セーラ寝室1 シーンテキスト
――コン、コン、コン。
調和の取れた絶妙な三拍子。
その音だけで、彼女だと分かった。
セーラ
「失礼致します、ご主人様。」
恭しい声音と、完璧なお辞儀をもって
宵闇の帳を静かに払うようにセーラは入室する。
セーラがいるだけで、見慣れた部屋が一瞬で
豪華な宮殿の一室のように華やぐように感じた。
セーラ
「ご準備は、できていますでしょうか……?」
慎み深い声。
それでいて良く通る、鈴のような声音だった。
首肯すると、
セーラは俺が座るベッドまで歩み寄ってきた。
セーラ
「それでは……せん越ながら、
ご主人様の、夜のお相手をさせていただきます。」
ヘッドドレスを眼前にちらつかせるように、
セーラがまたも頭を下げる。
身を起こすだけで、彼女の豊満な胸が、
布越しに大きく揺れるのが分かった。
セーラ
「私の胸が……気になりますか?
ですが申し訳ありません。
私が今日、奉仕に使うのは、ここではありません」
失礼いたします、と
上品な微笑を整った顔に浮かべて、
セーラは俺をゆっくりとベッドへと仰向けに押し倒していく。
すると、間断なく俺のズボンに手をかけると、
まるで魔法のようにするりとそれを取り払った。
セーラ
「まぁ……もうこんなに、大きくされて……。
私のような者を、待ちわびていらしたのですね。
ああ、苦しそうに、びくびくと……今、癒やして差し上げます」
流れるような身のこなしで、
ベッドを揺らすことなくセーラは俺の下腹部に立ち、
ロングスカートの裾を、ゆっくりと持ち上げた。
すると、下着を纏わぬ薄桃色の美しい秘部が露わになった。
純白のガーターとストッキングの合間に花開いた、
美しい華の様なセーラの秘部は、よく見れば薄らと濡れていたのだ。
セーラ
「ご主人様、お見苦しいものをご覧に入れて申し訳ありません。
ですが、どうか私を受け入れていただけますでしょうか?」
ごくりと、俺はつばを飲み込み、
二度、三度と小刻みに頷いてしまう。
既に、ペニスは彼女の中に入りたくて仕方ないと
泣くように先走り汁を垂らしていた。
セーラ
「それでは、失礼いたします」
セーラの腰がゆっくりと下ろされていく。
同時に、彼女の細い指先が、
丁寧な仕草で俺の肉棒に添えられ、
挿入を優しく促してきた。
セーラ
「ンン……ぁ、入って……くる……」
小さな膣口が、カリ首に触れると、
ゆっくりとその口を広げて、
頬張るように、飲み込んでいく。
セーラ
「ご主人様の……たくましい……ペニスが……、
はぁ、んっ……ぃ、あ……んっ……」
常に優雅な表情を崩さないセーラの美しい顔が、
苦痛に歪んでいた。
その反応に、
俺は自分達の結合部を注視し、
予期せぬ光景に驚いてしまう。
セーラ
「申し訳……んんッ、ございま、せん……
初めてのことで……勝手が……んぁっ……ぁ……、
ですが、問題……ありま……ふぁ……ぁぁッ……」
僅かに涙目になる緋色の瞳が、
けなげなまでに俺を見つめている。
一寸の狂いもなく、
彼女は俺に尽くそうと、
心に決めているのが分かった。
セーラ
「んっああ……私のような、者の血で……はぁ、ぁあっ……、
ご主人様のお体を汚して、しまう……ふぁっ……ことを……、
ゆるして、くださぃ……ひぁっ……あぅ……んんっ……」
痛いだろうに……。
破瓜の鋭痛にも臆せず、セーラは俺を慰撫しようと、
掴んだスカートの裾を懸命に握りしめ、
足を僅かに震わせながら肉鉾を全て包み込んでしまった。
セーラ
「はぁ、ンン……ぁっ、入り、ました……んぁっ……、
こんなに、アツくて……大きいもの、なのですね……、
もう、いっぱいで……」
達成感と高揚感に浸るように、
紅潮した頬をほころばせた。
その嬉しさが伝わってくるように、
セーラの膣内が絡みつき、
甘い快楽がペニスに刷り込まれていく。
セーラ
「たくさん……感じさせて……みせますから……んんっ……、
私はメイド……ふぁっ……ぁっ、ああっ、ご主人様だけの、
お望みを……すべて……この身で……ンンっ……」
引き締まったウエストを優雅にくねらせ、
肉槍を回転させるように動かすと、亀頭の先端が
膣ヒダすべてに擦れ、その度に身体に快楽の電流がほとばしった。
常に冷静な彼女の内側は、
彼女の熱心な献身ぶりを表すように、
どこまでも熱く、そして、どこまでも優しかった。
セーラ
「見えて……ンンっ、いますか……?
