フィリーネ寝室1 シーンテキスト

フィリーネ
「や、やめろ……っ!
今なら酒の勢いということにして、忘れてやるから……!!」

遠く聞こえるのは、王国、帝国間の、
親睦を深めるべく開かれた酒宴の騒ぎ声。

しかしそれらは、どこか現実感の無い、
遠い世界のことであるように思える。

フィリーネ
「しっかりしろ……!!
昼間はあんなにまともな君主っぷりだったではないか!!」

もうろうとした意識の中、
実に柔らかく温かな、ふわふわの毛布の様な感触に、
思うがままに頬ずりをすると、その毛布がじたばたと暴れだした。

フィリーネ
「ち、違うっ! 私は貴公の布団でも毛布でもない!
えぇい、強いからといって酒を飲ませすぎたか……ッ!!」

――酒。

そう、確か俺は、帝国から出向してきた騎士である、
フィリーネと飲み比べをしていたはずだった。

それがどうして、こんなに良い香りのする、
ぬくぬくとした毛布に頬ずりをしているのだろうか……。

フィリーネ
「良い香り、とか……っ!!
くっ……やめろっ、ほんとに……うぅ、
こういうの、私は慣れてないんだぞ……ッ!!」

しかし、何とも言えぬ良い香りなのだ……。

それにこの枕も、ふわふわで、ふかふかで、
こんな手触りの枕なら、一生抱いていても良いと思える程の……。

フィリーネ
「わ、わわわ、私のおっぱいは枕じゃない……ッ!!
ひぁっ、やっ、やめろっ、そんな……んぅっ……!?」

フィリーネ
「へ、変な気分に……うぅ……だ、だめだ王子!
わ、私なんかに……その……ひぁあああっ!?」

――何かがおかしい。

なぜ枕が、こんなに可愛らしい声で鳴くのだろうか。

それにこの手触り……しっとりとしていて……良い香りがして……。

フィリーネ
「だから枕じゃないと言っておろう――ッ!!」

べぢんっ!

限りなく鈍く重い音が、頭蓋に響く。

吸い込まれるかのように、
フィリーネの拳は、俺の頬にめり込んでいた。

フィリーネ
「あっ……えっと……済まない……。
思わず拳が……って、あっ、だ、大丈夫か!?」

大丈夫ではなかったが、
激痛故に、ようやく状況が飲み込めてきた。

俺が組み敷いていたのは枕や毛布ではなく、
あられもない姿になったフィリーネであったのだ。

フィリーネ
「そう、そうだ。偉いぞ王子。
よくぞ正気に戻ってくれた」

そう、これはフィリーネに、
たらふく酒を飲まされた結果で……。

フィリーネ
「ああ。済まないことをしたな。
貴公の飲みっぷりがあまりに素晴らしかったものだから……」

それ故に、今の俺は幸せな幻覚を見ていて……。

フィリーネ
「ん? 何? えぇと、これは幻覚ではなく……おい、貴公?」

夢の中だからこそ、この魅力的に過ぎるフィリーネの、
すばらしく柔らかいたわわな胸を、
欲望のままに貪る事ができるということだな……?

