ヒバリ寝室1 シーンテキスト
ヒバリ
「ねえ、ちょっと……本気、なの……?」
ヒバリの美しい両目に、
わずかに不安の色がにじんでいる。
数え切れないほどの鬼を倒してきた彼女であろうと、
後ろ手に縛り上げられてベッドに寝かされていては
抵抗することもできないようだ。
ヒバリ
「戦いでの昂ぶりを鎮めてとは言ったけど……、
こういうこと、するつもりじゃ……ひゃあぅっ!?」
東国特有の艶やかな衣服の上から、
彼女の尻の形を確かめるように撫でると、
可愛らしい悲鳴が寝室に響いた。
ヒバリ
「あっ、んぅっ……なんで、そんな触り方ぁ……んんっ……」
鬼切という刀を使い続けているせいで、
彼女の心身には相当な負担がかかっていると、
ヒバリの姉――サクヤは言っていた。
その言葉に偽りは無く、
ヒバリは戦いのあった日の夜に、
感情がひどく高揚するのだ。
ヒバリ自身もそのことを悩んでおり、
己の中に宿ってしまった得体の知れない昂ぶりを鎮める為に、
こうして俺は協力しているのだった。
ヒバリ
「んっ、ふぁぁ……ねえ、王子……。
こんなこと……だめ、だって……あっ、ふぁぁ……」
だが、
また興奮状態で城中をうろつかれては困る、と
彼女に言う。
前に異常な状態であった彼女に
ひどい目にあったこともある。
ひどく好戦的になっている彼女が、
俺以外の誰かを傷つけてしまってからでは遅いのだ。
ヒバリ
「そ、それは……そうだけど――んっ、ゃあんっ……!」
ヒバリ
「うぅぅ……だからって、
こんな風に縛らなくたって……んっ、ぁあ……」
ヒバリ
「ね、ねえ……変なとこ、触らないでって……んんっ、
言ってる、のにぃっ……あぁ、んっ……」
尻に置いている手とは逆の手を彼女の胸元へと運び、
衣服をはだけさせると、
ぷるん、と大きな双乳が勢いよく目の前に現れた。
ヒバリ
「――なっ!? なに、して……あっ、や、だ……、
ちょっと……やめてってば……んっ、ぁぁ……ッ」
ふにふにと形のいい乳房を優しくもみながらも、
その重量を確かめるように
持ち上げたり離したりを繰り返す。
ヒバリ
「んぁ……あぁっ……ね、ねえ……、
あんまり胸、いじらないでよぉ……あっ、んぅ……」
なら胸よりこっちの方がいいのか?
と裾をたくし上げて
身につけている下着を一気にはぎ取った。
ヒバリ
「え、ちがっ……違うって……っ!」
ヒバリ
「やぁっ、だめ……そんな、とこぉ……見ないで……」
ヒバリ
「ふぁぁっ、あっ……ほんとに……やなの……、
ねえってば……お願い……触ら、ないで……やぁっ、んんんぅ……」
無毛のワレメをなぞると、
既にそこは十分な湿り気を帯びていた。
胸だけでこんなに感じていたとはな、と
苦笑混じりに言葉を放ると、
ヒバリ
「か、感じてなんか……いない……!」
ヒバリ
「勘違いしないで……私は……、
って、だからそこは――ふぁっ、あぁんっ」
ふっくらとした恥丘の感触を楽しみながら、
くちゅくちゅとわざとらしく音を立てて愛撫していく。
ヒバリ
「あっ、ふぁっ……やだ、そんな……んんぅっ……、
どうして、私……感じちゃって……ひぁぁっ……」
既に指先はねっとりと温かな愛液に濡れ、
シーツにも恥ずかしい染みが出来上がっていた。
そろそろ頃合いだな、と
俺はズボンから勃起しすぎたペニスを取り出して、
彼女の淫華に彩りを添えるように近づけていく。
ヒバリ
「ま、待って! これ以上は……」
待てと言われても、こうでもしなければ、
ヒバリの身に宿った戦いでの昂ぶりは静まらない。
これは彼女の為の行為なのだ。
ヒバリ
「それは、わかってる……けど……んんっ……」
ヒバリ
「王子……私、その……初めてで……」
ヒバリ
「だから……いきなりは――ひぁあぁンっ!」
驚きと戸惑いに目を見開きながら、
ヒバリが自らに入り込んでいく
禍々しい肉棒に視線を向ける。
ヒバリ
「やぁっ、あぁぁ……王子の、入って……っ、
んくぅっ……ふぅ、ぁぁ……だめ、なのにぃっ……」
だめと言いながらも、
彼女の陰唇は嬉しそうに口を開き、
涎を垂らしながら俺のモノを飲み込んでいく。
だが、初めてというのは本当らしく、
あまりの狭さに
これ以上前に進むことが出来ない。
ヒバリ
「いッ……あぁっ、ふぁ……王子……、
やめよ? ね? もう、入らないよ……」
ヒバリ
「それに、すごく痛いの……んっ、あぁ……、
これ以上は、ほんとに……私、壊れちゃうよぉ……」
気づけば大粒の涙を零しながら、
ヒバリが言ってくる。
ヒバリ
「よ、よかった……やめて、くれるのね……?」
さすがにこれ以上は可哀想だ。
…………。
いやいや。
ここで彼女に優しさを向けることは、
後々ヒバリを不幸にすることになる。
ヒバリ
「え、ちょっと……王子……?」
ヒバリ
「もうやめるんじゃなかったの……?」
ヒバリ
「ま、待って……何で、腰を押しつけて……あっ、あぁあっ……」
サクヤにも頼まれていることだ、と
俺は自分の心を悪鬼のようにして、
彼女にペニスを無理矢理ねじ込んでいく。
ヒバリ
「ふぁあっ、あっ……いっ、痛いよぉ……!
