ピッキー寝室1 シーンテキスト
ピッキー
「お、おち○ちんさーん、気持ちいいですかぁ?」
――真夜中の寝室。
ピッキーは俺の肉棒を握ったまま、
引きつった笑顔を浮かべていた。
ピッキー
「……えっ? こ、怖かったらやめていいって……。
そ、そんなはずないじゃないですかー、だ、大丈夫ですって!」
本当にそうだろうか……?
緊張のあまり肉棒に語りかけはじめたピッキーを見るに、
やはり今夜は、こうした行為は、
やめておいた方が良いのではないだろうか。
ピッキー
「うぅ、そんなこと無いですし……」
ピッキー
「ほ、ほら、旦那のおち○ちんさんだって、
こんなに立派に固くなってるじゃないですか!」
ピッキー
「お預けは……か、可哀想ですよね?」
それはそうだが、とうなりつつ、
俺はこの状況の発端を思い出すことにする。
つい先刻まで、ピッキーとは執務室で酌み交わしつつ、
彼女の故郷である鋼の都の話を聞いていたのである。
その最中、酔った勢いなのか何なのか、
彼女は「王子の旦那のおち○ちん見せてください」などと、
不可解な要求をし始めたのだった。
ピッキー
「だ、だって見たかったんですもん……」
そうして、何度断っても退こうとしないピッキーに対し、
俺が折れる形で、こうして寝室へとやってきたのだった。
ピッキー
「それは何というか、一度言った手前、
引き下がるわけには行かなかったというか何というか……」
ピッキー
「うぅぅ……で、でも王子だって、
おち○ちんこんなにカッチコチにしてるじゃないですか!」
ピッキー
「えっちなことに興味無かったら、
女の子におち○ちん握られたくらいで固くなりませんよね!?」
ピッキーのような魅力的な女性に握られたら、
興味の有無に関わらず固くなってしまうのではないだろうか?
そう反論しようとしたのだが、
俺の言葉は彼女が肉棒をしごき始めたことで中断されてしまう。
ピッキー
「ほ、ほらっ、こうすると気持ちよくなるんですよね? ね?」
ピッキー
「カチコチで、びくびくして……え、えぇと……」
ピッキー
「あ、あたしのこと、ちょっとは可愛いとか、
そう思ってくれてるってことです……?」
ピッキーはその手先の器用さと、
持ち前の素早さを駆使して、
不慣れながらも絶妙な力加減で肉棒を扱いてきた。
繊細さと強さ、そして少しの戸惑いを孕んだ手の動きを前に、
俺の腰は主の意思とは無関係にびくびくと震えてしまう。
ピッキー
「あ、あの、王子の旦那?
その、どうして答えてくれないんですか……?」
それはピッキーの手の動きに、
完全に愚息が翻弄され、質問に答える余裕がないからだった。
悲しそうな表情を浮かべるピッキーに、
何とか言葉をかけようとするのだが――
ピッキー
「も、もしかして全然気持ちよくないとか……。
ご、ごめんなさい、もっと速くしますからぁ……!!」
――ッ!?
強烈すぎる刺激に、思わず射精しそうになってしまうのを、
全力で股間に力を込めることで、辛うじて回避する。
ピッキーの小さな手による奉仕は、
もはや淫技の域を超え、
強制的に精液を搾り取る拷問機械装置の領域に達していた。
ピッキー
「うぅ……王子の旦那を気持ちよくしたいのに、
こ、これじゃあ旦那の気を惹くことなんて……」
…………俺の、気を惹く?
ピッキー
「あ、あぁああっ!! な、なんでもないです! 何でも!!」
ピッキー
「あ、あたしが王子の旦那を好きなのは内緒でですね!?
むしろ惚れてもらえる女の子になるまで、
絶対言わないと決意していてですねー!?」
――ッ!! ――ッ!?
ピッキーは顔を真っ赤にしながら、
さらに手の動きを速めていく。
暴力的に過ぎる照れ隠しは、
そのまま超高速かつ変幻自在の手技に昇華し、
もはや精液が暴発するのは時間の問題だった。
ピッキー
「で、ですからっ! 王子の旦那!
さっきのは聞かなかったことにしてくださいぃ~~~ッ!!」
もう、だめだ。
きっと戦士が激戦の末に命を散らす瞬間というのは、
こんな風に爽やかで、悔いのない感覚なのだろう。
そんなことを考えながら、
俺はいつの間にか、大量の精液を真上に向けて放出していた。
ピッキー
「わひゃぁ……っ!?
ぷぁっ、ひああっ、何か出て、きゃあっ、か、顔にぃ!?」
ピッキー
「も、もしかしてこれが精液ですか!?
王子の旦那の精液ですかぁ……!?」
ピッキーの言葉に答えるだけの冷静さは、
俺の心の中に一欠片も残っていなかった。
精液は噴出し続けているというのに、
ピッキーは肉棒を扱く手を、一切緩めてくれないのだ。
ピッキー
「あっ、まだ出てる、出てますよ旦那っ!
びゅーって! びゅびゅーって出てますよ!」
ピッキー
「うわぁ……ちょっと可愛いですね……。
王子の旦那がイってるトコみちゃいました……」
ピッキー
「……って、あっ、ご、ごめんなさい!
ずっとシコシコしてたら精液止まらないですよね……!?」
……ようやく、快楽拷問めいたピッキーの手が止まる。
ピッキーはその顔と髪を、精液でべとべとにしながら、
申し訳なさそうに小さくなっている。
ピッキー
「あ、あの、おち○ちんさんもごめんなさい。
次はもうちょっと優しくしますので……」
ピッキーは未だ屹立し続けている肉棒に、
深々と頭を下げて謝罪する。
その光景には、我が愚息も困惑しているように思えた。
ピッキー
「うぅ、どうして上手くいかないんでしょうか……。
本当はもっと、王子の旦那を、
めろめろにしちゃう感じの予定だったんですけど……」
そんな予定を立てていたのか……。
呆れ半分、可愛さ半分といった感情を懐きつつ、
俺はピッキーに、ひとつの提案を投げてみることにした。
ピッキー
「……えっ?」
ピッキー
「王子の旦那が……て、手ほどきをしてくれる、ですか?」
またこんな、会話をする余裕もない手技を披露されては、
ピッキーとの仲を深めることも出来はしないだろう。
ならば、ここはひとつピッキーに、
性の手ほどきをするのが最善ではないかと考えたのだった。
ピッキー
「うぅ……何だか申し訳ないです……がっ」
ピッキー
「王子の旦那がそう言ってくれるなら、
ピッキー、頑張っちゃいますね……!!」
そうして、ピッキーは小さな手で握りこぶしを作りつつ、
決意を新たにしたのだった……。