ナギ寝室3 シーンテキスト

夜も更け、眠りにつこうとしていたところで、
俺の部屋の扉が二度、控えめにノックされた。

返事をすれば、外からナギのか細い声が返ってくる。

ナギ
「……王子…こんな時間に申し訳ない。
その、入ってもいいか……?」

駄目なわけがない、と部屋の扉を開けてやると、
頬を赤らめ、俯きがちのナギが静々と部屋に入ってくる。

ナギはそうしてしばらく、部屋の入口に立ったまま
ところなさげに身体をくねらせていたが、
やがて意を決したのか、俺に向き直り口を開いた。

ナギ
「先日……私は王子に思いの丈を伝え……
王子はそれに答えてくれた……と、思っている……」

ナギ
「……だから、今夜はもう一度、王子に抱いてもらいたくてきた。
主君に仕える忍ではなく、王子を愛する、一人の女として……。
駄目、だろうか……?」

甘えるような上目遣いで、
ナギがそんなことを言ってくる。

普段のりんとした彼女とはまるで違う女の顔。
そのギャップは、
男の欲望を刺激するのに十分過ぎるものだった。

ナギ
「えっ……あ、王子……!?」

抑えが効かなくなった俺は、
次の瞬間、ナギをベッドへ押し倒していた。

――が、すぐに彼女に両手を突き出され動きを止める。

ナギ
「お、王子っ……ちょっと待ってくれ。
今回スーツは、破かなくて……いい。
今度は自分で……王子に私の全てを、捧げたいから……」

ナギはそう言うと、自らボディースーツへと手を掛ける。
恥じらいのこめられた手つきで、
その薄い衣装をゆっくりと剥ぎ取っていく。

すべて脱ぎ去ると、ナギの引き締まった肢体が露になった。

その健康的で整った身体を、ベッドの上に投げ出した。
羞恥に染まった表情の奥に、淫らな興奮がにじみ出している。

ナギ
「さぁ……王子。
……私の身体を、王子の好きにしてくれ……
はっ……あんぅっ……!」

俺は昂ぶりに任せ彼女の胸を強引に揉みしだいていく。
柔らかくも張りのある胸の膨らみに、手が吸い付いて離れない。

ナギ
「んっ、はぁあっ……! お、王子ぃ……っ、
そ、そんなに強くされるとっ……ふぅっ
やぁ……んぁあんっ!」

感度の良いナギの肉体が、強い刺激に耐え切れず見悶えた。
その興奮に当てられた俺は、もっと甘く淫らな嬌声を聞くために、
硬くなりつつある胸の突起と、彼女の肉芽を同時に責める。

ナギ
「あ……はぁんっ……んぅ……ぁ、ああんっ……!
だ、駄目だ……両方はっ……刺激が強すぎて、やっあぁあんっ!」

綺麗なピンク色の突起を、吸うようにして甘噛みする。

愛液で濡れそぼったクリトリスを、指先で弄りまわす。
すると、彼女は身体をくねらせて、びくんと背中を反らせた。

ナギ
「ふぁあ……はぁ……んっ、ああっ……
も、もう……イッてしまったようだ……んぅっ……」

ナギ
「はっ……ぁあん……
その……王子に触れられて、攻められていると思うと……
んぅっ……す、すぐに頭が真っ白になって……」

ナギ
「ふぅ……ん、んぅっ……す、すまない……
私だけ、先にイクなど不甲斐なかった……
だからその……こ、今度は、王子にも気持ちよくなって欲しい」

ナギは羞恥と期待の入り混じった瞳をこちらに向けながら
自ら両股を開いて、てらてらと濡れる膣口をさらけ出してくる。

ナギ
「うぅ……王子、後生だ……っ、
早く、早く王子のそれを入れて欲しい……。
じゃないと、この格好は、恥ずかしすぎて――んああっ!?」

ナギが言い終わらないうちに、
俺は膨張したペニスをナギの膣内、奥深くへと挿入する。
ナギの全身が痙攣し、甘く卑猥な声があたりに響き渡った。

ナギ
「んあああっ、きっ、きたぁっ……!
お、王子の熱いのが、私の中に突き刺さって……!
っくはぁあっ……んぅっ……ふ、ぅうン……っ!」

ナギ
「ん……っ、ふあぁっ……きもち、いい……
あぁんっ、……はあっ……んぅっ……やあぁっ……
んぅぅ……王子ぃっ……も、もっとお傍にぃっ……!」

与えられる快楽に比例するように、
ナギの膣内が急激に収縮し、
ペニスを引きちぎらんばかりに締め付ける。

気を抜くとすぐに達してしまいそうな快楽のるつぼにありながら、
俺はナギの存在をもっと確かに感じるため、
慎重に、しかし力強く抽送を繰り返していく。

ナギ
「はぁ、あっ……、んんっ……、ぁあんっ……!
んんっ……やぁんっ……あっ……だ、めぇっ……
お、王子、王子……っ、んっ、ああっ……はぁああっ」

一突きするごとに、ナギを包む官能の炎がその勢いを増していく。
しかし同時に、自分の変調を恐れてか、身体の芯が強張っている。
そう感じた俺は、彼女の口元に顔を近づける。

