セーラ寝室2 シーンテキスト

セーラ
「すみません……
ご主人様に看病してもらうだなんて……、
……メイド失格です」

ベッドに仰向けで寝ていたセーラは、
申し訳なさそうにブランケットで顔を半分隠して
力なく呟いた。

今朝からセーラの顔は赤く、何かとぼうっとしていることが
多かったので、念の為にと額に手をあててみると、
かなりの熱があることが分かり、こうして安静にさせているのだ。

セーラ
「昨日の食料の買い出しの際に、
雨に濡れてしまったのが原因かと思われますが、
少し気怠さと熱があるだけです……。」

心配しないでください、と気丈に振る舞っているが、
いつも完璧なセーラとは打って変わって、
その顔は力なく、はかなげであった。

セーラ
「あの……あまり近づかれると困ります……。
私、熱で汗をかいてしまって……
ご主人様に不快な思いをさせてしまっているのでは……?」

確かに、彼女の額や頬にはうっすらと熱による汗がにじんでいる。
身体全体が、汗で濡れてしまっているとなれば、
このままではより症状を悪化させる可能性があるだろう。

少し待っていろ、と言って、
俺はすぐに木桶に水を汲み、小さな手巾を持って、
セーラの部屋へと戻ってきた。

セーラ
「ご主人様……?
いったい、何をなさるおつもりですか……?
え、もしかして――ひゃぅっ!?」

水を含ませてから絞った布を、
セーラの火照った頬に優しくあてた。

セーラ
「そんな、このようなことまで……、
自責の念で、この身がつぶれてしまいそうです……」

気持ちよくはないのか?
と問いかけると、
少しためらってから、セーラは小さく首を振った。

セーラ
「気持ち、いいです……とても。
ご主人様にこんなこと……していただけるなんて……」

感涙か、それとも熱にうかされてか、
セーラの美しい緋色の瞳が、
うっすらと濡れ始めた。

気にするな、と俺はセーラの首筋にも手を伸ばす。
すると、彼女はくすぐったそうに、だけど
心地よさそうな表情をみせてくれた。

セーラ
「とても……楽になりました。ですがもう、大丈夫です……
これ以上は、さすがに私が、自分を許せません。ご主人様どうか
――え、あの、ご主人様? そこは、ちょっと……ひぁっ……」

俺は、セーラを覆っていたブランケットを小さく払いながら、
ロングスカートの下に隠れていた太ももへと手を伸ばす。

微かに身じろぎしながら、
彼女は抵抗の意思を込めて俺の腕に触れる。
だが、その力はとても頼りなく、俺を止めるには至らない。

セーラ
「んんっ……ふぁ、ぁっ……そんな、ところ……、
いけません……んっ……お手を汚してしまいます……、
ひぁっ……ん、んぁ……だめ、です……ご主人様……」

だが濡れたままの身体をそのままにはできない、
と俺は彼女の衣服の下に手を忍ばせていく。

熱を孕んだ柔らかく濡れた肌は、
俺の手に吸い付くようにしっとりとしており、
得も言われぬ心地よい感触が指先に満ちた。

セーラ
「わか、りました……ぁっ……はぁ、ん……、
ご主人様の……仰せの通りに、いたします……んっ……」

そう呟くと、彼女はゆっくりと
自ら服を脱ぎはじめた。

俺もそれを手伝うようにセーラの身体を支え、
一緒になって衣服を脱がしていく。

セーラ
「あまり……見ないで……ください……」

熱とは異なる羞恥の赤に、セーラの端正な顔が染まっていた。
胸元を慎み両手で隠し、
腿を寄せて秘部を隠す様がいじらしい。

弱り切った彼女のその所作すべてが、
俺の心奥に潜んでいた苛虐の獣を目覚めさせ、
持っていた手巾を放り捨てて、彼女の腹部に顔を近づけた。

セーラ
「んぁっ……そ、んな……だめ、です……、
汗ばんでいて、汚い……です、ご主人様……、
そのように、匂いを……かがないで、ください……ひゃぁんっ……」

すんすんと、わざと音を立てて鼻を鳴らし、
セーラの身体から発せられる甘やかな香りを嗅ぐと、
いよいよもって耐えきれなくなった彼女が、泣きそうな顔になる。

セーラ
「ひぁっ、ぁあんっ……ご、ご主人様……舐めないで、ください……、
私の汗など……なぜ、お舐めに……くふぅ、ぁああんっ……、
だめ……そんなところ……変な、声……でてしまいます……」

引き締まった白く艶めかしく濡れる腹部に、
俺は舌を這わせ、彼女の反応を楽しむ。

甘酸っぱい汗の味と、彼女の半泣きの顔。
それだけで、俺のペニスが大きくなっていくのが分かり、
胸を隠していた彼女の手を邪魔だとばかりに払いどかす。

セーラ
「そんな……んんっ、んっ……ひぁっ……ぁあん……
そこは……だめ、です……ご主人様……はぁんっ……、
んっ……んぁ、あっ……気持ちよく、なってしまいます……んっ……」

