ダルク寝室2 シーンテキスト

ダルク
「んぅっ……あ……入って……んぁあっ」

寝台に仰向けになったダルクに、
張り詰めた肉棒をゆっくりと挿入していく。

前戯に次ぐ前戯によって、
ダルクの秘所はぐっしょりと濡れ、
一切の抵抗なく愚息を受け入れてしまった。

ダルク
「……当たり前ではないですか。
あ、あんなに……その……えぇと……」

あんなに、その、えぇと――その続きは何だろうか、
と首を傾げてみせると、ダルクは顔を真っ赤にして、

ダルク
「お、おっぱいを、好き放題に弄んだではないですか」

ダルク
「おっぱいだけではありません。
わ、私の身体で、触らなかったところがないくらい……」

ダルク
「こんなに恥ずかしいことをされて、
濡れない方がおかしいと思いませんか……っ!」

――ダルクとの、恋人紛いの営みは、随分と長く続いていた。

ダルクにとっての義理の父、そして俺にとっての好敵手、
互いに二度と会えないあの男のことを偲び、
言葉を交わす内に、こうして慰めあう仲になったのである。

それが悔悟によるものなのか、
傷を舐め合う行為であるのかも分からないが故に、
互いの関係をはっきりさせないままに。

ダルク
「んっ……どうしたのですか……?
そんな、辛そうな顔をして……」

ダルク
「…………ふふっ、そうですか、
そんなことを悩んでいたのですね」

ダルクはそっと片手を伸ばし、
俺の頬に、その指先で触れてくる。

ダルク
「けれど、少し悲しいです」

…………ダルクが、悲しい?

