テンマ寝室2 シーンテキスト

窓から注ぐ月灯りを浴びながら、
テンマを寝台へと優しく組み敷く。

愚息の先端を秘所にとあてがうと、
てらてらときらめく愛液が、小さな水音を立てた。

テンマ
「んっ……ふぁ……。
貴公が、私の部屋を訪ねて来るのが……待ち遠しくてな」

テンマ
「少し……準備を念入りにしすぎてしまったのだ……」

愛液に濡れたテンマの指先を見れば、
その『準備』が何を指しているのかは明らかだった。

手の甲で口元を隠しながら、
テンマは微かに落とした声色でこう続ける。

テンマ
「先日は……お預けをさせて、済まなかった」

テンマ
「しかし今夜は……大丈夫だ。
ちゃんと私の中に……貴公を迎えたい」

心の準備が出来ていない――もとい、男根が大きすぎて入らない、
という理由で、テンマとの交わりをお預けにされていたのだった。

テンマ
「…………その、今日は、
心の準備も……ちゃんと出来ている」

戦場での凜々しい姿とも、
普段の落ち着いた雰囲気とも違い、
テンマは困ったように眉尻を下げた表情でこちらを見つめている。

テンマ
「自分で言うのも何なのだが……それなりに、
魅力的な身体では……ない……だろう……か……?」

テンマの口調は、徐々に自信の無さそうなものに変わっていく。

彼女の美しい裸体と、微かに恥じらう姿を、
素直に褒めるとテンマは微かに頬を赤く染めて、

テンマ
「う、嬉しいが、照れるな……。
貴公に言われると、世辞でもこうまで胸がときめくのか」

世辞ではないのだが、と苦笑しながら、
少しずつ、テンマとの結合を慣らすように、
愚息を彼女の中へと沈めていく。

テンマ
「んぁっ……ぅ……」

十分過ぎる程に潤った膣道は、
何の抵抗もなく肉棒を飲み込んでいくが、

テンマ
「んぐっ……」

微かな引っかかりを覚えると共に、
押し殺したようなうめきが、テンマの唇から漏れた。

テンマ
「気に……するな……。
多少は痛いが……初めての時は、
痛いものだということくらい、私だって知っている……」

テンマは眉尻を下げ、慈しむような声色で言葉を続ける。

テンマ
「だから、ちゃんと抱いて欲しい。
……これくらいの痛み、吹き飛ばすくらいに私を乱れさせてくれ」

強気な口調と、弱気な表情。
ちぐはぐなテンマの様子を愛おしく思いながら、
首肯を返し、ゆっくりと肉棒を挿入していった。

テンマ
「んっ……」

最奥をこつりと突いた時、
彼女の口からは、微かに甘い吐息が漏れた。

テンマ
「い、今のは……その……、
気持ちよければ……声が出ても、仕方あるまい……?」

いじらしい視線と言葉に胸が高鳴り、意図せず愚息に力が入った。

テンマ
「ひぁあっ……な、なんだ、大きくなったぞ……?」

テンマ
「私と繋がれて……嬉しい……だと?
ふふ……そうか、王子、貴公も……私と同じ気持ちなのか」

テンマ
「ならば、私がして欲しいことも……わかるだろうか……?」

身体だけでなく、
心まで通じ合ったような一体感を覚えながら、
テンマにゆっくりと首肯を返す。

白い脚を抱えるようにして、
俺はテンマの中を味わうように、抽挿を開始した。

テンマ
「あっ……動い……んうぅぅぅうっ……!!」

テンマ
「……き、聴くな……っ!!
変な声……でちゃ……ひやぁあっ!?」

傷痕をいたわるような遅々たる抽挿だったが、
テンマの膣口は、ひくひくと不規則に肉棒を締め付けてくる。

甘い快感と、テンマの愛らしい喘ぎが、
身体と心、両方を満たしていった。

テンマ
「んぅぅううっ……お、ち○ちんが……で、出て行く時……
んひぁああっ……き、気持ち……よくてぇ……っ」

こうだろうか。

テンマ
「んやぁあああぁっ!? き、きくな、馬鹿者!!」

テンマ
「あぁっ……んぅぅううっ……!!
優しく……撫でられている……みたいで……ひぁああっ
それなのに……全身が、びりびりと……痺れ……あぁああ!!」

テンマ
「だ、だめ……おかひく……んぁあっ
頭のにゃか……まっしろ、に……ぃああああぁあっ!?」

テンマは、びくん、と背をのけぞらせ、
膣口で何度も肉棒を締め付けてくる。

テンマ
「い、いれた……ばかり……なのに……。
これでは貴公が果てる、前に……ひぅぅううっ!?」

果てる前に、何だろうか。

テンマ
「き、貴公……意地が悪いな……んあぁあっ!!
貴公が果てるより先に……ひぅっ……
な、何度も……果ててしまい、そうだと……」