王子、ほんとに……あっ、ああっ……んんんっ!」
もっと力を抜け、と
側位の状態で閉じようとする
彼女の脚を太腿の内側から開かせる。
すると、それまでの亀頭の先に感じていた抵抗が、
少しだけ緩むのを感じ、
ここだとばかりに一気に男根を押し入れた。
ヒバリ
「あぁぁああんんんっ――!」
ヒバリ
「んっ、くふぁ……はぁ……ぁ……」
ヒバリ
「あっ、あぁ……ほんとに、ぜんぶ……、
入って……あぅっ、ぅぅ……王子の、がぁ……」
入り込んだ肉棒の感触を確かめるように、
熱いほどの膣肉がぎゅぅっと絡みついてくる。
ヒバリ
「ひぅっ……ふぅ、ぅぅぅ……、
も、もう……好きに、しなさいよぉ……」
切なげな視線と声が、
ヒバリから投げつけられた。
ヒバリ
「ぐすっ……恩だって、あるし……うぅ……、
王子のこと、嫌いじゃないから……、
これくらい……我慢してあげるわよ……っ」
見れば、その頬に、
痛みと羞恥の涙が静かに流れている。
ヒバリ
「ほら……動くんでしょ?
私、戦うことばっかりで……こういうこと、
よく知らないから……ふぁっ、ぁ……」
仲間であるヒバリを
苛めてしまっているようで
申し訳なさが胸に去来する。
――が、同時に常に勇壮な振る舞いで戦場に立つヒバリが、
俺のモノを膣口に含みながら精一杯に破瓜の痛みに耐えている姿が、
醜悪な己の征服欲をちくちくと刺激しているのも事実。
気づけば、
俺は大きく腰を動かしてしまっていた。
ヒバリ
「ふあぁっ、あっ、あぁぅっ……んっ、んんぁっ……、
王子……んっ、あぁ……もっと、優しく……んんっ」
優しくしたいという想いがあるのに、
目の前の雄を狂わす魅惑の身体と
この不可思議な状況に理性が働いてくれない。
ただ目の前の美しい女を、
思うがままに貪りたいという衝動が、
そのまま激しい抽挿に変わっていく。
ヒバリ
「んっ、はぁ、あぁあっ、ああぁっ、んんぁンっ!」
ヒバリ
「王子……王子ぃっ、はぁ、あっ、ふぁあぁっ……、
なんか、私、ヘン……だよぉ……んんっ、んはぁっ……」
それまで苦悶の色を示すだけだった端正なヒバリの顔に、
ゆっくりと悦楽の小波が広がっていく。
まだ困惑まじりだが、
可憐なその唇からは艶めかしい声も漏れ始め、
頬には無意識の微笑が湛え始められていた。
ヒバリ
「ふぁっ、あぁっ、んんぁっ、あぁあっ……、
どうしよう……王子、あっ、ぁぁ……私、
気持ちよく……あぁんっ……気持ちよくなっちゃってるよぉ……」
ヒバリ
「腕も縛られて……んっ、あぁっ……乱暴に、されてっ……、
るのにぃっ、んふぁ、あぁあっ……私、何でこんな、あぁっ……、
気持ちよくなってるのっ……ヘンだよ……あっ、ふぁああんっ!」
ずちゅっずちゅっと淫らな音が結びついた場所で
大きく鳴り響き、その音の強弱に比例して
彼女の快楽が増していってるのが不思議と分かる。
キュゥキュウと締め付けてくる膣内にも、
それまでの余所余所しさは消え、出し入れする肉槍から
体中へと甘く痺れるような快感が駆け巡っていく。
ヒバリ
「んふぁっぁあっ、んんっ、ふぁぁあんっ、んんんぅっ!」
ヒバリ
「あっ、あぁぅ……王子、私……怖いよぉっ……あっ……、
くふぁっ、んっ、んふぁっ……あぁああんっ!」
ヒバリ
「身体の、奥、からぁっ、アっ、ぁあッ、あぁあんっ……、
何か変なの……がぁっ、あっ、ぁぁ……きちゃいそう、
なのぉっ、んぁっ……王子、なにこれ……はぁあぁンっ……」
味わったことのない程の強大な快楽に、
自身が飲み込まれてしまいそうなのか、
ヒバリは陶然とする相貌に不安の色をにじませ始めた。
心配するな、と彼女を安心させる為に唇にキスをする。
ヒバリ
「んっ……ちゅっ、ちゅぷ……むふぁ、ぁあっ……」
ヒバリ
「んっ、んふぁ……ぷぁ、あぁ……こんな、優しいキス……、
されたら……私、んぁっ、ああぁ、おかしく、なっちゃうよぉ……」
唇を重ねたままの方が安心できるのか、
ヒバリは俺から離れないようにと顔を近づけ、
そのまま何度もキスをせがんでくる。
ヒバリ
「んふぅっ……んちゅぅっ、ちゅぅ……んっ、んんんっ……」
ヒバリ
「ちゅぷっ、ちゅる……ふぁっ、んんぅ……おうひぃ……、
もっほ……もっといっふぁい……してぇ……っ」
求めるものが接吻なのか抽挿なのか
はたまた両者なのかは分からなかったが、
俺はどちらにも激しさを加えた。
ヒバリ
「んふぁぁンっ! らめぇっ……らめ、にゃのぉっ!
