ティール寝室1 シーンテキスト

先日の戦闘で受けた負傷故だろうか、
悪夢を見ていたような気がする。

巨大なゴーレムの空飛ぶ拳によって、
盛大に吹き飛ばされる悪夢である。

ティール
「んっ……ひぁっ……!
ほ、ほんとに、入り……ましたぁ……」

それが、どうしてなのだろうか……?

対ゴーレム戦の悪夢は、
どこか温かく、心地よい夢へと移り変わりつつある。

ティール
「うっ……うぅ、結構痛いです……。
でも……何だかお腹の奥が……むずむずして……」

夢の中の俺はゴーレムと戦っていたはずだ。

それが今は、得も言われぬぬくもりに抱かれ、
春の花園を全裸で駆け回っているような開放感がある。

ティール
「んっ……あっ……や、やだ……。
ちょっと気持ちよくなってきちゃいました……」

悪夢はもはや、カケラも残っていない。

ゴーレムに吹き飛ばされる最悪な夢は、
もはや何とも形容できない、
あえて言うのなら気持ちよすぎる夢に変化していた。

ティール
「ひぁあっ……んぅぅぅ……っ!
ゆ、指でするより……気持ち……い……ひやぁ……っ」

…………?

何かがおかしい。

ティール
「あっ、あぁっ……んぅっ……王子様、王子様ぁ……♪」

誰だ俺を呼んでいるのは。

心地よい夢から、何とか目覚めるべく、
ゆっくりとまぶたを開いていくと――

ティール
「きゃぅぅ……っ!?
ひぁっ……ん……あっ、王子様、おはようございます♪」

俺の上には、よく見知った少女――ティールがまたがっており、
愚息はその根本まで、ティールの蜜壺に飲み込まれていた。

俺を悪夢から引き戻してくれたのは、
ティールの膣道の柔らかさと、
子宮口による亀頭への口付けだったのか……。

ティール
「気持ちいい夢……ですか?
えへへ……それなら良かったです……♪」

気持ちよさそうに腰を振りながら、
ティールはにへらっと気の抜けた微笑みを浮かべて、

ティール
「……えっ? なにをしてるって……ひぁっ、んぅっ!
王子様に……あぁっ……お詫びの、ご奉仕を……っ」

お詫び……?