ナギ
「あっ……んんっ……えっ、王子……?
い、いったい何を……は、ふむぅっ……!?」

ナギ
「んんっ……ぷはぁっ……はぁっ……
……ま、待ってくれ、王子ぃ……その……
う、嬉しいのだが……、主君と接吻なんて恐れ多くて……」

そんな彼女に俺は、
今夜は一人の女として来たんじゃないのか、と問いかける。

するとナギはいっそう頬を赤く染め上げた後、
やがて小さく頷いた。

了解を得た俺は、再びナギの唇を塞ぐ。
今度は重ねるだけでない。舌を絡めて、
濃厚で淫らな口づけを紡いでいく。

ナギ
「ふむぅ……んっ、んんンっ!!
はんっ……あぁっ……ふやぁっ……んぅっ!
んっ、んぁ……ちゅっ、ん……あん、っ……はぁっ……」

ナギ
「んぁ……はむぅ、む……ちゅ、あむ……んんっ、
……ふあっ、ぷはぁっ……おう、じ……おうじぃ……っ」

最初は戸惑いを見せていたナギだが、
やがて自ら舌を絡ませながら
トロンとした瞳で見つめてくる。

ナギ
「ぁあっ……はっんぅっ……
お、おうじぃっ、わ、わたしぃ……もうっ……」

ナギの表情は完全に情欲に呑み込まれ、
蕩けた唇の端から、はしたなく涎が零れだしている。
そんな彼女を見て、さらに肉欲が膨張していくのが分かる。

要望通り、俺は硬くそそり立った肉槍で、
彼女の膣穴を荒々しく引っ掻き回す。

ナギ
「ふぁっ、ひっ……んぁぁああああーっ!
あぁああっ……いっ……いいっ……
王子のが大きくなってっ、はぁっ、はぁっ……ふああ……!」

ナギ
「おっ、お願い王子ぃっ……! も……もっと突いてぇっ……!
王子のオチ○チンで、めちゃくちゃにして……んあぁっ……!
はぁっ……やぁぁっ、んあぁっ……っ。っ……はっ……ぁあっ!」

ナギは人が変わったかのように、
淫らな言葉を紡ぎながら、獣のように腰をくねらせる。
肉壷からだくだくと汁が溢れ出し、どろどろの愛液が糸を引く。

ナギ
「ぁあんっ、王子ぃっ……! 王子ぃいんっ……!!
ぅうっぁっ……、王子っ……、
私、もうっ……もうっ……ぁああんっ!!」

先程よりも締め付けを増したナギの膣が、
身を焦がすほどの快楽を受け痙攣を始める。

ナギに限界が訪れることを感じた俺は、
抽送速度をさらに上げ、ともに絶頂へと上り詰めていく。

ナギ
「っはぁあああんっ……!
ま、また大きくぅっ、あ……んやあっ、ぁあああっ、
ああっ……イ、イク……イっちゃうぅッ……」

これで最後と、叩きつけるように肉棒を押しつけた瞬間、
ナギが甲高い嬌声を上げて、絶頂の到達を知らせた。

ナギ
「あッ、んあぁぁぁあああああああああああっ――!!」

彼女がびくんと身体を反らせたと同時に、
俺はペニスを引き抜いて、彼女の大きな乳房に欲望をぶちまけた。

精液にまみれた胸を上下させながら、
ナギは恍惚とした表情で息をつく。

ナギ
「あ、あふ……あ、はぁ……んぁっ……」

ナギ
「んっ、ふぁ……はず、かしい……
うぅ、まさか……私があそこまで、乱れるなんて……」

頬を赤く染めて、瞳を潤ませながら言う彼女が愛らしくて、
俺は隣へ横になると優しく口づけする。

ナギ
「んっ……。お、王子ぃ……」

頭を撫でてやると、さらに恥ずかしくなったようで、
ナギは枕の端を掴み、顔を隠してしまう。

しかし、ふと彼女が半分だけ顔を出して、控えめに尋ねてくる。

ナギ
「はぁ……その、王子……。
一人の女としての私を、王子は受け入れてくれるか……?
これからも私は……王子の傍に、いてもいいのだろうか……?」

当たり前だと俺が返すと、彼女の表情から不安が消える。
その代わりに涼やかで、瑞々しい笑みを浮かべた。

ナギ
「……あなたに出逢えて、お傍にいられて……私は本当に幸せだ……」