ソシエ寝室1 シーンテキスト

ソシエ
「ねえ、王子……私のことを、犯して……」

大事な話があるからと言われ、
夜半にソシエの部屋へと出向いた俺に対し、
出迎えた彼女は、平時と変わらぬ無表情で言った。

何かの聞き間違いか、と思い、
もう一度言ってくれないかと返す。

ソシエ
「だから……私を犯してって……そう、言ったの」

言って、
戦闘時の重々しい服装とは打って変わった、
薄着姿で俺へと抱きつく。

ソシエ
「……だめ?」

俺を見上げる彼女の顔は、依然として無表情だ。

そんなソシエの、いつもと変わらぬ雰囲気のせいか、
求められているというのに、どうしてか感慨を覚えない。

ソシエ
「私……魅力、ないのかな?」

そういうわけでは、と返すが、
氷像のように変化のない彼女の表情と態度を前にしては、
性的な思考も欲望も、沸き立ってはくれなかった。

ソシエ
「なら……こっちに、来て……」

手を引かれ、そのまま彼女のベッドへと連れて行かれる。

そして、腰を落ち着けた俺の横で、
彼女は、その身体を横たえる。

ソシエ
「これなら、興奮するでしょ?」

…………。

ソシエ
「おかしいな……」

ソシエ
「王子なら、ベッドの上で二人きりになれば、
すぐに襲いかかってくれると思ってたのに……」

冷然とそんなことを呟くソシエに呆れてしまったのか、
まったく反論する気が起きなかった。

――きっと、何かの冗談なのだろう。
そう思い、俺はそのまま彼女の部屋を出ようと、
ベッドから立ち上がろうとした。

ソシエ
「え? ちょっと待って……王子。どこに行くの?」

俺の手を掴んで引き留める彼女に、
冗談でもこういうことはしてはいけない、と諭す。

ソシエ
「違う……私は真剣だよ」

ソシエ
「貴方は、大切な友達だし、相棒だから……」

ソシエ
「もっと、近づきたいの……」

ソシエ
「心も、身体も……深く、繋がりたいの」

ソシエ
「貴方になら……私の初めてを、
あげてもいいって……そう、思ったから……」

ソシエ
「だから、お願い……」

そこで初めて、彼女の端正な顔に、
普段は見せない切なる感情がたゆたっているのを認める。

幼くして精鋭揃いの名高き軍に属し、
数えきれぬ戦功を立ててきた、あの冷酷なソシエが、
今だけは年相応の可憐さを見せていた。

だからこそ、彼女の思いを受け入れる。

そして、こういうことに臨むなら、
男をその気にさせる作法ぐらい
覚えておかないと駄目だ、と彼女に伝えた。

ソシエ
「作法……? どうしたら、いいの?」

ソシエ
「私……王子が、ハァハァ、ってなるようなこと、
頑張ってしてみせるから……やり方を教えて?」

どこまで本気かは知らないが、
とりあえず、彼女に色々と言葉を投げてみる。

ソシエ
「……なに、それ?
おしっこするところを……手で弄るの?」

ソシエ
「ううん……やったこと、ないけど……。
それをしないと、王子には犯してもらえんないんでしょ?」

ソシエ
「……分かった……ちょっと待ってて」

言うが早いか、彼女は寝台に身を横たえ直すと、
ショートパンツを下着ごとずらして、陰部をさらけ出した。

ソシエ
「ここに……指を入れる……で、いいんだよね?」

ああ、と当然のように頷きを返すが、
彼女の羞恥の無さに引っ張られているせいか、
現実感がやけに薄い。

そんな俺を尻目に、
彼女はゆっくりと無毛の肉扉を押し分けて、
陰唇に指を咥えさせていく。

ソシエ
「……ふぁ、ぁ……っ」

ぴくん、と肩を震わせ、片目をつぶるソシエ。

ソシエ
「何か……ぞくぞくって……する……」

言いながらも、彼女の指が膣奥へと入っていく。

ソシエ
「んっ、ぁ…………やぁ、ン……」

ソシエ
「んっ、ぁあ……おう、じ……ん、あッ……、
