ヒューナ寝室1 シーンテキスト

ヒューナ
「ま、待って、ちょっと待って……痛っ、いたたた……」

肉付きの良い美しい身体とは反対に、
ヒューナの秘所はぴっちりと閉じた、極めて狭いものだった。

かろうじて肉棒は彼女の中に収まっているものの、
その締め付けは、愚息にすら鈍い痛みを与える程である。

ヒューナ
「あ、あたりまえ、でしょ……んぅぅっ、
交尾……じゃなかった、えぇと、せっくす……?
なんてするの……初めてなんだもの……っ」

――夜更けの寝室に、
ヒューナが訪ねて来たのは、およそ一刻程前のことだった。

俺と『交尾』をしたいと言い出した時は、
いったい何事かと思ったものだったが、

ヒューナ
「うぅ、だってこの子が、
気に入った雄がいるなら『交尾』を仕掛けるのだ、
なんて言うものだから……」

ヒューナの言う『この子』とは、
彼女の相棒たる、意思あるクロスボウのことだ。

ある試練をきっかけに仲間となったヒューナは、
牙持つ鳥とも称される凶鳥の宿りし武器の担い手なのである。

確かに、獣の一種である凶鳥であれば、
性行為を『交尾』と言っても不思議ではないだろう。

ヒューナ
「うぅぅ……人間の交尾がどんなものかなんて、
全然知らなかったんだから……」

抗議の代わりだろうか、
ヒューナはただでさえ狭い膣口を、
ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。

