ナタク寝室3 シーンテキスト

ナタク
「お、王子……ちょっと待ってくれないかな」

いつものように寝台に寝かせて服を脱がせていると、
ナタクがためらうような素振りを示した。

ナタク
「こ、今夜は……ぼくに任せてくれないかな」

おずおずとそう申し出ると、
寝台から身を起こし、俺の身体をそっと押し倒す。

ナタク
「いつもは王子に気持ちよくされてばかりだから、
今度はぼくが王子を気持ちよくさせてあげたいんだ」

ナタク
「今夜は……特別な夜にしたいから」

言いながら俺のズボンを脱がし性器を露出させ、
その大きさに思わず息を呑む。

ナタク
「うあっ……あ、相変わらず、すごい大きさだな」

ナタク
「こんなに大きいのが、これからぼくの中に入るのか……」

ナタク
「こ、怖くなんてないさ!」

ナタク
「ただ、少し……緊張をしているのは事実だ」

いきり立つ牡棒の先端を小さな膣口にあてがい、
ぶるぶると震えながら腰を下ろしていく。

ナタク
「だから……く、ふぅンッ……
うまく……ふぅっ……できるかどうか……わからないが、
……ふぁ、あ……あぁぁッ……」

ナタク
「今夜は、最後まで……んんッ……。
ぼ、ぼくに、主導させてほしい……」

侵入してくる異物感に目をつむって耐えながら、
狭い膣内にズブズブとペニスを沈めていく。

早く奥まで挿入したいが、
それができないもどかしさに、
ペニスがヒクヒクと震えた。

ナタク
「く……ふふっ。全部……はいった、な……」

なんとか根本まで呑み込むと、
ナタクは達成感に満ちた苦笑を浮かべた。

ナタク
「どう……かな?
王子は、その……き、気持ちいいだろうか?」

もう達してしまいそうだと冗談交じりに言う。

ナタク
「そんなこと言って……まだ……余裕そうじゃないか。
ぼくなんかもう……んッ……な、ナカでヒクヒク震えるだけで、
感じて……ふぁあっ……しまっているというのに」

