ヒューナ寝室3 シーンテキスト

ヒューナ
「待って待ってっ! せめてお風呂に入ってから……っ!!」

さんざん誘惑しておいて、よく言うものだった。

しっとりと湿ったヒューナの秘所に愚息をあてがうと、
彼女の身体もむしろ望んでいるかのように、
ひくひくと震えて肉棒を飲み込もうとしていた。

ヒューナ
「うぅぅ……だって我慢してるあなたが
あまりに可愛かったから……」

――深夜、ヒューナの私室。

つい先程まで、俺達は他愛もない話に花を咲かせていたのだが、
会話の最中にも、彼女は抱きついてきたり、
頬を突いてきたりと、俺の劣情をくすぐってきていたのである。

ヒューナ
「た、ただの愛情表現でしょ!?
好きな人に抱きついて何が悪いのー!?」

そう言われてみればそんな気もする。

しかしそれによって、
愚息が過剰反応してしまったのも、また事実なのだ。

そしてヒューナの秘所の潤い具合を見れば、
やはり彼女自身も――

ヒューナ
「うっ……うぅぅ……」

ヒューナ
「当たり前でしょ……?
あなたとふたりっきりで、どきどきしないはずがないでしょ?」

ヒューナ
「……えっ、なに? なになにっ!?
どうしてそんな変な笑顔してるの!?」

変な笑顔とは失礼な。

ただ、ヒューナのあまりにも可愛らしい照れた表情に、
胸がときめいてしまっただけだった。

ヒューナ
「真顔でそういうこと言うあたり、
やっぱりあなたって変な人よ……」

ヒューナ
「変人なあなたを好きになった私も、
たぶん同類だけど、ね?」

ヒューナ
「……で、いつまでそこでお預けくらってるつもり?」

ヒューナの反応を観察するのが楽しすぎて、
肉棒は蜜穴の入り口で止まったままになっていた。

小さく尻を振る彼女の求めに応え、
俺はゆっくりと腰を押し進め、
温かく、柔らかな膣道の奥深くへと己を沈めていく。

ヒューナ
「んっ……ぁ……ふぁ……」

ヒューナ
「ふふっ……あなたが中にいると、やっぱり安心するわ……」

ヒューナ
「それから、その、ちょっとだけえっちな気分になる、かも」

――ちょっとだけ?

ヒューナのささいな誤魔化しを糾弾すべく、
軽く腰を振り始めてやると、
薄い唇からは小鳥のような嬌声が零れだす。

ヒューナ
「ひぁっ、んっ……やぁあっ……だって、だってっ」

ヒューナ
「私をえっちな子にしたのっ、あなたでしょ……っ!?」

ヒューナ
「最初は……んやぁっ、こ、こんなに感じなかったものっ」

最初に交わった時から、
ヒューナとの相性は最高だったと思うのだが……。

ヒューナ
「そうだけどぉっ……ひぁあっ、んぅっ、きゃぅぅッ!?」

ヒューナ
「どうしてあなたって、
せっくすする時だけ意地悪になるのぉっ!?」

ヒューナ
「普段はあんなに……んぅっっ、ひぁあっ、
あんなに優しくてっ、か、かっこいいのにぃ……っ」

ヒューナの反応が可愛いから、だろうか……?

そう返してみると、ヒューナは返す言葉がないようで、
ぐぬぬと唸りつつ、膣口とぎゅう、と締め付けてきた。

元から互いに相性の良い身体だったことに加えて、
こんな反撃をされては、
こちらにも温かな快感が芽生え始めてしまう。

ヒューナ
「ひぁああっ、うぅぅぅっ、ばかばかっ!
我慢するのも大変なんだからっ」

ヒューナ
「一人でしてると、ひぁあっ、ざ、罪悪感あるし……。
あなたとする方が気持ちいいって思っちゃうしっ」

――ひとりでしていたのか?