ダルク
「えぇ、そうです。泣いちゃいそうです」

ダルク
「愛しい男性が、この関係を感傷による繋がりではないかと、
そんな風に悩んでいることに気付けなかったなんて……」

ダルク
「……あっ、驚いた顔、良いですね。可愛いです」

ダルク
「最初こそ、貴殿は義父の事を教えてくれた恩人でしたが……」

ダルク
「ただの恩義で、
こんなに毎夜毎夜、会いにくると思いますか……?」

きゅう、と膣口が俺を締め付ける。

何とも可愛らしい抗議だな、と苦笑しながら、
こちらもようやく確信した、ダルクへの思いを言葉にする。

ダルク
「……えへへ」

ダルク
「そういうわけなので、遠慮はいりませんからね」

ダルク
「恋人というものは、情愛を重ねて行く毎に、
心の相性も、身体の相性も良くなっていくのでしょう?」

ダルク
「めいっぱい、気持ちよくしてくださいね。
私も、めいっぱい気持ちよく出来るように、頑張りますから」

ダルクの真っ直ぐに過ぎる感情を、
しっかりと受け止めて、
その返答を肉棒に込めて、抽挿を開始する。

ダルクの秘所は、さながら月夜の水面のようで、
冷徹なまでの美しさを湛えていながら、
肉棒という訪問者を受けると、美しい波紋を立てるのだ。

きゅうきゅうと、水面の波紋めいた規則的収縮に、
肉棒は甘酸っぱい快楽を刻まれて、
無意識に腰を振る速度が上がっていってしまう。

ダルク
「ひぁっ、ああぁあっ、んぅぅ……っ!」

ダルク
「おく……奥の方……っ、こつこつって……んきゃぅっ!?」

ダルク
「おち○ちんが当たるところ……っ、
ぜんぶ、全部きもちよくてぇ……っ!!」

ダルクの言葉は、世辞や嘘ではあるまい。

彼女の美しい腹は、抽挿の一撃毎にひくひくと震え、
膣口も甘く優しく、肉棒を締め付けてくるのである。

ダルク
「だ、だって……きもち、よすぎてぇ……っ!
勝手に、身体がぁっ、びくびくってぇ……!!」

ダルク
「最初に……した時よりもぉ……ずっと、ずーっとっ、
気持ちよくて……びくびくして、ぞくぞくしてぇ……っ」

ダルク
「きっと……んぅぅっ、わ、わたしの身体ぁ……っ、
おち○ちんに、作り変えられちゃって……ぁあぁあっ!?」

ダルク
「わ、私ぃ……こんなっ、こんにゃあっ、
えっちな子じゃ……なかったはずなのにぃ……っ!!」

両手で顔を隠そうとするダルクを制し、
互いの手を繋いでやる。

真っ赤な顔でこちらを見つめるダルクに、
容赦なく、しかし慈しむかのような抽挿を繰り返しながら、
互いの身体を重ねるように、ゆっくりと顔を近づけて、

ダルク
「……んっ」

ダルク
「…………んっ!?」

優しく唇を重ねてから、再び身体を起こし、
その顔をじっと見つめていると、

ダルク
「き、しゅ?」

ダルク
「…………こほん、き、キス? 今、キスしましたか?」

ダルク
「うっ、うぅぅぅ~~~ッ」

不意に、肉棒を強烈な締め付けが襲う。

それがダルクの照れ隠しだと気付いた頃に、
彼女は恥ずかしそうに、しかしそれ以上に嬉しそうに、

ダルク
「……うれしい、です」

ダルク
「んっ、えへ、えへへ……キス、しちゃいました……♪」

こんなに喜んでくれるとは、と思いつつ、
こちらも照れくささを感じ、
それを振り払うかのように、抽挿の速度を上げていく。

ただ唇が触れるだけの行為でありながら、
腰の奥に宿ったダルクへの想いの証は、
既にぐるぐると渦巻いて、今にも破裂しそうだった。

ダルク
「ひぁっ、ふふっ、良いですよ……?
全部……んぅっ、ぜんぶ……私の中で……出してくださいね?」

ダルク
「きゃぅっ、んぅぅぅっ、ひぁぁあ……ッ!!」

ダルク
「ひぁっ、んやぁあぁっ、ま、また大きくぅ……っ!?」

ダルク
「大きくなるときは……出そうな時、ですよね……?
わたしの中で……イきたいって思ってる時、ですよね……?」

最早、俺の身体の反応は、
ダルクにとっては良く知った事となっているようだった。

互いの絶頂の先触れは、
毎夜のように身体を重ねていれば、
覚えてしまうものなのかもしれない。

ダルク
「とうぜん……ですっ!
んぅぅっ、だ、だって……好きな人の、ことですから……っ!」

ダルク
「ひやぁっ……ああぁっ、んぁああぁ……っ!!
イ、イっちゃいそうです……わ、わたし、もう……っ」

ダルクの喘ぎと収縮にあわせて、
ぐりぐりと押し付けるように腰を振る。

絶頂が近いのはこちらも同様で、
少しでも気を抜けば、精液が噴出してしまいそうだった。

そんな状況で、ダルクは快楽に染まった顔のまま、
細い指で優しく、こちらの頬に触れて、

ダルク
「イっても……いいですか……?」

残り少ない互いの理性をよりあわせ、
可笑しそうに笑い合って、しっかりと頷きあう。

肯定の意を込めた、今にも暴発しそうな肉棒を、
全力を以てダルクの最奥に、幾度も叩きつけ――

ダルク
「ひぁっ、やっ、も、もうっ、あぁあああッ!!」

ダルク
「ひやぁあぁぁっ、ああぁぁぁッ、んやぁああ――ッ!!」

絶頂は同時だった。

尿道の奥から、全身の神経を焼き尽くす黒い劣情が駆け巡る。

思考が真っ白に成る程の快感を覚えながら、
ダルクの子宮へと、溢れんばかりに精液を注ぎ込んだ。

ダルク
「あっ……まだでてる……」

ダルク
「お腹のおく……びゅー、びゅーってなってるの、わかります」

分かるものなのか、と感心しつつ、
ダルクに覆いかぶさるように、ゆっくりとその身を抱きしめてやる。

ダルク
「分かりますよ。誰より大好きな人の精液ですよ?」

ダルク
「好きな人の精液を……赤ちゃんのもとを、
自分のお腹で受け止めているのですから……ね?」

冗談か本気か分からないその言葉に、
もう一度、俺達は笑い合う。

そうして、二人が眠りについたのは、
これから随分と後、
更に三度程交わりあってからなのだった……。