これで、やり方……合ってる?」

ソシエ
「……え? もっと……はげ、しく……?」

ソシエ
「んふぁっ、あッ……こ、こう……?
あっ、んん……何だか、変な感じ……だよぉ……」

未熟な陰唇に咥え込ませたソシエの小さな指先が、
こちらの指示した通りに、その激しさを増していく。

ソシエ
「はぁぅっ……んっ、ぁあン……、
おう、じ……すごいよぉ……これ、気持ちいいのぉ……っ」

くちゅくちゅ、と淫らな水音が生じ始めたかと思うと、
見せつけられる秘部からは既に愛液が零れ始めていた。

そんな、未知の快楽に理性を侵され始めたソシエに、
何処が気持ちいいのかちゃんと言葉にしないと
男の俺には分からないな、と意地悪い言葉を放ると、

ソシエ
「何処って……あ、んんっ……なんて言えばいいか、
わからな……ああっ、ふぁあ……わから、ないよぉ……っ」

ソシエ
「え……?
んぁっ、ぁ……ここって……あっ、ん……、
そんな……はぁ、ぁあンッ……名前、なの……?」

ソシエ
「わ、分かった……からぁっ……怒らない、で……、
ふぅんっ、ぁあっ……どこが、気持ちいいか……、
あっ、やぁン……ちゃんと、言う……からぁ……っ」

ソシエ
「はぁ……あっ、ぁあんっ……オマ○コ……ひぁっ、ぁ……、
んっ、ふぁあっ、あっ……オマ○コが、気持ちいいの……ッ」

ソシエ
「はぁ……はぁっ……あっ、ぁぁ……王子ぃ……、
何だか、せつない、よぉ……んっ、ふぁ、あンッ……」

こちらが何も言っていないのに、
ソシエはゆっくりと胸部の下着をたくし上げ、
小ぶりな胸を露わにし、空いてる方の手で揉み始める。

ソシエ
「ひ、ぁあっ……はぁっ、んんっ……だ、めぇ……、
ふぁあっ、あっ……これ、止まらなく……なっちゃうぅ……っ」

既に俺のことなど眼中に無いというように、
自らの行為に没頭するソシエは、
そのまま激しく膣内を指先で弄っていく。

気づけば、
俺も興奮に尖りきった愚息をズボンから取り出し、
ソシエと同じように、自らを慰めていた。

ソシエ
「ふぁあっ、ああんっ……王子の……すごい、大きくなってるぅっ、
あっ、ぁああっ……私で……興奮、してるって……あっ、んん……、
こと、なんだよね……? 嬉しい……うれいしぃ、ぃっ、あぁン!」

ソシエ
「はぁ、はぁあんっ……指でも、こんなに……んっ、ぁあっ、
気持ち、いい……のにぃっ……王子のが、入ったら……っ、
いったい、どうなっちゃうの、かなぁ……ふぁっ、あぁあンッ」

ソシエ
「んっ、んんぁあっ、ああッ、ふぁあっ……何か、きちゃうっ……!
王子……私ぃ……ヘン、だよぉ……あっ、ああっ、だめぇっ……、
き、きちゃうっ……大きいの、ぶわぁって……やぁ、ふぁぁあン!」

ビクン、と大きく身を震わせ、
ソシエが初めての絶頂を迎えると共に、
俺の興奮も鈴口から勢いよく飛び出した。

ソシエ
「ふぁあっ、ぁあっ……なに、これ……んっ、んんっ……、
王子の……からぁっ……はぁ、あぁあっ……!
いっぱい、白いの飛び出して……やぁっ、あっ、んぁあン……!」

こちらに向けられている愛らしい尻へ
勢いよく飛び出していく精液の感覚に、
ソシエはうっとりと口許に笑みを浮かべる。

ソシエ
「はぁ……はぁっ……あっ、ぁあ……、
そうか……これが、男の人の……精液、なんだね……?」

ソシエ
「嬉しい……んっ、ぁぁ……王子が、
私で……いっぱい、興奮してくれた……」

荒いままの息を整えもせずに、
ソシエは、胸を揉みし抱いていた方の手で、
俺の手に触れて、引き寄せる。

艶やかに染まる頬と、わずかに潤んだ瞳が迫り、
収まりかけていた興奮が、再び舞い戻ってくる。

ソシエ
「王子……これで、もう……文句は、ないよね?」

ソシエ
「次は……王子のその……大きいので、
私のことを……いっぱい、犯して……」