そう言いながら、テンマの秘所は、
貪欲に肉棒を求めてひくついている。

甘い快感をさらに引き出そうと、
じっくりと擦り上げるように抽挿を繰り返してやる。

テンマ
「ひやぁああっ!! は、話している最中、なのにぃ……っ」

止まったほうが良いだろうか。
撫でるような抽挿を繰り返しながら問いかけると、
テンマはふるふると首を横に振って、

テンマ
「や、やらぁ……っ!!」

テンマ
「王子が……果てるまで……っ
止まらないでぇ……ひぁっ……ああぁっ!!」

びくん、と強く肉棒が締め付けられる。

緩慢な前後運動ではあったが、
テンマの秘所が降り注いでくる刺激によって、
意図せず腰の中心には、熱いしびれが生まれつつあった。

テンマ
「ひぅぅっ……き、気持ちいい……だろう、か……?
わ、わらひの……からだ……ひやぁん……っ!!」

言葉で答えるより前に、
先日の口淫の時よりも一回り大きく膨れた肉棒によって、
こちらの本音はテンマにしっかりと筒抜けになっていた。

頭がしびれる程の快楽が、テンマの秘所と、
太ももを抱えた手の平、そして彼女に触れる全ての場所から、
止め処なく流れ込んでくるかのようである。

テンマ
「よ、良かっ……ぁああぁあっ!!
ま、また何か、来ひぇ……ッ!!」

テンマの背が弧を描くようにのけぞり、
幾度目かの小さな絶頂を示してくる。

肉棒に降り注ぐ快楽の刺激に、
二人の結合部が甘くとろけてしまったかの様な錯覚を覚えた。

テンマ
「やぁ……いやぁっ……じゅぷじゅぷって……、
やらしい音……させちゃ……んぅぅっ!!」

先の絶頂と共に、
テンマの秘所からはとろとろの愛液がじわりと溢れ、
肉棒を突き入れる度に水音を立てている。

この音の原因はテンマが濡れすぎていることなのだが、

テンマ
「だ、だって……っ!!
おち○ちん……きもち、よすぎて……っ!!
勝手に溢れ……ひぁっ……ああぁぁあぁああっ!!」

ずるりとカリで膣道を擦るように引き抜くと、
テンマの身体がびくりと跳ねた。

引き抜くときが心地よいと先程言っていたのは、
どうやら紛れもない真実のようである。

テンマ
「ら、め……それらめぇ……っ!!
あぁっ……ひやぁぁぁああぁあぁんッ!!」

テンマの乱れる様に胸が高鳴る。

愚息の付け根には既に、
放出の時を待つ精液がぐらぐらと煮え立っていた。

しかしまだ、初めての交わりで、
こうまで達することの出来るテンマを、
さらなる高みに導いてやりたいと欲が出る。

テンマ
「んぅぅぅうううッ!! あ、あたまの、なかぁっ!
真っ白れぇ……火花が……ばちばちってぇ……ッ!!」

きつく何度も脈動する膣口。

肉棒には根本から亀頭まで、
いつ暴発してもおかしくない程の刺激が、
テンマによって与えられている。

テンマ
「ひぁ……あぁっ……こ、こりぇだめ……っ
ら、め……らめぇッ!! 王子だめ……これ、壊れひゃ……っ」

がくがくと身体を震わせるテンマに身を重ね、
怯える必要はないと強く抱きしめる。

最早言葉を紡げぬ様子で、テンマは身を強張らせて、

テンマ
「ぃ……ぁ……ぁああっ……い、イク、イっひゃ……――ッ!!」

跳ねるテンマの身体を抱きしめたまま、
その最奥へと熱い精液を解き放つ。

堪え続けた濁流は、テンマの中で愛液と混じり合い、
今度こそ本当に二人の性器が、
溶け合ってしまったのではないかとすら思える。

テンマ
「ぁ……ぅ……」

放心したテンマの唇に、己の唇を重ねようとするが、
ためらいと共に押しとどまる。

半ば意識を失った様子の彼女の唇を奪うことは、
良いことではあるまい、と思考がめぐるが、

テンマ
「……貴公が……何を考えているのか、
……私にも、分かる気が……するな」

未だ焦点のあっていない、とろけた視線が、こちらを射抜く。

テンマ
「……きっとそれは、私の望んでいることと……同じものだ」

テンマの伸ばした手に抱き寄せられ、自然と唇が重なった。

テンマ
「んっ………………」

テンマ
「……………………」

テンマ
「………………ぷぁっ」

息を止めていた様だった。
テンマの初々しい様子に、思わず笑みが零れる。

テンマ
「わ、笑うな……こういうのは……初めてなのだ」

珍しく照れた様子のテンマは、
更に珍しいことに、随分と楽しそうな声色で、こう続けたのだった。

テンマ
「先程のキスも……初めてであるが故に、
確認の為にも……もう一度、如何だろうか」

テンマ
「今度は、貴公の……方から……な」