痛みに近い快感に、思わずうめきが漏れてしまうが、
彼女はそれを聞いて満足した様子で、

ヒューナ
「ふふっ、また変なこと言ったら、
ぎゅぅぅ~ってしてやるんだから」

それはそれで楽しそうだな、と内心では思いつつ、
ここはひとまず頷いておくことにする。

話題をそらすべく、
クロスボウはこの次はどうすると言っていたのか、と問うてみると、

ヒューナ
「えぇと……男の子のおち○ちんを中にいれたら、
確か……出したり入れたりするんだったかしら……」

出したり入れたりするのか。

ヒューナの言葉に重々しく頷いて、
ゆっくりと、彼女の反応をうかがいながら抽挿を開始する。

ヒューナ
「ひぁっ、ど、どうして動く……やっ、ひやぁっ!?
な、なんか変……っ、び、びくびく、するぅ……っ!」

どうしてと言われても、こちらはクロスボウの教示した、
正しい交尾の仕方に従っているだけである。

ヒューナはどこか不服そうに頬を膨らませつつも、
時折甘い吐息を漏らしている。

どうやら破瓜の痛みは和らぎ、
少しの心地よさを感じ始めつつあるようだった。

ヒューナ
「か、感じてなんか……ひぁっ、うぅぅ……な、ないし……」

ヒューナ
「ただ……ちょっとだけ、ひぁっ、
あ、あなたが、私の中にいるのが……う、嬉しい、とか……」

ヒューナ
「気持ちよさそうにしてる、あなたの顔が……えぇと、
結構、好きかなって思ってるとか……そ、それくらいだから」

性交の興奮故なのか、
普段であれば照れてしまって言えないだろう言葉を、
ヒューナはうわ言のように口に出す。

こちらの方が恥ずかしくなってしまって、
その照れ隠しとばかりに、
ヒューナの反応が良い場所を重点的に、攻め立ててやることにする。

ヒューナ
「ひやぁっ!? そ、そこ……そこだめ、だめだめだめっ!」

ヒューナ
「びくびくして……やっ、は、はずかし……っ」

美しい裸体をさらしておいて、
これ以上に恥ずかしいことなどあるものだろうか。

膣道の奥、子宮口のあたりをぐりぐりと圧迫すると、
ヒューナの呼吸が徐々に荒くなっていくのがよく分かった。

ヒューナ
「んぅぅぅぅ……っ! そ、そんなこと……ひあぁああっ!?」

ヒューナ
「王子のおち○ちんがおかしいの!
こ、こんな気持ちいいの……ぜ、絶対おかしいわ……!?
変な薬とか魔法とか出てない? 出てるでしょ……!?」

残念ながら、俺の愚息にそんな機能は備わっていない。

全て、ヒューナとの性の相性が成せる業である。

ヒューナ
「あ、あい、しょう……。相性……んぅぅっ!
そっか……王子のおち○ちんと……相性、いいんだ……?」

ヒューナ
「そっか……王子と私……相性が……」

ヒューナ
「えへ……んふふ……うれし」

ヒューナのとろけた笑顔に、思わず胸が高鳴る。

その可愛らしさの衝撃は、
一切減衰することなく肉棒に到達し、
さらなる血流を以て硬度と大きさを際限なく増していく。

亀頭は今にも破裂してしまいそうな程に張り詰めて、
精液放出の時を、今か今かと待ち構えているかのようだった。

ヒューナ
「んぅっ、お、王子も……気持ちいいの……?
私で……気持ちよくなってるの……?」

ヒューナ
「ひぁっ、ああああ……っ!?
そ、そっか……気持ちいいんだ……?」

ヒューナ
「こうすると……どう……?
ぎゅーって……いっぱい締め付けると……どう?」

ヒューナの言葉は、どこか子供っぽいものだったが、
肉棒を襲った収縮はそれどころでは無かった。

順調に射精への階段を登っていたはずの精巣は、
肉棒に与えられた刺激によって、
三段飛ばしに精液の生産量を増したかのように思える。

隙間なく肉棒と噛み合ったヒューナの性器は、
もはや射精へ導く、世界で最も心地よい処刑台のようだった。

ヒューナ
「んぅっ、あぁああっ、ぎゅ、ぎゅってするとっ、
わたしも……ひぁっ、き、きもち、よくて……っ!」

ヒューナ
「変なの……お、お腹のおくっ、びくびくして……っ、
わ、私の身体、私のものじゃないみたいに、ふわふわって……!」

絶頂の瞬間が近いのだろう、
ヒューナの秘所はひくひくと脈打ち、
肉棒全体に余すところなく刺激と快楽を刻んできた。

こちらも負けじと、抽挿の速度を緩めず、
ヒューナの子宮口目掛けて、幾度も腰を打ち付ける。

ヒューナ
「んぅぅぅッ!! ひぁっ、あああぁあああっ!!
も、もう、だめっ、だめだめだめっ、こんなのっ、こんなのぉ!」

ヒューナ
「おかしくなっちゃう……ひぁっ、
わ、私がっ、私が壊れひゃうぅぅぅぅ……ッ!!」

おかしくなっても、壊れてしまっても構わない。

二人で更なる高みに臨むべく、
決壊寸前の精液を押し留め、
最後の一撃とばかりに肉棒を叩き込み――

ヒューナ
「ひぁ――ッ! んぅっ、あ――ッ!! ――ッ!!」

絶頂故の収縮に、こちらは抵抗など出来ず、
精巣全てを空にしかねない程の濁流が、
直接ヒューナの子宮へと流れ込んでいく。

全身の神経を焼き尽くす程の快楽は、
俺の感じているものなのか、あるいは、
ヒューナの快感がこちらへ流れ込んできているのか……。

ヒューナ
「ぁ――ッ、かはっ、んっ、けほっ」

ヒューナ
「う、うぅぅぅ……へ、変な声、出すぎて、息、苦し……」

随分と長く絶頂を味わっていたせいだろう、
ヒューナは何度も深呼吸を繰り返している。

時折、徐々に力を失いつつある肉棒を締め付けてくるのは、
自分を恥ずかしい目に合わせた、
逸物への反撃のつもりなのだろうか。

ヒューナ
「か、身体がっ、きもちよすぎて……うぅ、
ま、まだびっくりしてるのよ……ばかっ」

それからしばし、俺達は互いの身体に触れ合い、
言葉を交わし、余韻に浸っていた。

そんな中で、ヒューナは突然、
何かを思い出したかのように深刻な表情で、

ヒューナ
「あぁ……っ!!」

ヒューナ
「うぅ……しまった……やっちゃったわ……」

どうしたんだ? と問うより早く、
ヒューナはぎゅう、と俺にしっかり抱きついて、

ヒューナ
「逆になっちゃった……」

……逆?

ヒューナ
「そうよ……うぅぅ~……。
これじゃあ、私がただのえっちな子みたいじゃないの……っ!!」

いったいどうしたことかと首を捻っていると、
ヒューナは顔を真っ赤にしたまま、
意を決したように、こんなことを言ってきた。

ヒューナ
「本当は、ね……?
告白してから、せっくすするつもりだったの……。
だから、逆になっちゃったけど……えぇと……その……」

ヒューナ
「す、すき……すき、よ……?
あなたのこと、好き……なの……たぶん」

――たぶん、なのか。

ヒューナ
「しょ、しょうがないでしょ!?
誰かを好きになるなんて……は、初めて、なんだし……」

ヒューナ
「う、うぅぅぅ~っ!!
恥ずかしいんだから! あんまり見つめないでよぉ……!!」

そうして、二人で過ごす、妙に甘酸っぱい一時は、
ゆっくりと過ぎていくのだった……。