ナタク
「……ひゃぅぅッ!?
い、言っている傍から……んんッ、く、ふぁぁっ……
膣中で……ビクビクさせないでくれ……ッ」

膣内で愚息を身じろぎさせると、
内部の媚肉がくすぐったそうに身をよじる。

そんな初々しい反応が愛らしく、
さらに意地悪をしたくなってしまう。

ナタク
「ひぁあッ! む、胸は弱ッ……ふぁっ、あぁアッ……」

桜色の蕾のような乳首を
指で弾き、摘み、控えめな膨らみに押し込む。

それだけでナタクは細い肩をピクンと揺らし、
甘い喘ぎを漏らしてしまう。

ナタク
「くっ……ま、負けない……っ。
今日こそぼくは……王子を……んふぅッ……、
き、気持ちよく……ひぁ、あぁんっ……させてあげるんだ……」

敏感な場所への愛撫に悶ながらも、
ナタクが健気に腰を律動させ始める。

ずちゅ、ぐちゅっ、と淫らな音が響き、
甘美な刺激が竿を巻いた。

ナタク
「はぅんっ、ふぁ、あぁっ、ああぁんっ……」

ナタク
「だ、ダメだ……ゆっくり動くと……ふぁ、あぁぁッ……、
ぼくの膣中が……王子の形になるのが感じられて……ッ」

ナタク
「あぁ、で、でも……んんンッ!
早く動けば、動いたで……ふぁ、ああぁあアンッ!
すぐに……イ、イきそうに……んんンンン~~ッ!」

時折押し寄せる絶頂の波をなんとかやり過ごしながら、
懸命に腰を振ってペニスを出し挿れするナタク。

拙い腰づかいでも、
彼女の狭膣は性器を強く圧迫し、
絞り上げるような快感を送り続けてくる。

ナタク
「……ふぇ? か、可愛い? こ……このぼくがか?」

ナタク
「な、何を……んぁあッ、あぁぁ、はぁあぁん……ッ!
ぼくは……せ、仙に……ンんッ……なのだぞ?
君よりも……はぅぅ……な、長く生きて……ひゃぁあんッ!」

ナタク
「だ、ダメだ……も……おかしく……ふぁ、あぁあッ……、
ゾクゾクして……や、らめッ……ん、んんんンンッッ!!」

ビクン、とナタクの腰が大きく跳ね上がった。

その拍子に、猛った愚息が
ナタクの膣穴からブルンと勢い良く抜け出てしまう。

ナタク
「ぁ……す、すまない。
すぐに挿れるから……ん……くふぅぅッ!」

たおやかな指先に誘われ
愚息が再び膣内に引きずり込まれる。

すると、少しだけ乱暴なやり方が生み出した
予想外の快感に思わず喘ぎが漏れた。

ナタク
「ひゃんッ!?
い、いま……王子のおち○ちんが膣中で跳ねて……んぁあンっ!」

ナタク
「も……もしかして……イきそう、なのかな?」

恐る恐る、といった様子で俺の瞳を覗き込むナタク。

俺が正直に頷くと、途端に瞳を輝かせた。

ナタク
「そ、そうか……そろそろイきそうなのか……」

ナタク
「……ふふっ♪」

それは、嬉しさのあまり無意識に零してしまった、
といった類の笑顔だった。

その笑顔の無邪気さに
淫らな行為をしているのだという認識がかえって強まり、
腰奥のたぎりが急速に竿の先へと送り込まれる。

ナタク
「んぁッ! ま、またビクビクと……」

ナタク
「そ、そうか……ふぁ、ぁッ……、
もうすぐ、でちゃいそう……なんだね……?」

ナタク
「嬉しい……ぼくの身体で気持ちよくなってくれたんだ。
ふふ……ならもっと……んんッ、ふぅぅんッ……
膣中で、たくさん……擦ってあげよう♪」

俄然調子づいたナタクは、
前のめりになって激しく腰を揺すり始める。

火花が散るような快感に腰がガクガクと震えた。

ナタク
「あ、あんっ、ふぁ、あはぁっ、はぁあぁッんッ!」

ナタク
「いいよ……ぜんぶ、ぼくのなかにだしちゃいなよ♪
んっ、んふぁっ、んんんぅっ、やぁあんッ……」

ナタク
「王子の、赤ちゃんの種……たくさん、注いで……ふぁあっ!
気持ちよく……うぅんんッ……なってぇ……ッ!」

甘い求めの言葉に促されながら、
そのままみっともなく全てを吐き出してしまう。

ナタク
「――ひぁあぁッ! アッ! あぁあぁンッ!!」

叩きつけるような吐精の勢いに身を震わせるナタク。

ナタク
「はぅぅッ……あ、熱ッ……くふぅうんンッ……!
あ……射精してる……王子が……んんッ……ぼくの子宮に、
気持ちよさそうに……あぁ、なんて幸せそうな顔なんだ……」

ナタク
「はぁ、はぁっ……ンッ……ま、また出た……あぁぁ……
ぼくの子宮、もう、とっくに溢れてるのに……
ふふ……そんなに……ん……気持ちよかったんだね?」

ナタク
「あぁ……でも、ダメだ、ぼく……
こんなに……んんッ……気持ちよさそうに、
子宮に……射精されたら……っ」

ピクンピクンと愛らしく身を震わせたナタクは、
そのまま快楽の細波に身体の自由を奪われるようにして、
ゆっくりと俺の胸の上に小さな体を倒す。

ナタク
「はぁ、はぁ……ん……」

ナタク
「王子、ぼくは……幸せだ」

ナタク
「好きな人に気持ちよくなってもらうことが、
こんなに幸せなことだったとは……」

ナタク
「……ふふ。悠久の時を生きてきて、
大抵のことは知った気になっていたが、
本当に大切なことは、何一つ知らなかったんだね」

ナタク
「大切なことは、全部王子が教えてくれた。
……王子には教えられてばかりだよ」

そう囁きながら、愛おしげに俺の頬を撫でる。

お返しとばかりにその小さな頭を撫でると、
ナタクは安堵したように目を細め、
やがて彼女の目蓋は完全に閉ざされた。

そのまま寝入ったかに見えたが、
しばしの沈黙の後、
小さな唇が微かに動いて言葉を紡いだ。

ナタク
「やっぱり……ぼくは、王子なしでは生きられないよ……」