何か彼女に、お詫びをされるようなことがあっただろうか。

ティール
「き、昨日のゴーレム戦で……ひぁ……っ!
私をかばって……ゴーレムの拳を、
食らっていた……じゃないですかぁ……っ」

あんな巨大な拳を、
愛らしい少女に食らわせるわけにはいくまい。

まだ身体のあちらこちらに痛みは残っていたが、
いわばこれは、名誉の負傷というものだった。

ティール
「で、でも……その……かばってもらえて、うれしくて……っ!
だから……うぁあっ……こうして……ひぁっ、ああぁあっ!!」

――それで、お礼とお詫びを兼ねた夜伽というわけか。

ティール
「ひゃいっ! お、男の人は……っ!
ひぁっ……こういうの、お好き……なんですよね……?」

ティール
「酒場で……んぁああっ……き、聞いたんです……っ!」

ティール
「大好きな……男の人が……んぁああっ……!
私をかばって……怪我を……した時に……んぅぅぅっ、
どうやってお礼とお詫びを……したら良いのかって……っ」

酒場の飲んだくれ達に吹き込まれたということか。

後ほど、こうした行為を他の者にしないように、
十分に言い含めてやらねばなるまい。

ティール
「し、しません……!
そこまで世間知らずじゃないですからぁっ!」

気持ちよさそうに俺の上で腰を振っている様を見ると、
彼女の言葉には、些か疑問の余地が残る気がする。

ティール
「……うっ、うぅぅぅ……王子様以外に……ひぁあっ、
こ、こんなこと……絶対しないですぅうぁっ……っ!」

ティール
「だって……だって……わ、私が好きなのは……んぅぅっ!」

ティール
「お、おうじさま……だけ……んん……」

ティールの声は、ぼそぼそと小さくなっていき、
その最後までしっかりとは聞こえなかった。

いったい何と言ったのかと訊ねてみるが、

ティール
「い、一回しか言いませんから!
聞き逃した王子様が悪いんですー!!」

……ほう。

ティール
「ふぇっ!? ど、どうしてそんな悪い笑顔を……って、
あっ、ちょっと、待ってくだひゃ――ッ!?」

教えてくれないのなら、気持ちよくしてもらった反撃に、
ティールを快楽のるつぼに叩き落とすのみである。

十分過ぎる程に柔らかくほぐれた膣道を、
遠慮なく真下から突き上げ、
膣口から子宮口までをまんべんなく擦り上げてやる。

ティール
「んきゃぅぅあぁあぁあッ!?
ら、らめっ、らめれしゅぅぅぅぅっ!!」

ティール
「こ、こんなのっ、ひぁっ、やぁっ!?
き、きもち、きもちよしゅぎてぇ……ッ!?」

濡れすぎた秘所は、些か刺激が足りないような気もするが、
それを補って余りある程に、
ティールの嬌声は劣情を昂ぶらせ、愚息に更なる力を与えてくれる。

ティール
「ひやぁあああぁあ――ッ!?
んッ、あぁッ、やっ、いやぁ――ッ!?」

唇をわななかせ、全身を震わせて、
ティールはその絶頂をこちらに伝えてくる。

性的絶頂を示す膣口の収縮は、
落雷めいた強烈な刺激を肉棒全体に響かせた。

ティール
「な、なんで……さっきより大きくぅ……」

ティール
「き、きもちーところに……ぐいって、
押し当ててくる、みたいで……ひぁっ……んぅぅ……」

ティール
「ひぇっ……? あっ、ま、待って、まだ呼吸が――ッ!?」

十分に休憩しただろうと予想して、
再び垂直抽挿を始めることにする。

果てたばかりの膣道は、
先程までの潤いきった柔らかな肉の感触に加え、
不規則に脈動する強い刺激に溢れていた。

ティール
「いっ、いぁっ、あぁあっ、王子っ、様っ、のっ、
いっ、いじわっ、いじわるぅぅぅッ!!」

ティール
「ひやぁあああぁんッ!? だめぇぇっ、だめれしゅっ!
あぁっ、ま、また、イく、イっちゃ――ッ!!」

絶頂による収縮すらも、
ティールにとっては心地よい刺激となっているのだろう。

泣きそうな顔のままに快楽を貪る様は、
抗いがたい劣情をこちらの最奥に芽生えさせ、
それはぐるぐると渦巻き、放出の時を待ちわびていた。

ティール
「んひゃぅぅぅっ、んぁっ、ひやぁあっ、んぅ~ッ!?」

ティール
「こわっ、こわれっ、こわれひゃうっ、
ティールが壊れちゃいましゅぅぅッ!!」

人生において初めての交わりであろうティールに、
しっかりと快楽の味を体験させてやれたことに安堵しつつ、
こちらも最後の瞬間に向けて抽挿の速度を上げていく。

ティール
「なっ、にゃんでっ、そんなっ、あぁあぁッ!?
た、楽しそうな顔ぉっ、してりゅんでしゅかぁああぁっ!?」

ティール
「ひぁっ、やっ、やらぁッ!
さっきより、さっきより大きなのが……っ!
ぐわって、なんかしゅごいのがぁあ……っ!?」

そんなにすごい快感の波であれば、
味わってみたいものだ……。

ティールらしい言葉選びに苦笑しつつも、
愚息の奥で脈打つ劣情は、もはや我慢の限界を超えつつある。

彼女の言う『しゅごいの』に合わせて精を放つべく、
全力を以て腰を突き動かして――

ティール
「やんっ、ひぁっ、あぁあぁっ、ああぁあああぁッ!!
イ、イきまひゅ! ティール! イきまひゅぅぅぅ――ッ!!」

強烈な吸引が肉棒に襲いかかり、
それに一切逆らうこと無く、
むしろこちらから望んで精液を放出する。

尿道を駆け抜ける精液は、脳裏に白い火花を弾けさせ、
全身の神経にまで快楽を刻み込んでいく。

ティール
「はぁ……んぅ……あぁ……はぅ……」

ティール
「う、うぇぇ……」

女の子が『うぇぇ』はないだろう、
と苦笑しつつ、しなだれかかってくるティールの頭を撫でてやる。

ティール
「だ、だって……こんなのおかしくないですかぁ……?」

ティール
「ほんと、なんですかこれぇ……。
私……何だか恥ずかしい言葉連呼してた気がするんですけど……」

ティール
「これが……男女のいとなみ……?
世の中の女の子って……皆こんな風になっちゃうんです……?」

今夜のティールは特別、壊れていた様な気がするな……。

ティール
「ひぇっ!? そ、その言い方酷くないですかぁ!?
王子様だって結構可愛い顔してイったくせにぃ!」

――見ていたのか!?

ティール
「へっへーん♪ よぉーく見てましたよぉ……?
正直気持ちよすぎてうろーぼえですけど、
完っ全に、私の身体にめろっめろになってましたね……!!」

…………くっ。

ティール
「…………ふふんっ」

ここは――

ティール
「引き分けということで……っ!!」

中々に、頭の悪いやり取りだった。

しかし、気付かぬ内に、ティールとのこんな日常も、
決して悪くないものだと、俺は思いつつあったのだった……。