ファー寝室3 シーンテキスト
荒々しい音を立て、俺の部屋の扉が勢いよく開かれる。
入ってきたのはファーだった。
ファー
「お、王子! あれだ! あれなんだ!」
――あれでは分からない。
おおよその見当は付いていたが、
あえて、とぼけた答えを返してやる。
ファー
「今日の戦いは激しくてな!
いつも以上に、こう……気分が燃えたまま、収まらないんだよ!」
ファー
「だからいつものをしてくれよ。
も、もう耐えられないんだよぉ……」
ファーが内股になって足同士を擦り合わせる。
その頬は熟れた果実のように赤く染まっていた。
ファー
「な、なぁ……本当は分かってるんだろ?
準備はもうできてるんだよ……だから……」
ファー
「王子のソレ……早くくれよぉ……」
足を擦り合わせるだけでは収まらず、
淫らに腰をくねらせてファーが誘ってくる。
その姿を見ているだけで、容易く自制は解けてしまった。
ファーに背中を向けるよう指示すると、
ファー
「え? 後ろ向き?
いつもと……違うぞ……?」
こういうやり方もあるのだと、
服を剥ぎながら言う。
後ろからファーの秘処に指を這わすと、
そこは確かに十分濡れそぼっていた。
張り詰めた愚息に手を添えて、
声をかけずにファーの中に挿し込む。
ファー
「ひゃああぁっっ!!
い、いきなりかよぉ……っ!?」
批難めいた声を上げたファーだが、
その肉洞はすでに蕩けており、難なく男根を受け容れた。
ファー
「ひゃんっ!?
な、なんだ……い、今……どこかに当たった?」
子宮口を突かれたファーが蕩けた声を出す。
俺は腰を大きく引き、また勢いよく突いた。
ファー
「あぁ……王子、すごいよ……きゃんっ!
ふぁ……あんっ! 奥……奥いい……」
最奥部への刺激に蕩けきっているファー。
一番奥に押し込む度、身体と尻尾がぴくりとはねた。
目の前を揺れる尻尾を、何の気なしに握ると、
肉壺がきゅんと甘く収縮した。
ファー
「ダ、ダメだって、しっぽは……!
はなし……あんっ! に、にぎにぎしないでぇ!」
気持ちいいのではないのか、と尋ねると、
ファーはきょとんとした顔をこちらに向けた。
ファー
「よ、よく分かんないけど……王子にぎゅってされると
身体の力が抜けて、頭が真っ白になるんだ」
では試してみようと、
人差し指で尻尾をつーっと撫でてみた。
ファー
「ひゃああんっ!
い、今の、なに……胸が……きゅうってなった……?」
柔らかい毛でおおわれた尻尾を、
掌で軽く包んで、毛並みとは逆に滑らせていく。
ファー
「あぁああんっ!!
ん、んんぅぅ……くぅ……ふ、ふわって……」
ファー
「オ、オレ……おかしい……のか?
しっぽで……頭、真っ白になっちゃって……」
結合部からトロトロの汁を垂らしながら
ファーが戸惑い気味に呟く。
尻尾で感じてもなんの問題もないのだと、
言い聞かせるように囁いてやる。
ファー
「そ、そうか……よかった……
あ、あの……さ、それじゃあ……もっとしてくれるか?」
ファーが言い終わる前に俺は尻尾を握りしめた。
そうしながら腰を荒々しく振っていく。
ファー
「ああぁんっ! あん、あぁあんっ! ああぁっっ!!
はぁ……あっ! ぁあぁ、あっ! んっ! くぅ……」
全身から汗を噴き出しながらファーが鳴いた。
もう何度となく達しているようだ。
ファー
「ど、どうしよう……どうしよう、王子ぃ……
どんどん気持ちよくなって……止まら、ひぁっ……ないよぉっ」
教えてもいないのに、
ファーは自分から身体を前後に揺らし、俺の肉棒に奉仕する。
性に対する知識が皆無だった少女が、
一途に、快楽をひたすら貪っている。
その光景は、見ているだけでも脳髄を痺れさせた。
ファー
「あぁっ、あっああぁあっっ!!
ま、また……あたま、まっしろに……はぁ……っ!」
ファー
「オレ……おもらししてる……?
