ピッキー寝室2 シーンテキスト

ピッキー
「ひぎぁっ……い、痛ぁ……くぅ……ないですぅぅぅ……」

しっとりと潤ったピッキーの蜜道には、
俺の肉棒がその先端を埋めている。

ピッキーは破瓜の痛みに涙を浮かべ、
その身をふるふると震わせていた。

ピッキー
「あ、あの……王子の旦那……?
え、遠慮しなくて、良いので……んぐぅっ……ひぁあっ!」

純潔を散らしたばかりだというのに、
ピッキーは健気に、そんなことを言ってくる。

しかし、これは彼女にとっての初めての交わりなのだ。

一度しかない初めての経験なのだから、
大切に、ゆっくりとこの時を過ごさせてやりたかった。

ピッキー
「うぅ……すみません……お世話をかけます……」

性の交わりの最中とは思えない言葉の選び方に、
思わず苦笑が漏れてしまう。

深呼吸を繰り返すピッキーの手を握ってやると、
痛いくらいに肉棒を締め付ける膣口が、
ほんの少しだけ、ふわりと緩んだ。

ピッキー
「んっ……王子の旦那って、
こういう時優しくしてくれるんですね……」

ピッキー
「同い年の子に聞いた話じゃ、
男はがっつくばかりだとか、色々怖いことを聞いていたので……」

ピッキー
「……王子の旦那が優しくて、良かったぁ」

そう言いながら、
ピッキーはこちらに手を伸ばし、俺の頬に触れてくる。

普段ならば俺よりもほんの少しだけ低い、
心地よい冷たさを持つ彼女だが、
今俺に触れているそれは、ほんのりと熱を帯びていた。

ピッキー
「……でも、遠慮はしないで、良いんですよ? 本当に」

ピッキー
「動かなくても、こうしているだけでどきどきして、
実はすごく満たされちゃってる感じなんですけど……」

ピッキー
「男の子は、動かないと気持ちよくないんですよね……?」

ピッキーは、俺の形を確認するかのように、
きゅうきゅうと、優しく肉棒を締め付けてくる。

ピッキー
「ちょっとずーつ、痛さも和らいできたので……。
王子の好きなように、私のことを使ってくださいな」

ピッキー
「……えっ? あ、あの、どうしました?
王子の旦那、何か顔が怒ってませんか?」

怒りもしようというものだった。

その理由を伝えてやると、
ピッキーは顔を真っ赤にして、

ピッキー
「使うとか言うなって……えっ、えぇ?」

ピッキー
「あたしは道具じゃなくて、王子にとって、大切な存在……?
ば、ばっかですか! 王子の旦那はばかですか!!」

ピッキー
「そんなこと言われたら……うぅ、
も、もっと好きになっちゃいますよ……」

ピッキーは、表情だけでなく、
膣口の震えでもその感情を伝えてくる。

彼女もこの交わりを、大切なものだと考えていてくれた。
その事実に照れくさい嬉しさを覚えつつ、
俺はゆっくりと、ピッキーの中心を味わうことにした。

ピッキー
「んぅっ、あっ……王子のが、うごいて……」

ピッキー
「だ、大丈夫ですか……?
あたしの、変な形だったりしません?
ちゃんと気持ちいい感じです……?」

ピッキー
「……えへっ、良かったぁ」

ピッキー
「ひぅっ……な、なんだか恥ずかしいですね、これ」

……恥ずかしい?

ピッキー
「恥ずかしいですよ! ひぁっ、だ、だって、
子作りしてるんですよ、あたしたち……」

ピッキー
「んぅぅっ、王子のおち○ちんが、
全部……あぁっ、あたしの中に……入ってるんですよ?」

ピッキー
「目の前に王子がいて……ひぁっ、
す、すっごくやらしいこと、いけないこと、してるんですよ?」

そう語りながらも、ピッキーは膣口の締め付けで、
肉棒に甘い刺激を降らせてくる。

恥ずかしいと言いながらも、
心地よさを感じてくれているのだろうか?

ピッキー
「ばっ、ばかですか! やっぱりばかですよね!」

ピッキー
「そういうことは……あぁっ、さ、察してくださいよ……うぅ」

ピッキー
「こんなに濡れ濡れで、
なんかおもらししたみたいになってて……」

ピッキー
「お腹の奥も……ぞくぞく、してぇ……っ」

ピッキー
「な、なんか変な声もっ、で、でちゃってぇ……っ!」

ピッキー
「あたしが気持ちよくなっちゃってるの、
い、言わなくてもっ……ひぁああっ、
わ、わかるじゃないですかぁ……!!」

とはいえ、やはり初めての性交なのだ。

ピッキーに最高の心地よさを与えてやりたいと、
思わないはずがないのである。

ピッキー
「うぅぅぅぅ……そういうトコまで優しいというか、
やらしいというか……ほ、ほら、顔にやけてますし……」

ピッキー
「そうですよ……? 王子のおち○ちんで、
あたしの身体、すごい熱くなって、気持ちよくなってて……」

ピッキー
「さっきまで痛かったはずなのに、
なんだか今は、ふわふわして、お風呂に入ってる時みたいで」

ピッキー
「王子がちょっと動くだけで、
ああぁっ、お、おなかが、びくびく、ふるえて……っ!
だ、だから……あの、王子……? 王子の旦那ぁ……っ!」

ピッキー
「うぅぅぅっ! い、いつまで焦らすんですかぁ……!
もうスグにでもイっちゃいそうなのにぃ……ひぁあっ、
これじゃあ、が、我慢させられてるっ、みたいでぇ……!!」