私……ご主人様のペニスを……はしたなく、咥え込んで……んぁっ……、
きちんと、ご奉仕……できて……んんっ、います、でしょうか……?」
頬を染めつつもスカートを摘まみ上げたまま、
性器同士が結びついた場所を確認してほしいというように
彼女は腰を動かしていた。
――ああ、とても気持ちいい。
俺は途方もない快楽に
強烈な射精感が催されるのを感じ始めていた。
セーラ
「こんな……ふぁっ……ぁあ……気持ちの良い……もの、
なのですね……んんっ……私……自らの責務を……ひぁっ……、
忘れて、しまい……そうです……んぁぁっ……」
セーラ
「ひぁああんっ……ご主人さまぁ……だめ、ですぅ……、
そんなに、暴れないで……ひぃんっ……くださいぃ……、
これでは……うまく、ご奉仕が……んんッ!!」
俺は徐々に腰を動かして、彼女の腰が下がるタイミングで、
さらに膣奥へと熱棒を突き込んでみせると、
セーラは困ったように眉をひそめた。
セーラの身体が上下する度、暴力的なまでに大きな
バストが揺れ弾み、俺は必死に射精願望を抑えながら、
いやらしく揺れる胸を握りしめた。
セーラ
「ふぁっ、ぁああんっ……乱暴な、ご主人様……ですね……、
困ります……もっと優しく……んっ、して下さらなくては……」
優しい微笑みをもって俺を誘導する
彼女のその言葉に従い、俺は左右ばらばらの動きで、
メイド服ごしの甘美な感触を楽しんでいた。
セーラ
「んぁっ……そう……上手いですよ、
ご主人……さま……」
……胸を触り始めたあたりから、
膣の締め付けが激しくなっている。
そう感じた時には既に遅く、きゅっきゅっと締めつける膣口と、
どこを突いても感嘆の息をもらしてしまいそうになる膣ヒダの、
双方からの快楽が、俺の心身を無力な性の虜囚にしていた。
セーラ
「んんっ……お辛そう、ですね……んぁ……ご主人様……
いいのですよ……私の膣中で、果ててしまわれても……」
暴力的なまでの優しさが声に込められている。
蕩けかける直前の絶妙な甘い喘ぎが、
執拗に俺を淡く苛んでいく。
同時に、弄ぶ乳房は、俺の思った通りに形を変え、
無思慮の指先を柔和に受け入れてくれる。
爛れた支配欲がどこまでも満たされていくようだった。
セーラ
「ぁああんっ……んぁっ……私も……気持ちよく……、
なってしまって、ます……んぁ……ぁああっ……」
快楽の海に浸りながらも、陶酔こそすれ、
溺れることはなく、彼女は俺を誘惑するような
嬌声をもって、終幕へと追い込んでいく。
セーラ
「ふぁっ……給仕仲間に、聞きました……殿方は……、
こういう時……言葉を……きちんと言われるのが……
いいの、ですよね……んんっ……それでは……」
こほん、と少しばかり恥ずかしそうに
咳払いをし、セーラは、
その表情をより淫らなものに変えた。。
セーラ
「ご主人様の……太くて、たくましい、オ○ンポ……私の、んんっ……、
オ○ンコの奥まで……入って……んぁっ……ふあぁあん……、
ご主人様の形にぃっ……なってしまいますぅっ……ふぁ、あぁ……」
――これは……ずるい。
上品な雰囲気を放ちながら、下品な言葉を慎み深く嬉しそうに
囁かれるたび、俺の欲望が膨れあがっていく。
この顔と、身体と、声に、
おれはすっかり溺れていたのだ。
俺はセーラのくびれた腰に両手を置くと、
もうどうにでもなれ、とばかりに腰を突き上げた。
セーラ
「ひぁああんっ……んんっ、はげしい、です……んんっ!
