セフィーレ寝室1 シーンテキスト

セフィーレ
「……どうしたのですか?
貴方の好きなようにしていい、と言っているのですよ?」

そう言われてもな、と俺は困惑しながら
眼前の異様な光景を理解しようと努める。

なぜ、セフィーレが寝室の壁に両手をつき、
綺麗な丸みを帯びた裸の尻をこちらに向けているのか。

セフィーレ
「言ったはずです、借りを返させていただくと」

セフィーレ
「ですが、単に貴方たちと共に戦うだけでは
命を救われたという大きすぎる借りを
いつになったら返せるのか、わかったものではありませんから」

……だから、身体を差し出すというのか?

セフィーレ
「……違うのですか?
こうしてお尻を突き出しておけば、あとは貴方が勝手に
私を好きなようにして満足してくれると聞いたのですが?」

……この際、その情報を
誰から聞いたかという問は置いておこう。

それ以前に、高位の天使であり、
従って人間を敵視していたはずのセフィーレが、
なぜ人間である俺にこうも容易く身を委ねようとするのか。

セフィーレ
「……なにを言っているのですか、貴方は?」

セフィーレ
「わけのわからないことを言っていないで、
早く私を好きなようにすればいいではないですか」

寒いから早くしろ、とでも言いたげに、
セフィーレは突き出したままの尻を振ってみせる。

そこまで言うのなら、と俺は彼女に歩み寄ると、
ちゃっかり勃起していた愚息をズボンから取り出した。

そのまま彼女の股間の割れ目を開き、
慎ましい膣口に濡らした牡の先端を押し当てる。

セフィーレ
「な……なにをして……ふゃぁんっ!?」

戸惑いの色を浮かべたのも一瞬、
狭い入り口に亀頭がごく浅く侵入した刹那、
セフィーレは聞き慣れぬ可憐な声を漏らした。

その予想外に愛らしい反応に心が踊り、
気づけば俺は彼女の細い腰を掴み、
狭い膣道にズブリと亀頭をねじ込んでいた。

セフィーレ
「――ひぎッ!?
い、痛ッ……ちょ、待ちなさ――ひぁあぁッッ!!」

竿先に感じた微かな抵抗感を突き破ると、
甲高い悲鳴とともに小ぶりな尻がビクンと跳ねる。

痛いくらいの圧迫感に竿の中ほどまでを握り込まれ、
思わずうめきを漏らした俺は、大丈夫か、と彼女に尋ねた。

セフィーレ
「くッ……うぅ、だ、大丈夫なわけが……んんッ!
お、おなかがジンジンして、苦し――ふぇえッ!?」

セフィーレ
「ななな、なにをしているのですかッ!?
そんな……んんっ……け、穢らわしいモノを、
私の中に……い、入れる……なんて……」

結合部を見た途端、目を丸くしたセフィーレに、
お前が好きにしていいといったんじゃないか、
と返しながら緩やかに腰を前後させはじめる。

ぴっちりと隙間なく閉じ合わさった肉ヒダの道を、
硬い肉竿で少しずつこじ開けていく感覚がたまらない。

まだ潤いの足りない膣内は、
けれどなんとも言えない暖かさに満ちていて、
出し挿れするたびに亀頭が先走りを吐き出していった。

セフィーレ
「くぅ、んっ……や、やめなさ……ひぃンッ!
お、おなか、ナカ……んんッ……拡げちゃ、やぁンッ!」

セフィーレ
「あぁあ……いやぁ、気持ち悪いぃ……っ。
穢らわしいモノが、引き抜かれるたびに……、
んンぅッ……おなかが、裏返りそうに……っ」

初めて受け入れた牡の生殖器の異物感が、
不安と困惑と恐怖の色を少女の顔ににじませる。

嫌なら止めてもいいんだぞ、と囁いた俺は、
緩やかな抽挿を続けながら彼女の片脚を抱え上げた。

通行を阻むような膣道の狭さが僅かに緩和し、
幾重にも折り重なった膣ヒダの一枚一枚が
亀頭のエラをピチピチと弾くようになる。

セフィーレ
「うぅぅ……っ。
ヌルヌルして、ジンジンして、気持ち悪い、ですぅ……っ」

セフィーレ
「はぁ……はぁ……っ。
こ、こんなことをして、なにが、楽しいのですか……?」

喘ぎ喘ぎこちらを見上げたセフィーレの面差しが、
恥じらいとはまた別種の赤みに彩られていることに気づく。

もはや彼女がそうと知らずに
俺との性交に臨んだことは明白だが、
知悉するよりも先に身体は肉悦を求め始めたらしい。

俺はわざと相手の意識をその点に向けさせるべく、
お前の中は最高に気持ちいいぞ、と耳許で囁いた。

セフィーレ
「き……気持ちいい? 私の……おなかの中が?」

キュン、と愛しげに膣全体が狭まり、
同時に熱い愛液が温泉のように湧き出てくる。

きしむような音を立てていた結合部が、
ぬぢゅぐちゅと淫猥な音色を奏で始めた。

セフィーレ
「あぁぁ……な、なんですか、これぇ……?
んっ……ぬ、ヌルヌルした汁が、股から勝手にぃ……っ」

セフィーレ
「はぅぅ……んっ……太くて、硬いのが、
ズルズルって……出たり、入ったりしてぇ……っ」

セフィーレ
「んっ、くッ、ふぁ、アッ、あふぅぅん……っ。
イヤ、イヤなのに……おなかの奥、キュンキュンして……、
ふぁ、あぅぅっ……こ、こんなの知りませんン~~~ッ!!」

