ドルチェ寝室1 シーンテキスト
――とある夜。
ドルチェの部屋に向かうと、
彼女は机に向かってなにやら作業をしていた。
ドルチェ
「……あら、王子。
こんな時間に何か用?」
ドルチェがこちらに気付き、言葉だけで会釈する。
机を見ると、鉄製のパーツが並べられていた。
どうやら、狙撃銃の整備をしていたようだ。
ドルチェ
「悪いけど、今は見ての通り手が離せないの。
用があるなら、少しだけ待っていてくれないかしら?」
ドルチェはそう言って、手近な椅子に座るよう促してきた。
集中しているのか、ドルチェの視線は手元から離れない。
その様子があまりにも無警戒かつ無防備で、
つい、妙な出来心が鎌首をもたげてしまう。
ドルチェ
「もうすぐ終わるから、そう待たせは――ひゃぅっ!?」
ドルチェの言葉に、唐突に小さな悲鳴が混じった。
後ろからいきなり伸びてきた俺の手が、
彼女の胸元を弄り始めたからだ。
ドルチェ
「ちょ……ちょっと王子っ!?
いきなり何して、……ふひっ、あはははっ!
く、くすぐったい――じゃなくて、やめてってばっ!」
ドルチェの抗議を無視して、
まずは服の上から、彼女の胸部を撫で回す。
指先に感じるほのかな膨らみと柔らかさは
妙な背徳感を感じさせる絶妙な感触だった。
ドルチェ
「い、いい加減にしてよっ!
せめて終わるまで待って……って、ちょ――!」
ドルチェの言葉を遮るように、
俺は彼女の胸元のボタンを外しにかかった。
シャツを大きくはだけさせ、下着をずらすと、
控えめな胸と、可愛らしい桃色の乳首が露わになった。
ドルチェ
「~~~~っっ!!」
恥ずかしいのか、
ドルチェは頬を紅潮させて、
声にならない悲鳴をあげた。
外見の割に大人びた性格をしている彼女だが、
こうして見れば、何ということはない。
今俺の腕の中にいるのは、年相応の生娘でしかないのだ。
ドルチェ
「だ……ダメっ!
こ、これ以上は――ンンッ……!」
嫌がるドルチェに構わず、
俺は乳首へと手を伸ばす。
既に硬く尖り始めていた乳首を指先でこねると、
彼女のか細い体がビクンと跳ねた。
ドルチェ
「くぁっ……んっ、あっ、んん……っ
やめ、てっ……たらあ……っ!」
ドルチェの口から艶めかしい声が漏れ出るが、
その口調は未だ反抗的であり、
情欲に流されまいと、我慢しているようだった。
そんないじらしい仕草に煽られ、
知らぬ間にこんなことを口走っていた。
――このまま銃の整備を終わらせられたら止めてやる。
ドルチェ
「はぁ……!? そんなの、できるわけが――」
少しだけ強めに乳首を摘まみ上げる。
ドルチェ
「――――ふぁぁンッ!?
ぁ……んっ……わ、分かったわよっ!
やれば、んっ……いいんでしょう……?」
初めは難色を示したドルチェだったが、
抵抗は無駄と悟ったのか、あっさりと承諾した。
ドルチェ
「……んっ、くっ……んあっ……んんっ……」
ドルチェは声を必死に押し殺しながら、
手際よく銃を組み立ててゆく。
この調子なら、整備は間もなく完了してしまうだろう。
この調子、ならな――。
ドルチェ
「ひゃうんッ――!? んっ、ふあっ、ぁぁンッ……!」
それまで桃色の小さな乳輪を外周していた
親指と人差し指で唐突に乳首を摘み、
強い力でつねり上げた。
すると、より強い性感に驚いたのか、
ドルチェのはばかりのない嬌声が、部屋に響いた。
ドルチェ
「ゃああんっ、んんッ……!
はあ、ぁ……っ! こ、こらぁ……っ!
そんなの、反則――ひゃぅうんッ!」
指先をよりいやらしく弄ばれて、
ドルチェの息遣いが荒くなったのを間近に感じ取る。
すんなりと整備を終わらせてしまってはつまらない。
元より止めてやるつもりなどなかった俺は、
彼女を絶頂へと誘うために、指先をより淫らに操った。
ドルチェ
「ああっ! ん、はぁ、んあッ……!」
ドルチェ
「こ……これじゃ、んんっ、ひぁンっ……!
整備なんて、んっ……で、できなぃいッ……!」
ぴくんぴくんと身体を震わせているドルチェだったが、
見れば、彼女はその太ももをすり寄せ、
もじもじと切なげな視線を俺に向けていたのだ。
――無理矢理されてるのに濡れてしまったのか?
と彼女の耳元で囁く。
ドルチェ
「やっ……い、言わないで……ッ!
あんっ、んっ、んあぁあ……!」
適当に言った言葉だったが、図星だったのだろう。
ドルチェの頬がさらに紅くなった。
その目尻には涙さえ浮かび、
俺の中の征服欲が満たされていくのが分かった。
ドルチェ
「あっ……だ、駄目っ。それ以上はダメぇ……ッ!
イッちゃう、イッちゃうからぁっ……!」
絶頂が近付いていることを、ドルチェが必死に訴える。
……だが、そんなことを聞かされては、
むしろ手伝ってやらない訳にはいかない。
ドルチェの滑らかな首筋に口づけをしながら舌を這わせ、
乳首への愛撫をより激しいモノへと変化させた。
ドルチェ
「んんッ――! あっ、んああっ――!」
ドルチェ
「……もう、無理っ。クるっ、クるぅぅぅッ!」
ドルチェの体が一際大きく跳ねると、
遅れて小刻みにビクビクと痙攣した。
ドルチェ
「あぁ……。ん、はあぁぁ……」
絶頂の余韻に浸っているのか、蕩けた表情を浮かべたまま
動かないドルチェは、持っていた銃の留め具をぽろぽろと
零していることすら気付いていない様子だ。
その一方で、射精に至っていない俺のペニスは、
未だ収まりがつかずに膨れ上がったままであり、
さてどうしたものかと思案を巡らせていると――。
ドルチェ
「……はぁ、はぁ……ねえ、おうじ……」
ドルチェ
「……最後まで、して……」
不意に、ドルチェがそう呟いた。
突然のドルチェからの誘いではあったが、
俺が拒むはずも無く、彼女の火照った身体を強く抱き寄せると、
次の享楽の前戯とでもいうように互いの唇を重ね合わせた。