私、このまま……イって……イってしまいそう、ですぅ……、
許可を……ご主人様の許可を、いただきたい、です……」
膣中が言葉と同様に懇願めいてペニスをきゅっと締め付けてくる。
『イク時は一緒に……』
その収縮は、まるで無言の催促のようにも感じられた。
俺は、一度大きく頷き、彼女に許可を与えた。
セーラ
「んんっ、やぁっ、ぁああんっ……すごい、です……、
オマンコ、こすれて……ご主人様のオチンポで……、
灼けてしまいそう……ですぅ……ふぁあああんっ!!」
抽挿の速度を上げると、セーラの声がさらに高くなった。
膣中を出し入れする度に、上等な膣ヒダが
醜く膨れあがった俺の肉棒に絡みつき、
溜まりに溜まった情欲を、暴発させよとしてくる。
セーラ
「あっ……ぁあぁっ、イクっ、イっちゃいますぅっ!
ご主人様のオ○ンポで……オ○ンコぐちゃぐちゃにかき回されて、
はしたなく、イってしまいますぅうううッ!!!」
白くほっそりとした喉を震わせて、
艶やかな悲鳴が、寝室に響き渡った。
それと同時に、
俺のペニスから、白い欲望が爆ぜるようにして、
セーラの膣内にぶちまけられた。
セーラ
「ふぁあああっ、ああっ……ご主人様の熱いのが……ぁあんっ、
びゅッ、びゅぅって……いっぱい、出てますぅ……そんな……、
あつ……熱いです……んんんっ!!」
身体の奥に注がれる精液を感じながら、うっとりしながらも、
彼女の膣はどこまでも俺の男根に絡みつき、絶妙な強弱をもって
痙攣と収縮を繰り返して、全てを絞り出そうとする。
セーラの奉仕によって、
俺の精液は何度も吐き出され、
もう一滴だって出やしないとさえ思った。
セーラ
「んんっ……まだ、残っているような……
気がします……、んぁ……あっ……ああっ……」
最後の仕事だとばかりに、
セーラが腰をわずかにひねる。
狭められた膣口が根元部分を締め付け、
びゅっ、とさらに一発、自分でもびっくりするような
勢いで、残っていた精液が飛び出した。
セーラ
「これで……すべて、出し切り……ましたね……」
恍惚と自分の奉仕が完璧に遂行されたことを確認すると、
彼女は満悦の笑みを浮かべた。
だが、次の瞬間、張り詰めていたものが途切れたかのように、
セーラの身体から力が抜け、俺の胸へと倒れ込んできた。
セーラ
「きゃっ……す、すみません……私、ご主人様のお体に……、
こんな……粗相をして……メイド失格です……」
最後の最後で大きなミスをしてしまった、とでもいうように、
今にも泣き出しそうな表情で俺の顔を俯かせる。
その様が、
なんだかとておも愛らしくて、
俺は思わずセーラをきつく抱き寄せる。
セーラ
「ご、ご主人様……?
い、いけません……このような、恋仲のようなこと……、
私は……メイドでございます……」
イヤか?
と俺は問いかける。
セーラ
「そのようなこと……あるわけ……。
ご主人様は……いじわるなのですね……。」
上目に俺を見つめ、
セーラが困ったように微笑んだ。
だから俺は、返事と共に、この日最後の命令を口にする。
ああそうだ。
だから、このまま……今日は眠らせてくれ。
セーラ
「はい……喜んで……ご主人、さま……」
互いに、優しい微睡みに溶け合うまで、
そう時間がかからなかった。