たまらないとばかりにセフィーレが身をよじってよがると、
繋がっている愚息を予期せぬ刺激が襲い、思わず腰が震えた。

穢れを知らぬ清廉な天使が
肉悦によがり狂っている事実に興奮し、
躍動を続ける肉棒に熱い血潮が流れ込んでくる。

片手は豊満な乳房の頂きに、
他方の手は慎ましい陰核に這わせ、
丹念に愛撫しながら律動を加速させていった。

セフィーレ
「――ひにゃッ!?
あっあっアッ――はふぅぅうぅンッ!!
ダメ、ダメですっ、そこ、クリクリしちゃ――きゃぁあンッ!!」

急に倍増した快感に驚いたように
セフィーレの膣がぐっと狭まり、
あやうく射精してしまいそうになった。

目をつぶってなんとか波をやり過ごし、
恐る恐る目を開けた、その直後。

やるせなく蕩けた瞳で
俺を見つめるセフィーレと目が合い、
トクン、と心臓が高鳴った。

セフィーレ
「はぁ、はぁ……っ。
ふぁあ……も、もうダメれすぅ……っ♪」

セフィーレ
「貴方の……穢らわしい肉の棒が、
おなかのナカ……ぐちゅぐちゅって、
んんぅっ……出たり、入ったりするだけでぇ……っ」

セフィーレ
「あたま、ボーッとして……カラダ、フワフワしてぇ♪
はぁぁっ……このままじゃ、と、飛んでしまいますぅ……っ♪」

天使なのだから飛ぶのは自然なことじゃないか、
と自分でもわけのわからない戯言を述べながら、
こみ上げてきたものを吐き出す時節を窺っていると、

セフィーレ
「ち、ちがッ……違うんですぅぅっ」

セフィーレ
「はぁ、はぁ……こ、この感じ……、
天に……召される時の恍惚感に、似ていて……」

――つまりは絶頂間近ということか。
そう思うと俄然、嬉しさが募った。

我慢せずに存分に召されるといい、
と囁きながら深々と分身を挿入し、
小刻みに腰を揺すって最奥に何度も亀頭でキスをする。

セフィーレ
「ひゃああぁンッ! らめっ、奥らめぇぇッ!!」

セフィーレ
「んゃあっ、あッアッ――あぁああぁ~んんッ!!
イヤぁ、召されるッ、召されてしまいますぅぅ~ッ!!」

セフィーレ
「あぁぁっ……し、主よ、お許しくださいぃ……っ♪
私……に、人間の男に……体内を、侵されて……っ、
ふゃあぁっ……き、気持ちよくなって――んんんン~~ッ!?」

セフィーレ
「アッあっ――あぁあアンッ!
く、クるっ……しゅごいのキてしまいまひゅッ!
し、主よ……おッ!? ぉ、お……おゆるしを~~~ッ!!」

刹那、祈るように天を仰いだセフィーレの胎内に、
溜めに溜めた劣情を満を持して解き放った。

ビュルビュルと音が鳴るほどの勢いで子種が駆け上がり、
痺れるような快感と共に狭い膣内を瞬く間に満たしていく。

セフィーレ
「あはぁああぁあ~~~っ!!
あ、あちゅいの、ビューッて入ってくりゅぅぅ~ッ!!」

呂律の回らなくなった声で叫びながら、
セフィーレは初めての膣内射精の衝撃に打ち震える。

収まりきらなくなった精液が結合部から溢れ、
天使の褐色の腿に白く濁った軌跡を描くと、
甘美な背徳感に背中がゾクゾクと震えた。

セフィーレ
「はぁ、はぁ……はぁぁ……っ♪
あ、ぅぅ……な、なんたることを……」

セフィーレ
「敵である人間の体液で、おなかをいっぱいにされて……」

セフィーレ
「そのうえ、あまつさえそのことを
心地よいと感じてしまうなんて……っ」

こればかりは仕方ないさ、と
己の犯した罪の重さに押しつぶされそうな
少女の背中をそっと抱きしめる。

するとセフィーレは、
困ったような泣きたいような顔で俺を見上げて、

セフィーレ
「あ……貴方にはわからないのです。
主以外の者に……それも敵である人間に
心を奪われてしまうことの罪深さが……」

そう漏らすと、
しまった、とでも言うかのように慌てて口をつぐんだ。

敵である俺に心を奪われたのか、と
わざと揚げ足を取るように問いただすと、

セフィーレ
「ち……調子に乗らないでください」

セフィーレ
「少し気持ちよくしてもらったくらいで、
主の忠実なしもべである私が
敵である貴方に心を奪われたりするとお思いですか?」

セフィーレはそう言って、
不機嫌な子供のようにムスッと頬を膨らませた。

気持ちよかったことは否定しないんだな、
と俺が内心で微笑んでいると、
なにを思ったか、彼女は再び尻をこちらに突き出して、

セフィーレ
「ほ、ほら……早く続きをしなさい」

セフィーレ
「欲にまみれた愚かな人間である貴方のことです。
どうせ一度では満足できないのでしょう?」

そっけなくそう言うものの、
こちらを見上げる瞳は見るからに期待に輝いていた。

ならば満足するまでさせてもらおう、と告げた俺は、
セフィーレの存外に軽い身体を抱き上げて寝台に運び、
朝が来るまで飽くことなく彼女を味わい尽くしたのだった。