ニエル寝室2 シーンテキスト

ニエル
「王子? さっきから無言だけど、
どうかしたの?」

ニエルの呼びかけにハッと我に返る。
目の前で不思議そうにしている彼女に
俺は何でもないと首を振った。

あの日湖で見た彼女の姿――。
そのことについて聞こうと呼んだまではいいが、
なんと切り出したらいいのか悩んでいた。

ニエル
「具合でも悪い?
だったらすぐに休んで……」

そういって俺に触れようとしたその手を止め握る。

ニエル
「……? 王子?」

再度呼びかけた彼女に対し、俺は意を決してあの日見た
光景について尋ねた。
なぜ彼女に男の性器が付いていたのか。

湖に落ちて服を乾かしているその姿を見てしまったことを
伝えると、ニエルは一瞬驚いた顔をしたがすぐに元の表情に
戻った。

ニエル
「……見てたのね。
でも、見られたのが王子でよかった」

顔を赤らめつつも小さく笑みを浮かべ、
ニエルが俺を見上げた。

ニエル
「恥ずかしいけど、王子なら見られても、いいの。
だって……私、王子が」

そこまで聞いたところで俺が手で制止する。
最後の言葉まで聞きたいが、俺自身まだ頭が混乱していた。

その時、ニエルが俺の様子をみて察したのか、
手を握り締める。

ニエル
「私は心は女よ? でもそれ以前に天使でもある。
天使は両性具有の者も珍しくないから、
王子が気にする必要なんてない」

ニエル
「私は王子が好き……。
地上に落ちた私を拾ってくれたあなたが好きなの」

ニエルはそういってそっと俺に抱き付いた。

その彼女の言葉に、俺は胸の奥が熱くなりニエルの背中に
手をまわす。

彼女の言葉通り、気にする必要はない。
ニエルはニエルなのだから。

そう思うと先ほどまで考えていたことがすーっと
晴れた気がした。

俺はほのかに頬を染める彼女のその柔らかい唇に
自分の唇を重ねる。

ニエル
「んっ……」

目をつむり、それを受け入れる彼女を
ベッドに押し倒した。

透き通るような肌に触れながら衣服を脱がせていくと、
形の整った胸が露わになる。

ニエル
「こうして王子に触れてもらえるなんて、
最初は思いもしなかった……」

ニエル
「私、すごく嬉しい……」

恥ずかしそうにこちらをみる彼女は、
それでも嬉しそうに俺にそう告げた。

彼女のその想いを受け止めつつ、
艶めかしいその体にねっとりと舌を這わせていく。

ニエル
「んんッ、あっ……おう、じぃっ」

口を覆う手をどけながら、胸の突起を口に含む。
コロコロと舌で転がせば彼女の体が震え、
潤んだ瞳が自分を見つめる。

ニエル
「なんだか体が熱い……、んぁッ、
王子が、触れてる、から……?」

その彼女の熱が、下の方にも伝わり反応を示している。
衣服の上からでもわかるほど膨らんでいるそこに触れると、
ニエルが大きく鳴いた。

ニエル
「ひゃぁんっ! そこは、触れちゃ……」

しかし今にも触れて欲しそうに起っているそれを
下から撫で上げ、その姿をさらす。

ニエル
「……っ! やだ、恥ずかしいっ……」

隠そうとする手を抑え、ペニスの下に見える
秘部へと手を忍ばせた。

そこは女性と同じく濡れていて、
二本の指を簡単に飲み込む。

ニエル
「ぅあッ……! そんな一気にっ……、
んッ、や、ぁ、変な気分に、なっちゃうぅうっ」

ペニスをしごきながら膣内を攻めると、
肉棒がびくびくと反応しさらに大きさを増す。

ニエル
「あぁあんっ! らめっ、そんな同時に、
攻めたらっ、すぐに、いっちゃ……!」

濡れた瞳で訴える彼女の姿に俺自身のペニスも
大きくなりだし、俺は指を引き抜くと彼女の体を抱き起し
上に載せた。

ニエル
「王子、これは……」

せっかく両性具有なのだから、その姿をもっと俺に見せてくれ。
というと、彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめた。

首をふる彼女に優しく問いかけると、
ニエルは降参したかのように、俺のペニスに触れた。

ニエル
「私よりも大きい……。
こ、これがはいるの?」

不安そうな彼女に頷いて返すと、
ニエルは一度喉を鳴らし秘部にあてがう。

そのままゆっくりと腰を下し、
俺のペニスを飲み込んでいった。

ニエル
「く、ぅっ、おお、きい……っ。
んんっ、あっ、人間のってこんなに
大きな、もの、なの……?」

なんとかすべておさまり、
俺は彼女の腰を掴みゆっくりと上下に動かし始めた。

ニエル
「んぁああっ、王子の、大きいのが、私の中でっ……。
あっ、んッ……、あんっ」

ペニスも膣内からの快楽に反応し、
その膨らみを増している。

ペニスがあるというのに、彼女のその妖艶な姿は
俺の性欲をよりかきたてた。

白の彼女を自分色に染め上げているような感覚が
ぞくぞくと背筋を駆け巡る。
段々と速度を上げていくと、彼女の顔も快楽にゆがみ始めた。

ニエル
「はぁっ、んぁッ、んっ、あんっ!
こんなに、気持ち、いいなんて……っ」

ニエル
「王子が、私の中でどんどん大きくなって、
いっているような、あんッ、そんな奥までぇっ……!」

ズンッ、と奥深くまでペニスを突き上げれば、
彼女のソレもぶるっと震え、中を締め付けた。

ニエル
「あんっ、王子ぃッ、体の奥から、
何かがっ……んぁあっ」

限界が近いのだろう。
彼女のペニスの先端からは
我慢汁が漏れ、膣内が徐々に狭まってきている。

ニエル
「なにか、わからないけどっ、奥からっ、
来る、来るッ、くぅるうううッ!!」

彼女の甲高い声と同時に、ペニスから白濁液が飛び出す。
膣内も一気に締まり、彼女に続くように
俺も中に吐き出した。

ニエル
「はあっ、はぁっ……。
人間とこんなふうに繋がるなんて……」

ニエル
「……でも、王子だったから嬉しい」

そういって彼女はそれこそまさに
天使のような笑みを浮かべた。

白い液が彼女を汚す中、無垢な彼女のその笑顔に
つられるように笑みを浮かべた。