パルフィ寝室1 シーンテキスト

城の一角にある大広間に、俺とパルフィはいた。

何やら話があるというからついてきたが、
話だけなら自室でも問題はなかったろうに。

パルフィ
「ねえ、ここって王子が偉そうに座る所よね?」

つっけんどんな口調でパルフィが尋ねる。
頷きを返すと、パルフィは興味なさそうに、
ふーん、とだけ言った。

パルフィ
「王子のことはまだ知らないことばかりだけど、
ここはあなたにとっては大事な場所、ってことで
間違いないのよね?」

俺は一瞬だけ考えて、またも小さく頷いた。

パルフィ
「いいわ。そういうことなら、こうして……、
ほら、どう? 私、あなたが座る
玉座に脚をつけて立っちゃったわよ」

ふん、と小さな胸を誇示するように
パルフィは俺を見下ろした。

俺はそんなパルフィをただ見つめただけだった。
俺の反応が気に入らなかったのか、
パルフィは頬を膨らませて俺を睨み始めた。

パルフィ
「ど、どうして怒らないのよ!
ここはあなたにとって大事な場所なんでしょう?
ほら、こんなに無礼なことされて何も思わないの?」

俺は肩をすくめてから、別に、とだけ応える。

声にならない叫びをあげるように地団駄を踏むパルフィは、
ついにこんなわけの分からないことを言い始めた。

パルフィ
「もうっ! いいから早く怒ってよ! あなたは大事な
場所を守る為に、私を罰するの! それが大切なモノを
守るってことじゃないの!?」

怒気に染まったパルフィの瞳は、
なぜかその端に大粒の涙をたたえ始めている。

――大事な場所を守る。
なるほど、と俺は思い、
いくつか言葉を投げかけた。

パルフィ
「そ、そうよ。王子の言うとおり、私はメイジアーマーのくせに、
守りたいモノがないの。守りたいという気持ちだって分からない。
両親が私にくれた鎧の意味も、ぜんっぜん分からないのよ!」

パルフィ
「だから王子の大切な場所を汚すことであなたの反応が見たかった。
あなたは沢山の仲間を守ってるでしょ? 大切なモノを
踏みにじられた時、どんな反応するか知りたかったのよ……」

なんともまあ安直というか、支離滅裂というか。
理解には困ったが、理解不能というわけではないのが救いか。

俺は彼女の意向を汲んでやることにした。
そこには、少量の悪意と、ややふしだらな思いつきが
混じっていることは否定しないが……。

パルフィ
「ん? なによ? 今さら気に障ったとでもいうのかしら?
そうそう、それでこそよ! ほらほら、王子の玉座をこんな
ふうに踏んで、踏んで……え、お、王子?」

俺は何も言わずに彼女の腕を取り、
ゆっくりと玉座から下ろすように引っ張った。

僅かに体勢を崩したパルフィは、
危なげながらも何とか玉座へ腰を下ろし。
俺を見上げる形になる。

パルフィ
「ね、ねえ? ちょっと、本当に怒ってるの?
か、顔がね、ちょっと、怖いっていうか……な、ななな、
何でそんな近いのよ! ねえ、ウソ、これじゃ――んんッ!」

彼女が何かを言い終えるよりも先に、
そのお喋りな唇を塞いでやった。

いきなり舌を入れたのはさすがに刺激が強すぎたのか、
彼女の抵抗に強ばっていた腕は、休息に力を失っていく。

パルフィ
「ぷぁ……はぁ、ぁっ……
う、そ……私……キスしちゃった、
はじめて……だったのにぃ……」

接吻の余韻に放心状態となっているのか、
うわ言のようにパルフィが何やら呟いている。

知ったことか、とばかりに
俺は彼女の痩躯を抱き寄せた。

「ちょ、ちょっと! どこ触ってっ……ねぇ、ってば!
えッ!? ばか! ばかばかばか、そこはだめっ!
王子なんか大っ嫌い! こっちにこないで――ひゃぅっ!」

俺の手が何の予告もなしにパルフィの秘部に触れる。
下着ごしのつるつるとした感触が、彼女の未成熟さを
意識させ、俺の下腹部は早くも熱を持ち始める。

「やだ……そんな……と、こ、ひぃんっ……ゃあんっ!
な、なんで……んんっ、声が出ちゃうよぉ……やだやだ……、
こんなの、絶対ちがう……きもちよく、ふぁっ……んんっ!」

口うるさいのと抵抗する力を無くすため、再び彼女にキスをする。
どうやら舌が感じやすいのか、俺の舌が彼女のと触れただけで、
パルフィの身体はびくんびくんと何度も震えた。

気づけば彼女の手は幼子のように必死に俺に抱きつき、キスの快感
を耐えるように目を閉じていた。ちょうどいいとばかりに俺は、
その間にも彼女の下着だけを脱がし、直接秘部に触れる。

「んん――んぁ……ぁあっ! ぷはぁ……あ、ふあっ!
ね、ねえって……やぁっ……そこ、びりびりして……あっ
ああっ、ああああんっ! どんどん指、入ってくるぅっ!」

俺から口を離したというのに、既にパルフィからは抵抗の色は
見当たらない。そればかりか、彼女の腰は徐々に俺の指を自分
の気持ちいいところに当たるようにと動き始めていた。