彼女の胸が露わになった。初めて見るセーラの、
白く、形の良い豊満な乳房に見惚れる。だが次の瞬間、蜜に
群がる羽虫のように、俺は無意識にその双丘に口づけをしていた。

舌が埋まるほどに大きく柔らかなそれは、
しっとりと濡れ、これ以上ないというほどに
甘美な味がした。

セーラ
「ふぅぁ……んっ……んぁっ……乳首、感じて……そこ……、
弱いんです……ふぁっ、あっ……ひぁあんっ……、
ご主人様、歯を、立てないで……ぁああんっ……んんっ……」

舌だけで彼女のたわわに実った果実のような
胸を全て堪能するように、執拗に舐めては、
硬くなった乳首を甘噛んでみせる。

びく、びくっ、と身体を小刻みに震わせ、
俺の舌先の動きに怯えるように身悶える光景は、
どこまでも下卑た支配欲を満たしてく。

セーラ
「んんっ、ご主人、さま……もう、耐えられ、ません……、
私、こんなに……濡れてしまってます……んぁっ、はぁ……、
ご主人様の、欲しくて……たまらなく、なって、ます……」

俺の興奮を知ってか、それとも本当に俺が欲しいのか。
セーラのその言葉に、
俺はあっさりと理性のかせを外されてしまう。

次の瞬間、俺は彼女の濡れそぼる秘部に、
漏れ出した愛液を絡めるようにして、
熱く膨らんだ亀頭で割れ目をなぞり始めた。

セーラ
「ひぁっ、ああっ……ぁんっ……ご主人様ぁ……、
じらさ、ないで……ください……もう……、
身体中、あつくて……耐えられません……んっ……」

普段の彼女からは想像もできないような
甘えた声で懇願してくる。

貞淑さの最果てのような彼女を、
俺のモノにするという征服感が腰を突き動かし、
ぐぶりと淫唇に肉棒で口づけし、そのまま奥へと潜り込ませた。

セーラ
「はぁあっ……ぁああんっ!
う、ぁあ……入って、きます……ご主人様の……、
きつくて……膣中が、んんっ、いっぱいになってますぅっ……」

熱のせいか、火傷しそうなほどに熱い膣内の粘膜が、
俺のペニスを根元までしっかりと覆い、吸い付いてきた。

はっきりと今、繋がったという実感があった。

ゆっくりと腰を動かし始めると、
張り付いていた雌ヒダが、ぬるりとうごめいて、
痺れるような快感が、背筋を駆け上がった。

セーラ
「んんっ、あっ、あつい……です……ふぁっ、ぁあ……、
もっと、感じさせて……ください……ひぅ、ぁああんっ」

快感に身をすくませるセーラの動きに合わせて、
膣内の肉ヒダがざわめき、まるで幾千の舌が
亀頭に絡みついているような感覚に陥る。

腰をうちつける度に揺れる乳房が
触ってくれといわんばかりに主張し、
俺の手が自然とそれを鷲づかみにした。

セーラ
「ふぁっ、ぁああんっ……んっ、胸、いじられながら……、
ご主人様に、つかれるの……大好き、です……いつも……
服ごしだったから……普段より、感じて……ひぁあんっ!」

彼女の言葉通り、胸を触り始めた途端、
膣内が一気にその締め付けを強くした。

いっこうに離そうとしない肉ヒダを
カリ首でこそぎ落とすように肉刀を引き抜く度、
快感の閃光が脳裏で幾度も瞬いた。

セーラ
「んぁあんっ、ぁあっ……ぁっ、ふ、深いですぅっ……、
ご主人様のオチンチンがぁっ……どんどん奥に入って……、
ひぁっ、ぁあっ……子宮に、あたって……ますぅうっ!」

亀頭の先端がコツンコツンと膣奥をノックしているのがわかる。
俺はそこを重点的に攻め、まるで子宮にキスをするように、
何度も何度もペニスを擦りつけては、突き上げていく。

かき回された蜜壺からは、先走り汁と愛液が混ざった
粟立つ液体が途方もなく溢れだし、足の根元やお尻だけでなく、
シーツや脱ぎ散らかしたメイド服までもを淫らに濡らしてく。

セーラ
「はぁっ、あっ、ああっ、ぁあああんっ……、
腰を密着された、ままっ……こすられるの、んっ……、
気持ちよすぎ、ですぅっ……ゃあんっ……んんっ!」

艶めかしい喉を見せつけるように
彼女の身体が仰け反り、ぶるんと、
たおやかな双乳が揺れ、視覚的にも俺を悦ばせる。

セーラ
「それ……だめっ……らめれす……ひぃんっ……ああっ、凄く
気持ちイイですっ、くぅ……ふぁぁっ……ご主人様のオチンチンで、
子宮、こじ開けられて……らめ……らめぇええっ!」