もぉ、わたひ……何も、考えられなくなっへるぅぅぅっ!」
ヒバリ
「やふぁあんっ……んっ、んちゅっ……ちゅぅっ……!
ぷぁっ、あぁっ、ぁあんっ、んんっんんぁ……あぁっ……、
ヘンなの、きひゃぅぅっ、おうじぃっ、やぁぁあああンンっ!」
艶やかな悲鳴を上げると同時に、
ヒバリの膣内が痛いほどにペニスを締め付け、
そのまま俺は煮えたぎった欲望をぶちまけてしまった。
ヒバリ
「んふぁああぁああンンっ!!」
ヒバリ
「んっ、んんんぅ……あっ、ぁあぅっ……あついよぉぉっ……!
王子ぃ……なか、あついのが、ビュクビュクってぇ……ふぁぁ……」
快感に浸りきったぼんやりとした表情で、
ヒバリが感じ入るように声を漏らす。
自分でも驚くほどに飛び出す精液を、
すべて彼女の中に注ぎ込んでいく。
ヒバリ
「んふあぁっ、あっ、ぁああ……、
まだ、出てるよぉ…………なかに出していいなんて……、
私、言って……なひ、のにぃ……んっ、ぁあああんっ……!」
全てを出し終えて、ゆっくりと彼女の中から
ペニスを引き抜くと、コポリ、と収まりきらなかった
白濁の粘液が尻肉を伝ってシーツに落ちた。
ヒバリ
「あ、ふぅぁぁ……これが、王子の……んんぅ……ぁ……」
ヒバリ
「こんなに……中で出して……
どう、責任とるのよぉ……はぅぅ、ぁぁ……」
力ない声で何とかそう言ったヒバリは、
虚脱した状態で寝具に身を放り、
そのままゆっくりと目をつぶった。
このまま眠りにつくのだろう。
……そう、思った時だった。
ヒバリ
「………………王子」
不意に、長いまつげに縁取られた目蓋が開き、
ヒバリは俺をしっかりと見据えて名を呼んだ。
ヒバリ
「んっ……むんんん…………はぁぁッ――!!」
峻烈な呼気と共に声を上げた彼女は、
信じられないことに後ろ手に縛られていた縄を、
力任せに引きちぎった。
唖然とする俺に、
ヒバリはそのまま雌猫のような俊敏さで迫る。
気づいた時には、
俺は彼女に俯せに組み敷かれてしまっていた。
ヒバリ
「……よくもやってくれたわね……」
ぎりぎりと、腕を捻られながら、
俺は身動きの取れないまま、
何をしているんだ、と言葉を投げる。
ヒバリ
「それはこっちの台詞でしょう?」
ヒバリ
「王子だから、我慢してたのに……、
こんなことするんだったら、私だって怒るんだからね!」
どうやら俺が油断するのを待っていたようだった。
それもそうだ。
鬼切の使い手であるヒバリからすれば、
あの程度の縄の拘束など無いに等しかったのだ。
ヒバリ
「それよりも……どうしてくれるのよ!」
ヒバリ
「私……あなたのせいで、余計に身体が熱くなって……、
これじゃあ絶対に今夜は寝られないわ……」
もじもじと、未だ精液の零れる秘部を
自ら弄りながら、ヒバリが熱っぽい瞳を俺に向ける。
ヒバリ
「ちゃんと……責任とってよね……」
どうやら彼女の中の昂ぶりが、
妙な方向へと勢いを増してしまったようだ。
ヒバリ
「王子がイヤって言っても……付き合ってもらうんだから……」
計り知れない羞恥と、やり場のない興奮に
頬を美しく染めながらそう口にする彼女に、
俺はゆっくりと唇を奪われ、再び身体を重ねるのだった。