フィリーネ
「貴公――ッ!! 全然酔いが抜けてないな貴公――ッ!?」

フィリーネ
「や、やめっ、ひぁっ!?
こ、こんな所でどうして脱いだり……って、きゃぁああっ!?」

フィリーネ
「なんだそれ、なんだその、えぇと、巨大なおち○ちんはー!!」

フィリーネ
「何かの病気か!? それとも人種や種族的な違いか!?
こ、子供の頃に引っ張って遊んだ弟のおち○ちんは、
そんなに巨大じゃなかったぞ……ッ!?」

フィリーネの弟が羨ましいな……。
おち○ちんを引っ張ってもらえるなんて……。

彼女の弟への羨ましさを胸に抱きつつ、
俺は豊穣の乳房の谷間へと、
酔った開拓者をぐいぐいと埋めていく。

双乳の狭間に侵入した肉棒は、
この世のものとは思えない程の優しいぬくもりと、
ふわふわぷにゅぷにゅとした感触に包み込まれた。

フィリーネ
「ひとのおっぱいを実況するなーッ!!」

実況したくなる程に、胸部を育て上げたフィリーネが悪い。

それにこれは酒精の見せた幻覚なのだ。
存分に味わっておかねばもったいない。

ぐいぐいと腰を振り、ふるふると揺れる乳房を目で楽しみ、
包み込んでくるぬくもりを肉棒で余すところなく味わっていく。

フィリーネ
「うぅ……ど、どうしておっぱいで挟ませたりするのだ……。
んっ……こんなの……子作りの仕方と全然違うではないか……」

フィリーネ
「な、何……? これは、恋人同士がする遊びだと……?」

フィリーネ
「そうか、そうだったのか……。
世の仲睦まじい恋人達は、
おっぱいでおち○ちんを挟んで遊ぶのか……」

この幻覚の中ではそうなのだ。

深く何度も頷き返しつつ、
その挙動に合わせて勢いをつけて腰を振る。

自在に形を変えるフィリーネの乳房は、
単調なこちらのおっぱい抽挿運動に、
不規則かつ絶妙な刺激の波を加えてくる。

フィリーネ
「うぅ、わ、分かった……。
これは貴公を玩具にして、飲ませすぎた私の責任でもある……」

フィリーネ
「酔いが覚めたら……うぅ、か、覚悟しておくのだぞ……?」

フィリーネ
「……フィリーネ、い、いざ、参る……っ」

ぷにっ。

フィリーネは覚悟を決めたかのように、
己の乳房を両手で支え、肉棒を圧迫するかのように寄せてきた。

春の陽射しの如きおっぱいの楽園は、
突如として夏の浜辺の如き、灼熱地帯に変貌したのだ。

フィリーネ
「うぅ……おち○ちんの先っぽが、
わ、私の胸に、出たり入ったり……してる……」

フィリーネ
「んっ、こんな光景を……見る日が来るとは、
か、考えたことすら……ひぁっ……無かったぞ……?」

こちらとしても、酒の見せる幻覚の中とはいえ、
麗しい帝国の騎士たるフィリーネの、
乳房を玩具に出来る日が来るとは考えたことも無かった。

フィリーネ
「う、麗しいとか言うな……んっ……ば、馬鹿者っ!
この状況は麗しさとか……か、欠片もないだろう……っ!!」

フィリーネ
「他国の長に……ひぁっ……お、押し倒されて、
おっぱいで……奉仕させられ……て……っ!!」

フィリーネ
「貴公でなければ頭を叩き割っているところだ……ッ!!」

フィリーネ
「……ふぇっ? えっ? き、貴公なら、良いのかって……。
そ、そういうことは素面の時に聞け! 今聞くな大馬鹿者ぉ!!」

喚き声を上げつつも、フィリーネは奉仕の手を止めず、
愚息に最上級の乳圧と、最高級のぬくもりを与えてくれる。

しっとりとした彼女の汗と、滑らかな肌の感触が相まって、
完全なる調和のとれた摩擦感が、
愚息に刻まれる快感を、際限なく高めていった。

フィリーネ
「うぅぅ……どうしてそう、
貴公は幸せそうに腰を振るのだ……まったく……」

フィリーネ
「そういえば、男性は気持ちよくなると、
精液というのが、先端から出るのだろう……?」

フィリーネ
「だ、出す前に、ちゃんと言うのだぞ……?」

フィリーネ
「……えっ? 絶頂を伝えるのは、恥ずかしい……だと?
わ、私のおかれた状況の方が恥ずかしいだろう、どう見てもッ!」

フィリーネ
「まだ酒宴は続いている……だろう?
衣服が精液まみれになっては、戻るに戻れない……」

フィリーネ
「ぜ、全部飲んでやると……言っているのだ。
貴公の精液を、この私が、飲んでやると……」

フィリーネ
「わ、わぁっ!? 貴公は野生動物か!
本能に忠実過ぎると思わないのか!
い、いきなり元気になりおってーッ!!」

フィリーネが精液を飲んでくれる、
そんな素晴らしすぎる幻覚を味わいたい一心で、
腰の奥に宿った快楽の火種を、丁寧に育て上げていく。

フィリーネ
「ひぁっ……うぅ……ど、どうしてこんなことに……」

フィリーネ
「ほらっ、ぎゅってしてやるから、
もっと頑張って腰を振れ……ッ!!」

フィリーネ
「私のおっぱいを犯したのだ、
ちゃんと気持ちよくならないと、許さないからな……ッ!!」

フィリーネの声援を受け、
欲望の限界突破をした愚息は、
射精の瞬間を目指して全力で感度を高めていく。

フィリーネ
「な、何? 出る? わ、分かった……!!」

フィリーネ
「全部受け止めてやる……ッ!!
貴公のすべてを、私がこの身で……ッ!!」

フィリーネ
「あっ……あむっ……んっ、んぶぅうっ……!?」

尿道を焼き尽くし、全身の神経を焦がしながら、
快楽の塊と化した精液は肉棒の先端から噴出し、その濁流は、
フィリーネの口内へと、途切れることなく突撃していく。

フィリーネ
「うぇっ、ちょ、ちょっと待……んぶっ、んんんー!!」

フィリーネ
「んくっ……ごくっ……うぇえ……ま、まずい……」

フィリーネ
「喉にひっかかるし……ぺとぺとするし……うぅ……」

精液の生産者としては、
少しばかり申し訳ない気分が押し寄せてくる。

謝罪の意を込めて、艶やかな黒髪を撫でてやっていると、
フィリーネは含みのありそうな微笑みを浮かべて、

フィリーネ
「でも……悪くない。
貴公を絶頂に導いた証こそが、この精液だとすれば、
私は龍殺しならぬ、王子のおち○ちん殺しということだな」

フィリーネ
「酔いから覚めた後を、楽しみにしておくと良い。
貴公のこの破廉恥な行為の数々、
余すこと無く素面の貴公に聞かせてやるからな……ッ!!」

そうして、衣服を正してから、俺たちは酒宴へと戻っていく。

その後、この夜だけで四度、
フィリーネを押し倒すことになるとは、
二人共、全く想像すらしないままに……。