チグリ寝室1 シーンテキスト
チグリ
「あっれ? 確か前はこの辺にいたと
思うんだけど……」
がさがさと森の中をかき分けながら
チグリが首を傾げた。
珍しい動物を見つけたから俺に
見て欲しいといい、ジャングルまで連れて
きたはいいが、どうやら見つからないようだ。
チグリ
「ごめんな王子。いないみたいだ~……」
しゅんとうな垂れる彼女を宥めつつ
城に戻ろとしたとき、彼女が何かを発見した。
チグリ
「あれは……」
視線の先を追うと、そこには動物が交尾を
している最中だった。
彼女はそれをまじまじと興味津々に
見つめている。
チグリ
「人間もあんな風に……するの、かな……」
興味があるのか? と聞くと、
彼女が口ごもった。
チグリ
「どんな感覚になるのかなって……、
思っただけで……」
もごもごと呟く彼女に、
俺はあることを思いつく。
チグリ
「おい王子……、この格好は……」
彼女の後ろに回り、するりと手を忍ばせる。
上に身に着けていた衣服を脱ぎ去り、
そのふくよかな胸をさらけ出した。
チグリ
「ちょ、ちょっとまて王子!
ここは外だぞ!? 誰かに見られたら……っ」
もがく彼女を制止しながら、
その胸の膨らみに手を伸ばす。
ハリのあるその胸は、手に収まりきらずに
こぼれている。
チグリ
「あっ……、ぁ、ぅ……」
初めて味わう感覚に、
彼女が戸惑いの動きを見せた。
そのまま体を自分に委ねればいい。
と言って、行為を続ける。
チグリ
「ゆだねるって……、いわれ……ても……、
んっ……」
じわじわ責め立てるように胸を揉みしだくと、
感じてきているのか、胸の突起が硬くなり始めた。
チグリ
「あ、はぁ、ん……。ふぁ、あっ、そこ……んんっ」
コリコリとその突起を指の腹で弄ると、
彼女が気持ちよさそうに甘い声を上げる。
初々しい彼女の反応を楽しみつつ、
胸を揉む動きを激しくしていく。
チグリ
「あっ、ふぁ、あんッ……!」
動物の交尾を目の前に、自分の胸を弄られるという
状況と、ジャングルの中という開放的な空間の
せいなのか、彼女の興奮が高まるのが伝わる。
チグリ
「王子……、なんかアタシ……、体が……
おかしくなっちゃうよ……っ」
うずく体は彼女を絶頂に導き、
ぴんっと突起を強く摘むと
とたんにその体が跳ね上がった。
チグリ
「ひゃぁあうっ……!!」
ぴくぴくと体を震わす彼女は、
その頬を赤く染めたままこちらを見上げる。
チグリ
「い、今……なんか……体が変だった……。
今の……なに……?」
上気する頬にキスを落とす。
彼女は恥ずかしそうに俯きながら
俺の手を握った。
チグリ
「初めて感じたけど……気持ちよかった……」
再び行為を始めようとした俺に、
遠くから兵士が俺たちを呼ぶ声が
聞こえてくる。
チグリ
「あっ、呼んでるぞ王子。
……また……教えて……」
服を整えながら呟いた彼女に、
今度な。と返事をした。