相手を選ぶべきなんじゃないかって」
なにを言っているんだ、と困惑する俺を他所に、
フリーデは身体の側面を下に向け、
その反対側の脚を大きく開きながら囁いた。
フリーデ
「来て、王子……確かめてよ。
あたしの身体、好きにしちゃっていいからさ」
フリーデ
「その……おっきくなってるヤツでさ。
あたしがまだ処女だってこと、確認して……」
その一言でようやく彼女の真意を理解すると、
深奥で燃え上がった激しい情火が
理性を黒く焦がしていくのを感じた。
性急に服を脱ぎ捨て、猛った男根を
彼女の小さな蜜穴に無我夢中で突き入れる。
フリーデ
「ひぅッ!? ん、んんんんンッ!!
あ……い、痛っ……ぁっ、あぁああぁッ!!」
押し戻すような抵抗を亀頭で貫いた直後、
まだ十分に濡れていなかったのではないかという不安がよぎる。
だが、互いの下腹が触れあうほど深く沈潜すると、
そこは窮屈ながらも潤いに満ちた心地よい穴だとわかった。
フリーデ
「はぁ、あっ……い、いたた……っ。
や、これ……くぅぅっ……ダメ、ジンジンして……、
む、無理、こんなの……ぅぁっ……い、痛すぎ……っ」
寒気を感じているかのように
ブルブルと総身を震わせる姿が痛ましく、
一旦抜こうか、と思わず提案すると、
フリーデ
「う……ううん、いい。
いま抜いちゃったら、たぶん二度と
挿れられたくなくなっちゃうから……」
フリーデは即座に頭を振って
気丈にも破瓜の痛みに堪える道を選んだ。
フリーデ
「く、うぅ……アソコの奥……、
王子と、繋がってるとこ……すっごく、熱い……っ」
フリーデ
「はぁ、はぁ……けど、よかった……。
あんな奴じゃなくて、王子が最初で……」
あんな奴、とは、かつて仕えた主である
ベラートのことを指しているのだろう。
あの男のことなど忘れさせてやる、と囁くと、
俺は愛液をまぶした指で尖った肉芽に軽く触れた。
フリーデ
「ひゃんッ! ちょ、や、やめっ……んんっ!
お、王子……ひぁっ、そ、そこ、くすぐったいってばぁ……っ」
先ほどまで感じていた痛みを忘れたかのように、
目をつむってくすぐったそうに身をよじるフリーデ。
だが、そのまま女の快楽の芯を執拗に愛撫し続けると、
次第に膣内がきゅぅきゅぅと収縮するようになってきた。
フリーデ
「あ……あれ?
なんか、ちょっと痛くなくなってきた……かも」
掴みつつある感覚を後押ししてやるため、
感じるようになってきたんじゃないか、と囁くと、
フリーデ
「う、うん……あっ、んんっ……そ、そうかも……」
フリーデ
「アソコ、まだ、ジンジンして……熱い……けど、
ドキドキして……なんか、中から溶けちゃいそうで……」
フリーデ
「ふぁっ……な、なんだろ……これ?
頭、ボーっとして……気持ちいい、かも……」
フリーデ
「ねぇ、王子……んっ……これが、セックス……なの?」
初めての感覚に瞳を輝かせるフリーデに、
本当に気持ちいいのはこれからだと伝えると、
フリーデ
「ほ、本当?
ねぇ、王子ぃ……お願い、もっと気持ちよくしてぇ♪」
フリーデはもどかしげに腰をくねらせ、
とろけた声でさらなる快楽をねだった。
主従の関係など忘れてしまったかのような
甘えん坊な仕草に愛しさが募り、
ゆるやかな抽挿で処女膣を優しく擦り上げていく。
フリーデ
「ふぁあっ、やっ、あぁぁん……っ♪
すごっ……んんっ……ゾクゾクしてぇ……っ、
あぁぁ……いい、オチ○ポ、気持ちイイ……っ♪」
フリーデ
「あぁんっ……そこ、ズリズリされるの……好きぃ♪
おうじぃ……はぁぁっ……もっと、いっぱい擦ってぇっ♪」
突き入れ、引き抜く動作を繰り返すたびに、
宵闇のような色の瞳が酔ったように混濁していく。
湧き出る淫蜜がグチュグチュと淫らな響きを奏で、
漂いはじめた濃厚な女の香りに意識が漂白されていった。
フリーデ
「はぁっ、はぁっ……んっ……お、王子……っ、
いま……ぁぁっ……ビクッて、震えたよね……?」
フリーデ
「でる……んンッ……でちゃうの?
