フィー寝室1 シーンテキスト

フィー
「こーんばーんわー」

ひょこっとドアから顔を出したのは、
真剣な面持ちのフィーだった。

大きな目でこちらを見ながら、
フィーはあたりをきょろきょろと見回している。

フィー
「ここが王子の寝室……」

ぶつぶつと何か言いつつ、フィーが寝室に入ってきた。

フィー
「いきなり人を呼びつけるなんて、
一体何の用よ」

フィー
「言っておくけど、あたしも暇じゃないんだけど。
くぐつの調整とかしなきゃならないんだからね」

強気な物言いの彼女を見ているとき、
ふと気が付いた。

腕を組みふんぞり返っているように見えるが、
よく見ると肩がかすかに震えている。

フィー
「な、なによ!ふ、震えてなんかないわよ!」

そうは言うが、明らかに彼女の目は泳いでいる。
俺が黙ったままでいると、観念したのかフィーが
ため息をついた。

フィー
「あーもう!今まで男の人とこうして接したことが
ないのよ!その、だから緊張してるっていうか……」

いつも強気なせいか、この言葉は意外だった。
そこで俺はフィーに、男を気持ちよくする術は
知っているのか?と尋ねた。

フィー
「す、術……?」

知らないのか。と零すと、それにカチンときたのか
フィーが前に歩み出た。

フィー
「し、知ってるわよそれぐらい!緊張してるからって
そこまで馬鹿にしないでよね」

どう見ても強がりなのは見て取れるが、
彼女は俺にベッドで横になるように指示すると
下半身に手を伸ばした。

フィー
「こ、これが男の人の……」

たどたどしいが何とかペニスを露わにさせ、
初めてみる男性器に彼女が息を飲んだ。

怖かったら止めていいんだぞ。という安い挑発に
彼女はできるわよ!と返し、ゆっくりと手を上下に
動かし始める。

フィー
「こ、こんな感じ、かな……」

小さな手でぎこちないが、ゆっくりと
刺激を与えていく。

緊張で冷たい指が竿を這い、カリ部分をつーっと
なぞっていく。

フィー
「わ……、どんどん硬くなっていってる……」

初めてみる反応に驚きつつも、
興味津々にペニスをしごいていく。

おぼつかないのが逆にペニスにランダムな
快楽をもたらし、焦らされる感覚になる。

フィー
「なんだか楽しくなってきたかも……。
こんなに大きくなるんだ」

ごくり、とまた唾をのみ、
その顔は笑っているように見える。

行為に夢中になっているせいか、
だんだんと胸元がずれていき胸が露わになっている。

フィー
「あっ、ここを擦るとビクってなる……。
気持ちいいの?」

にやけながらこちらを見るフィーは、
嬉しそうに反応を楽しんでいる。

フィー
「ここも揉んであげる……。
あ、また硬くなった」

フィー
「すっごいびくびくしてる。
感じてるって思っていいんだよね」

玉袋を手で揉みながら、片方の手はペニスに快楽を
与えていく。
同時に攻められ、ペニスにも限界が近づいてくる。

亀頭を指の腹でこすりあげたとき、
びくんっと我慢汁が零れだした。

フィー
「なんか先から出てきたんだけど。
くんくん……。変わった匂いがする……」

指でそれをすくいつつ、亀頭を指の腹で撫でる。
その刺激に、思わず精液が飛び出した。

フィー
「わっ! なんか出てきたっ。
……もしかしてこれが精液ってやつ?」

精液で汚れた指をまじまじと見つめながら、
フィーがにやりと笑った。

フィー
「ふふん。案外やればできるじゃない!
さっすがあたし!」

嬉しそうに話しながら、彼女は指についた精液を
舐め上げていた。