ダナン寝室1 シーンテキスト
ダナン
「どうもおしとやかに、っていうのは
あたしは苦手みたいだ」
ダナンはふと急にそう言葉をこぼした。
たまには杯でも交わそうと彼女からの
誘いを受けた俺は、ダナンからのその言葉を
聞き返した。
ダナン
「あたしはジャングルで育ったから世間に
疎いところがあるという自覚があったんだが……」
ダナン
「今日兵士から聞いたんだが、
あたしは、守りたい、というよりも
守られたいタイプらしい」
確かにその姿はおしとやかというには
かけ離れている。
彼女のにらみは猛獣さえ怯ませられるほどの
鋭いものがあった。
ダナン
「確かにあたしも男に守られるような女に
なりたいと思った事はないが……」
そこで彼女は一旦言葉を区切る。
すると横に座っていた彼女は、
立ち上がり俺の前にきてその身をかがめた。
ダナン
「その、あたしは女としての魅力は
ないと、いうことだろうか……」
その瞬間彼女が何を言いたかったのか
ようやく理解し、俺は思わず吹き出してしまった。
ダナン
「なっ、わ、笑い事じゃない!
これでも一応悩んでいるんだっ」
ダナン
「兵士に聞こうとしたんだが、
姐さんといわれているせいか聞きづらくてな……」
屈強な彼女は、その風貌故に兵士から慕われている。
そんな彼らに聞きづらくなるのも無理はないだろう。
ダナン
「あたしは、その……王子にとって魅力的な
女性、だろうか……」
弱弱しいその問いに、十分に魅力的だということを
彼女に伝えた。
すると聞いておきながら恥ずかしくなったのか、
彼女の顔が赤く染まる。
ダナン
「……なんだかそうはっきり言われても
恥ずかしいものだな」
ダナンは不意に顔を反らしながら、
ふとその視線をあげる。
それはまっすぐに俺の下半身に向けられていた。
ダナン
「本当に魅力的に思うなら……、
あたしが王子に奉仕してやろうじゃないか」
彼女は喉を鳴らし、俺の下半身に手を伸ばした。
ダナン
「いくら仲間と言っても男と女……。
そういう目で見ない、なんて保証はないからな」
ダナンは俺の下半身にあるふくらみをなぞり、
そこからペニスを取り出した。
ダナン
「さすがは王子、いいものをもっている」
彼女がうっとりとした目つきでそれをみると、
手を使ってしごき始める。
ダナン
「ふっ……。まだ触ったばかりだというのに
もう硬くなり始めている……」
ダナン
「これならもっと興奮するのかな?」
そういって彼女は甲冑を脱ぎ去り、
肌を覆っていたものを取り払う。
かわりに露わになったその胸に
俺は自分の喉がなったのを感じた。
ダナン
「へぇ、また硬くなった……」
ダナン
「んっ……、ここをこう触ると、どうだ?」
撫でるように、しかし強弱はつけながら
指で竿をなぞりカリを撫で上げる。
力加減を間違えれば痛みに変わるぎりぎりの
愛撫に、ぞくっと体が震えた。
ダナン
「いいねぇ……。なんて大きいんだろうか。
こんなのが私の中に入ったら……」
ごくりと彼女の喉が鳴り、
口元には笑みが浮かんでいた。
ダナン
「イキたかったらイってもいいんだぞ?
ほら……ここをしごかれるのが好きなんだろう?」
すでに俺の弱いところを探り当て、
そこを執拗に攻め始めた。
ダナン
「ビクビクしてきた……。
もうこんなに硬く……あっ」
彼女がぐっと手にわずかに力を込めた瞬間、
亀頭から精液が飛び出し果ててしまう。
ダナン
「こんなにでるなんて……よほど溜まって
たのか?」
そのまま彼女が俺に馬乗りになり、
行為が始まろうとしたその時。
ドアの外から面会を求める兵士の声が聞こえる。
何やら報告を持ってきたようだ。
ダナン
「ちっ……タイミングが悪いな、王子。
悪いけどお預けのようだ」
ダナンはそう呟くと、雑にまとめた衣服を手に
窓から飛び出してしまった。
これからが燃え上がるところで少し残念だが、
王子たるものの務めをおろそかにはできない。
次の機会を楽しみに待つとしよう。