ヒューナ
「ぁあああぁっ!! 忘れてっ! 今のなし!!
きゃぅっ、んやぁあぁあっ!?」

ひとりで慰める夜があるのなら、
俺を呼んでほしいものだった。

ヒューナ
「だってっ……あ、あなた、夜遅くまで忙しそう、だしっ!
為政者ってすることいっぱいあるんでしょ……っ!?」

ヒューナ
「きゃぅぅっ、んぅっ、だからっ、は、話しかけにくくて……っ」

ヒューナにそんな我慢をさせてしまっていたのか。

ならば、やはりその埋め合わせとして、
今夜はこれまで以上に気持ちよくしてやらねばなるまい。

俺はそう心に決めて、腰の動きを一段とばしに加速させていく。

ヒューナ
「ひぁあぁっ、んやぁあぁぁああっ!?」

ヒューナ
「これっ、これだめぇっ……!?
すぐイっちゃうっ、イっちゃうからぁ……!?」

口ではそう言っていても、
ヒューナの膣口はひくひくと震えつつ、
愚息を離そうとはしてくれないのである。

浅い絶頂を何度も繰り返しているのか、
抱えた彼女のふとももは、幾度もびくびくと痙攣していた。

ヒューナ
「ばかぁっ、そういうこと実況しないでよぉっ!?」

ヒューナ
「イってるわよっ! さっきからっ、ひぁああっ、
何度もっ、何度もイっちゃっててぇっ、
こんなのっ、一人でする時にはないのにぃ……っ!!」

ヒューナ
「あなたにっ、あなたにされてる時だけっ、
こんな気持ちいいの……ず、ずるいっ、ずるいわっ!!」

ずるいと言われても、
それはふたりの相性ゆえ仕方のないことだった。

現に俺の劣情ももはや限界を迎えており、
あと数度の抽挿に耐えられるか否か、
という状況に追い詰められつつあった。

ヒューナ
「ひぁああっ、ま、またっ、またイっちゃうっ、
おっきいのが来てて……あぁあっ、ひぁあああッ!!」

ヒューナ
「王子っ、おうじぃ……っ!!
お願い、いっしょに、一緒にいこ……っ?」

それは何とも、嬉しい誘いだった。

朦朧とする理性を総動員して首肯を返し、
俺は最後の瞬間の為に、強く腰を振り続け――

ヒューナ
「すき……っ、大好きよ、あなたのことっ!
あなたのことがっ、世界で一番大好きなの……っ!!」

ヒューナ
「んやぁああぁっ、来ちゃうっ、しゅ、しゅごっ、あぁああッ」

ヒューナ
「イっちゃうっ、おうじっ、わ、わたしっ、もう……ッ!!」

ヒューナ
「ひぁああぁッ!! ひぅッ、あぁああ――ッ!!」

一際高いヒューナの嬌声とともに、
愚息が強く締め付けられる。

その求めに逆らわず、俺は彼女への思いの丈を乗せて、
大量の精液を子宮へと注ぎ込んだ。

ヒューナ
「ひぁあ……あっ、ま、まだイって……ひぅぅっ」

ヒューナ
「あっ、あー……た、たすけておうじ……」

何事かと思ってみれば、
どうやら手に力が入らなくなったらしい。

窓に手をついていた姿勢から、
ずるずると前のめりに倒れていくヒューナを、
俺は大慌てで抱きとめてやった。

ヒューナ
「あなたとするの、幸せだし、気持ちいいし、
愛されてるなぁって思うから好きなんだけど……」

ヒューナ
「腰が抜けちゃうのが大問題よね……」

そういうものか。

こちらとしては、普段見られないヒューナの顔が見られて、
実に楽しい気分なのだが……。

ヒューナ
「まぁ、私もそうだけど……」

ヒューナ
「昼間のあなたも好きだけど、夜の変態なあなたも好きだからね」

ヒューナ
「でも、問題は山積みよ……?」

――問題?

ヒューナ
「そうよ、こんな汗だくで添い寝するつもり?
寝台がべっとべとになっちゃうわ」

確かに、互いに汗だくの状態で、
このまま眠れば風邪でも引いてしまいそうだった。

どうしたものかと首を捻っていると、
ヒューナは何か思いついた様子で、あっ、と声をあげ、

ヒューナ
「そうだわ、これは名案ね……!」

いったい何を思いついたのか、と問うてみると、
ヒューナは満面の笑みでこう言ってきたのだった。

ヒューナ
「王子、私を抱っこして、お風呂まで連れていって?」

ヒューナ
「いっしょにお風呂、入りましょ♪」