どうやら、ピッキーを気遣ったゆったりとした抽挿が、
意図せず彼女を焦らしてしまっていたらしい。

ならばと、彼女の脚を抱えるようにして、
腰を振る速度を徐々に上げていくと、

ピッキー
「きゃぅっ……ひぁっ、あぁああっ!
これっ、これしゅごっ、すごいですぅ……!!」

ピッキー
「とけちゃうっ、熱くて溶けちゃいそうです……っ!!」

ピッキー
「おち○ちん……ごつごつってぇ……っ、
おにゃかっ、おなかのっ、なかぁっ!
びくびく、ぞくぞくしてぇ……ぁあぁあっ!!」

ピッキーの反応を見ながら、
彼女が最も心地よいと感じている場所を狙い、
重点的に亀頭を押し付け、ぐりぐりと抽挿を繰り返す。

彼女の膣口は、抽挿の度に律儀に震えて、
まるで睦言を交わしているかのような一体感を与えてくれた。

ピッキー
「おうじっ、おうじもぉ……きもち、いいですか……?
あたしのなかっ……きもちっ、いいですか……?」

徐々に高まっていく射精欲を感じつつ、
ピッキーの問いに深く首肯を返してみせる。

ピッキー
「んぅっ、ぁあああっ、よ、よかったぁ……♪
王子がっ、ちゃんと気持ちよくなってくれてぇ……♪」

ピッキーの最奥は、初めてとは思えないほどに、
精巣の奥から精液を吸い上げるかのような、
強い吸引力を以て俺を抱きしめてくれている。

彼女が精一杯、俺を抱きしめてくれているというだけでなく、
これはきっと、生来の俺達の相性によるものなのだろう。

ピッキー
「あぁっ、ひぅっ、んやぁあ……っ!!
王子っ、王子のおち○ちん、また大きくなって……っ!?」

俺が大きくなっているのではない。

ピッキーがあまりに強く締め付けてくるがゆえに、
肉棒が大きくなったかのような錯覚を覚えているのだろう。

ピッキー
「これっ、こんなのっ、あぁっ、だ、だめですっ!
へ、へんなのきててっ、あたまがっ、ちかちかしてぇ!」

ピッキー
「こんなしゅごいのっ、初めてでぇ……!!」

ピッキーも、絶頂が近いのだろう。

初めての深い絶頂を前にして、
不安そうなピッキーの手をしっかりと握り、
俺は深い抽挿を幾度も繰り返す。

ピッキー
「あぁっ、んやぁああぁあっ!!
きちゃうっ、きちゃいますぅ……ッ!!」

ピッキー
「これっ、あぁっ、だめっ、だめぇ……ッ!!
王子っ、あぁぁっ! イっちゃ、イっちゃう――ッ!!」

ひときわ強く、強烈な吸引が愚息を襲う。

ピッキーの声にならない嬌声を聞きながら、
俺は彼女の最奥めがけて、濁流のような精液を解き放った。

ピッキー
「――っ!! んぁ……っ!! あぁ……ッ!!」

ピッキー
「ぁ……うぅ……んぅ……」

ピッキー
「ふぁ……王子の旦那も……イけました……?」

恥ずかしそうに問うてくるピッキーに、
こちらも気恥ずかしさを覚えつつ、頷いてみせる。

するとピッキーは、満足そうにうなずいてから、

ピッキー
「えへへへ……良かったぁ……それじゃあ――」

ピッキー
「――おやすみなさい!」

…………?

シーツを掴み、ピッキーはその顔を隠してしまった。

いったいどうしたのだと、シーツを引っ張ってみるが、
ピッキーはどうしても顔を見せようとはしてくれない。

ピッキー
「だ、だってぇ……!!
すっごい恥ずかしいことしてたって、
今になって自覚しちゃってぇ……!!」

ピッキー
「裸でぎゅーってしてたんですよ!?
おち○ちんが中に入ってたんですよ……!?
そのうえ、イくトコ見られちゃったんですよぉ……ッ!?」

ピッキー
「うわぁーん!
もう王子の旦那以外のお嫁さんにはなれないですー!!」

それから俺達は、性の交わりの後とは思えない、
普段どおりのやり取りを繰り返しながら、
ゆっくりと眠りについた。

どうやら、ピッキーと事後の甘い一時を過ごせるようになるには、
随分と時間がかかりそうなのであった……。