そろそろ頃合いか、と俺は思い、
紅潮した頬と甘やかな視線を向けるパルフィに、
玉座に四つん這いになるように命じる。

パルフィ
「ふぇ? こ、こう? で、でもこれって……ねえ?
これってもしかして……ちょ、ちょっと何脱ぎだしてるのよ?
何それ、それってもしかして……」

俺がズボンからペニスを取り出すと、
さすがにパルフィの表情から余裕がなくなった。

怖いのか、
と俺はわざと彼女のプライドを逆なでするような台詞を向ける。

パルフィ
「ば、ばっかじゃない! 別にそんなの、見たことあるわよ!
ただ、パパのよりもずっとおっきくて、黒くて……びくって、
なったから……その、び、びっくりしただけよ!」

ならいいけど、と俺はわずかに口端をつり上げながら、
ぱんぱんになった赤黒い亀頭をパルフィの熟した
肉扉に押しつけていく。

パルフィ
「ひゃっ! ちょ、ちょっと……んぁっ……なんで、
さっさと……ぁっ、ぅぁ……さ、さっさと挿れなさいよ!
ふぁっ……ね、ねえ……ぁあっ……じ、焦らさないでよっ!」

振り向きざまに俺を叱責するパルフィの瞳は、
既に羞恥と期待に染まっており、勝ち気でありながらも、
俺を求めていることがよりペニスを硬くさせていった。

彼女の白くやわらかい尻が、そわそわと落ち着きなく動き、
俺の肉棒を何とかして取り込もうとけなげに揺れる。
なら、お望み通りに、とばかりに俺は一気にペニスを押し込んだ。

パルフィ
「い……ゃあんっ、あ、ああ、あああんっ! 大きすぎっ……!
だ、だめえっ! ひぅっ! ああ……王子のが、ごりごりって、
そんなところ……だめ、そこ……感じ過ぎちゃうよぉっ!!」

じゅぶじゅぶと熟した果実のような肉壺に、
巨棒が意図もたやすく押し進んでいく。

パルフィ
「あああっ……どんどんは、挿入ってくるっ……膣中に、
王子の……ぁああんっ! んっく、くふぅ……ふぁあっ!
こんなの……こんなので、感じるはず……なひぃっ!」

ぱんぱんと小気味いい音を立てながら、小ぶりな白尻を
いじめるように何度も腰を打ち付ける。
泣くような嬌声が、俺のペニスをより凶悪にさせていくようだ。

パルフィ
「いやぁあんっ! こっ、こんな格好……犬や猫じゃ、ない……んっ
だから……ねえっ……王子ぃっ、いひぃんっ! ふあぁっ!
やめて、やめてぇえっ! 気持ちよすぎるよぉっ!!」

すべやかな太ももががくがくと震えだし、突き出す尻が何度も
快感に跳ねる。それが彼女が何度も小さくイきかけている証拠だ。

キツく締めつけてそんなに射精してほしいのか、と俺は問いかける。

パルフィ
「ち……がうっ! ちがうって、ばぁっ! そんな……こっと、
なひぃぃっ! んぁああっ、なひぃのにぃっ! ひぃん……!
もうだめぇっ、おか、しく……おかしくなるぅうううっ!」

ぎゅううっと一際きつくパルフィの膣中が俺のペニスを
締め付けた。それが契機となって、射精してくれとばかりの
彼女のヴァギナの中に、ばかみたいな量で精子を放つ。

パルフィ
「ふぁああんっ! しゅご……しゅごいぃいっ!
なかに、どぴゅどぴゅって……あぁんっ、あついよぉっ!
王子、王子ぃっ! どれだけ……だして、ひぃあああんっ!」

びゅるっ、びゅるるぅっと何度も撃ち放つ精子に
合わせるように、パルフィの身体がびくんびくんと跳ね、
弓なりに背中を反らせたところに、だめ押しのキスをする。

パルフィ
「んひゅうぅっ……んんぁ……ぁっあっぁああっ!
ちゅる……ちゅむっ……ふあぁっ、ああんっ!
おう、じ……おうじ……ぁっ……ふぁあ……」

糸をひく涎すらも、今のパルフィには甘やかな蜜のように感じる
のだろうか、その目はぼう洋としていて、理性など吹き飛んで
しまっているようだった。

玉座に崩れ落ちたパルフィは、しばらく荒い息をついて、
自身を落ち着かせると、まだ足腰に力がはいらないのか、
露わになっている尻も隠さずに、目線をこちらに向ける。

パルフィ
「こ、こんなこと……して……こ、恋人でも、ないのに……
ふぁ……あ……王子……こんなの……好きに……好きに
なっちゃったら……どう、責任とるのよぉ…………」

いつもの彼女からは想像もつかないような甘い声で、
俺に問いかけるパルフィのその姿が妙に愛らしく、
頭を撫でようと隣に座ってみる。

力ない彼女を優しく抱き留め、汗ではりついた前髪を
ゆっくりとかき分けて、やさしく頭を撫でると、
パルフィは気持ちよさそうにまぶたを閉じた。

パルフィ
「王子……もう、好きになっちゃったんだから……。
ちゃんと、覚悟して……おきなさいよ、ね……?」

次の瞬間、小さな寝息を立てて、
パルフィは無垢な少女の寝顔だけを
俺に見せるのだった。