精子……もぅ、でちゃいそうなの……?」
そんな期待するような目で見るな、
との忠告を受けたにもかかわらず、
フリーデは蕩けた瞳に期待の色を輝かせた。
フリーデ
「あぁぁ……あたし、射精されちゃうんだ……♪
ぁンっ……初めてなのに、中出しされちゃうんだ……♪」
フリーデ
「あっ、あぁっ、はぁぁっ、やぁぁん……っ♪
や……王子、すっごく射精したそうな顔してる……っ♪
先っぽ……奥っ、コンコン叩いてるぅぅ……っ♪」
フリーデ
「ダメ……ふぁぁっ、ぁっ……ら、らめぇ……っ♪
あっ、赤ちゃん、できちゃったらぁ……あっ、ああぁん……っ、
家族に……んんンッ……な、なんて、説明したら……っ」
フリーデ
「……でも、もし……んッ……ナカに、射精されたら……」
フリーデ
「やぁあんっ……だ、だめっ……あたし……、
中出しされたいって……思っちゃってるよぅっ♪」
取り留めのない言葉を漏らす口は、
もはや思考と直結してしまっているのだろう。
それだけに射精を願う言葉は真実味を帯び、
牡の本能を直に揺さぶってきた。
竿の中心を駆け上がった熱いものを、
吸い上げるような膣の流れに乗って
最奥へと到達した亀頭が満を持して放出する。
フリーデ
「んんんんンンン~~~っ!
あっ、あ、ぁ……あぁぁああぁあああンッ!!」
一際甲高い嬌声があがると、
同時にフリーデの背中が弧を描くようにしなった。
その衝撃で抜けそうになったペニスを
再び奥深くまで押し込み、粛々と子宮に精を送り込む。
フリーデ
「あぁぁ……出てる……んんっ……ドクドクって……♪」
フリーデ
「はぁ、はぁ……ぁっ……すごっ、熱いの、どんどん来て……、
んんっ……これが、中出し……される感じなんだぁ……っ♪」
もう終いだというところまで放出しきっても、
なおも甘えるように吸着する膣の収縮に催促され、
限界を超えた精液を際限なく絞られ続ける。
勝ち気で爽やかな印象のフリーデに
これほどの淫乱の素質があるとは思いもよらず、
目のくらむような感覚にしばし酔い痴れた。
フリーデ
「はぁぁ……すっごく気持ちよかったぁ……♪
初めてでも、こんなに気持ちよくなれるもんなんだ……」
フリーデ
「……ふふっ♪
あたしの他に5人も子供を作ろうと思った
父様と母様の気持ちがやっとわかったかも」
それはちょっと違うんじゃないか、と俺は苦笑する。
フリーデの両親が多くの子供を授かることとなった
一番の要因は、やはり二人が深く愛し合っていたことだろう。
フリーデ
「そっか。確かに好きな相手とじゃないと
あんまり気持ちよくなれないって言うもんね……」
フリーデ
「……うん。
やっぱりあたし、王子のところに来てよかった」
フリーデ
「初めての相手が、王子でよかった……」
うっとりと目を細めたままフリーデは言葉を紡ぐ。
その純真可憐な姿に狂おしいほどの愛しさが募り、
たまらず膝の上に抱き上げると、疑って悪かった、と囁いた。
フリーデ
「ううん……ありがとう、王子。
たくさん迷惑かけたあたしを、こうして受け容れてくれて」
フリーデ
「あたし……これからもずっと
王子の命令だったらなんでも聞くからね?」
ならば、こうして抱き合っている時くらいは
主従の関係を忘れて恋人として接してくれ、と命じる。
すると彼女は嬉しそうに頷き、
両腕と両脚を俺の身体に巻き付けると、
そのまま全身で俺を愛しげに包み込んだのだった。