さっきから……なんども、なにか……でてる……っ!」
ファーの秘所は、なんども潮を噴き続けていた。
蜜は太ももを伝わり、地面に水たまりをつくっている。
ファー
「び、びしょびしょだ……ごめん、おうじ……あんっ!
おうじ、ぬらしちゃって、る……っ、んっ!」
ファー
「ああ……あんっ! で、でも……止めらん、ない……
ひゃああぁんっ! ま、またぁぁ……っ!」
気にせず何度でも出せばいいと耳元で囁いてやる。
そう聞かされたファーは救われたような表情になった。
俺の望みはファーがどこまでも気持ちよくなること。
腰に捻りを加えて彼女に更なる悦楽を与える。
ファー
「はぁ、ああ……あンッ! んん……っ!
おうじ……しゅごい……しゅごいっ!」
ファー
「もう……わけ、わかんないの……ンッ!
ど、どうなるの……オレ、どうなる、の……っ!」
ファー
「あっあぁぁあああっっっ!!!
ふぁぁ……ま、また……また、もっときもちよく……」
ファー
「こ、こんなの……あたま、おかしく……ンッ!
なっちゃう、よぉ……あぁんっ! あんあぁんっ!」
さっきから何度も繰り返されている蜜壺のうねりに、
俺の射精感は抑えられないところまで来た。
最後の力を振り絞り、
ファーのよく締まった尻に激しく腰を叩き付けた。
ファー
「ああっあっあっああっっ! つ、つよい……ッ!
そんなに、つよく……あてられたら……」
ファー
「お、おくにあるの……こわれ、ちゃうよぉ……っ!
オ、オレ、こわれ……ちゃう……っ!!」
ファー
「ぁああんっ! あっああっあんっ! ぅンッ!
くぅ……ンッ! しゅごい……しゅごしゅぎてっ!」
ファー
「あ、あぁんっ! くる……また、くる……のっ!
いままで、で……いちばん、おっきなの……ッッ!!」
切羽詰まった声を出し、ファーが身体を揺り動かす。
迫り来る絶頂を迎えようとしているようだ。
せっかくだ、最高の絶頂を味わわせてやりたいと、
俺は射精をぐっと堪えてさらに肉茎を突き込んだ。
ファー
「ひゃっ! ああぁっ! あん、ああぁあんっ!!
おうじ……おうじ、ちょうだい……あのしろいの……」
ファー
「あの、しろい汁で……オレをいっぱいに、してっ!
あぁあんっ! くぅぅ……んっっ! あんっ!!」
ついに俺は我慢しきれなくなった。
最後、思い切り腰を押し付けて、
ファーの子宮目がけて白濁液を発射した。
ファー
「お、おうじの……っっ!!!
ゃああっっ!! ぁぁああああぁぁああっっっ!!!」
ファーが身を勢いよく反らせて達する。
俺はその身体を後ろから抱きしめた。
ファー
「はぁぁぁ…………」
気の抜けた吐息と共に、ファーは床の上に座り込む。
ファー
「わっ……冷た……っ」
ファーの愛液に、潮、それから俺の精液が飛び散って、
引敷は辺り一帯が水浸しになっていた。
ファー
「にししっ! いっぱい出ちゃったもんな?」
にっ、と歯を見せて笑いかけてくる。
いつも通りのファーだ。
ファー
「でもなぁ……なんか悔しい。負けたみたいじゃんか」
負けた?
よく分からないことを言ってくる。
ファー
「だって、オレは何度も真っ白になっただろ?
なのに王子は白いのを一回出しただけ」
ファー
「これって、オレが負けたってことだよな?」
二人で快感を求めていくのに勝ち負けなんてない。
俺はそう説明する。
ファー
「むぅ……そうなのかな?
なーんか、納得できないぞ?」
俺は切り口を変えて、
むしろ何度も達したファーがうらやましいと言う。
俺は到達できなかった高みまで達したのだから、と。
ファー
「え、そうか? そういうものなのか?」
ファー
「むふふ……
確かにオレ、すごいとこまでイッちゃったよ?」
うらやましい、実にうらやましいと
おだて上げる。
ファー
「そんなにうらやましいならさ、
オレが王子をそこまで連れてってやるよ。
もう一回しようぜ!」
ファーが無邪気に笑いかけてきた。
こうなってしまっては、断ることなど出来るはずもない。
そうして俺とファーは、
長い長い延長戦に突入するのだった。