俺の侵入を拒むように、膣内が更に肉棒を締め付ける。
同時に、子宮口が硬く閉ざされたような気がしたが、
それすらもグリグリと亀頭でこじ開けるように腰を動かす。

セーラ
「ひぃあああんっ!
おかしく……なっちゃいますっ……それ以上は……、
私っ、おかひく、なっひゃいますぅっ……ふぁあんっ!!」

深く突く度、まるで雷撃を浴びたように身悶える姿が、
普段のセーラからはあまりにもかけ離れすぎていて、
俺の情欲をどこまでも加速させていく。

いつもは髪飾りでしっかりとまとめ上げられていた銀の美しい髪も、
彼女の身体を覆うように華やかにシーツに広がり、淫らに見つめる
スカーレットの瞳が、俺の射精を待ちわびているようにも見えた。

セーラ
「もう……イっちゃいますっ……私、ご主人様の、んんっ……、
お許しもなく、ふぁあんっ……みっともなく……ゃあんっ……、
このまま……イって……イってしまいますぅぅうっ!!」

絶頂が近づいているのは彼女も同じようで、
ひきしまった腰を献身的にくねらせて、
射精を促すように、女肉が艶めかしくしゅん動している。

セーラ
「ご主人様も……ふぁっ、あっ、ああっ、一緒に……、
一緒にぃっ……イって、くださいぃっ! 出して……、
好きなところにっ……出していいです、からぁっ……」

嬌声と共に、熱く潤んだ膣内の柔らかい雌肉が、
痛いほどに肉鉾をしめつけ、それまで押し止めていた
欲望を一気に解放させた。

セーラ
「ふぁあああっ、ぁふ、熱ぅいぃ……んん、ンっ……はぁ……、
はぁあん……いっぱい、出てます……ご主人様の、精液……、
びゅくびゅくって……そんな、まだ出て……ふぁあァっ!!」

性的な絶頂感にわななく膣内が、ぎゅぅっと肉棒を握りしめ、
メイドの作法です、といわんばかりに、
最後の一滴までを搾り取ろうとする。

――これでは、いつもと変わらない。
そう思った俺は、出し切れないむずがゆさを振り払うように、
垂れ流したままの精液を意に介さず、抽挿を再開させた。

セーラ
「きゃっ、ぁああんっ! んんっ、くふぅぁっ、そんな……、
待って……くださぃ……ご主人、ひゃまぁ……イったばかりで……、
こんな、激しく……された、らぁっ……らめぇえええっ!!」

オルガズムを迎えたばかりの身体は敏感になっていたようで、
両足をなんどもバタつかせながら、
間断のない快楽によがり、身悶えする。

いやがるセーラとは裏腹に、膣中は男根を恋しがるように
何度も何度も執拗に絡みつき、溢れる精液と相まって、
ぐちゅぐちゅと筆舌につくしがたい快楽を与えてくる。

セーラ
「ぃやああんっ、ふぁ、もう……らめれす……ふぁっ、
ひぃん……んんっ、ごひゅじんサマぁ……だめれすぅ……
ひぁっ……また、イっちゃう……イっちゃいますぅッッ!!」

蕩けた表情と声で俺に抱きつくセーラを、
俺も強く抱き返すと、その勢いと共に、
彼女の女肉がぎゅっと俺を抱きしめた。

――また射精るっ……。
腰をひいた時、勢い余ってペニスが膣口から抜け出してしまい、
二度目の射精は、彼女の裸身に盛大にぶちまけてしまった。

セーラ
「ひぁっ、あぅ……ふぁあっ……あっ、ぁあ……
身体中が……ご主人様の……んんっ……匂いで……、
包まれて……いくみたい……ふぁっ……ぁ……」

射精後の心地よい倦怠感と、彼女のすべてを征服したような
圧倒的な充足が、総身に宿っていた力強さを全て掻っさらい
身体の力を奪われるようにして、ベッドへと身を沈める。

抱き合ったまま寝転んだ先で、
彼女の美しい顔がすぐそこにあった。

セーラ
「ご主人様……これでは、
せっかく綺麗にしていただいたのに、
また汗まみれになってしまいました……」

困った人ですね、
とでもいうように少しだけ眉をしかめて
怒ってみせるセーラが、反則的に可愛かった。

汗どころじゃないけどな、
と俺は苦笑しながら言った。

セーラ
「なら、今度はお風呂に入らなくては……ですね……。
ですが私は病人ゆえ、もう一歩も歩けません……入るにしても、
もう少し休まなくては……どうしようもないのです……」

してやったり、といった風情で、
彼女が俺を屈託のない笑顔で見つめる。

その飾らない笑みと言葉は、
普段わがままを言わないセーラが、
この時だけは、一人の乙女に戻っていた証拠だった。

セーラ
「ご主人様のせいで……私はまた、熱っぽくなってしまいました……。
ぶしつけではございますが……このまま……どうかこのまま、
今日だけは、私の看病を……して、くださいませんか……?」

わずかに緊張したように、
彼女が顔を俯かせて、
上目に言葉を漏らした。

頷きの代わりに、
俺は彼女の頭を撫でてやった。

セーラ
「……しっかりと……看病してください……ね?
そうしたら、明日からまた、完璧なメイドとして……
ご主人様のお世話を……します……から……」

満足そうな微笑を浮かべながら、ゆっくりとまぶたを閉じると、
俺の手を申し訳なさそうに握りながら、
セーラは小さな寝息を立て始めた。