スプラ寝室1 シーンテキスト
よく晴れた日だった。
スプラとこうして近くの森で
山菜や木の実を採取する約束をしていたので、
良い天気に恵まれたことにただただ感謝した。
スプラ
「だいぶ、集まりましたねぇ。
これなら皆さんに振る舞っても余るくらいではないでしょうか?
それとも、まだ採った方がいいと思いますか?」
後は帰り道で見つけた分を
少しだけ採取すれば十分だろう。
そろそろ帰ろうと俺は彼女に伝えた。
スプラ
「はい! でもこんなにいっぱい採れて嬉しいです。
山菜を使った料理でしたら、少しは自信があるので、
王子さまに何か作って差し上げますね!」
日々の戦いでのきりりとした表情とは異なる優しい微笑が、
陽光に照らされてまぶしいくらいに可憐だった。
それじゃあこれもその料理のうちに含めて貰おうか、
と偶然目にとまったキノコを地面から引き抜いた。
すると、唐突に彼女の肩にいつも乗っている小動物が、
弾かれたようにして俺のもとへと駆け出した。
スプラ
「あ、こら!
どこに行くの! そっちはだめだって!
お、王子さま! 避けて下さい!」
直線的な突進の軌道から外れるように俺は脇に
飛びのこうとしたが、地面のぬかるみに足を取られ
思い切り腹部に体当たりをくらった。
体勢を崩したところへの突進攻撃によって、
俺はみっともなく顔から地面に倒れる。
スプラ
「だ、大丈夫ですか!?」
駆け寄る彼女に、
大丈夫だ、と返すが、すぐには立てず、
仰向けに体勢を変えることしか出来なかった。
スプラ
「お怪我はありませんか?
お身体をよく見せて下さい」
俺の顔を覗き込み、意識がしっかりしていることを
確かめると、次に身体のあちこちを触って、
痛みはないですか、と問いかけてくる。
大げさすぎる反応ではあったが、
心配されているという実感と、
あちこちをまさぐられる微かな刺激に妙な心地よさを感じていた。
スプラ
「王子さま!!
全然、大丈夫じゃないじゃないですか!!
こんなに腫れてしまって……痛みはないのですか?」
彼女が慌てながら視線を向けているのは、
どうみても下腹部の膨らみだった。
節操の無い愚息に、
俺は内心ため息を漏らし、
いつものことだから気にしなくていい、と返す。
スプラ
「いつも!?
ご冗談はやめてください。わたしに心配をかけまいとするのは
嬉しいですが、こうした処置はお手の物なんですから!」
スプラ
「さあ、ケガをしてるかどうか、
きちんと見せて下さい!」
唐突にズボンを引き下ろそうとする彼女を制止する。
スプラ
「わたしのこと、信じてくれないのですか?」
信じているからこそだ、
と言いながら、彼女の蛮行を押しとどめる。
スプラ
「王子さまの力になりたいのです。
わたしは神森の守護妖精です。森の中の異常事態は、
何だって対処できます! 信じて下さい!」
どうなっても知らないぞ、
と俺は忠告してから、
観念して彼女のしたいようにさせることにした。
スプラ
「ありがとうございます!
それでは、いきますよ……えい!」
いつもの恥ずかしがりな彼女とは思えない大胆さで、
ズボンと下着を一気にはぎ取られてしまった。
スプラ
「こ、これは……!?」
外気にさらされたことで
妙な開放感を獲得したペニスが、
青空と新緑の舞台の上で、雄々しく天へとそそり立つ。
スプラ
「ここまでの腫れとなると、
どうやら草花の毒に触れてしまったのでしょうか?
ですが、いったいどうやって……謎です……むぅ……」
じきに収まるから、
と俺は言ってみるも、
何とかします、の一点張りだった。
スプラ
「蛇やクモの毒であれば、
吸い出すことも可能でしょう。
王子さま、失礼します!」
迷いのない所作で、
彼女はその小さな口に、
膨らんだ亀頭を含ませた。
頬張った口元から。
ちゅるるっと吸い出すような音が聞こえ始めると、
痺れるような感覚が俺を襲った。
スプラ
「おうひさま……がんばっへくらさい。
いま、どくをすいだひますからね?」
違うんだ、とは思うものの、
彼女の真剣な表情と、ぎこちない舌使いと暖かみが、
俺の理性をぶちぶちと引き裂いていく。
そして俺はよからぬ言葉を投げかけてしまう。
スプラ
「え? わたひの胸、れふか?
はひ、わかりまひた!」
ペニスから口を離し、
急いで胸部を覆っていた衣服を脱ぎ、
彼女はその乳房を露わにした。
ぷるん、と色形共に文句の無い
魅力的な双乳が、眼前に現れ、
俺の一物の腫れがさらに悪化していく。
スプラ
「お、王子さま! また大きく腫れあがってます!
あの、わたしの胸を、どうしたらいいのですか?」
俺は短い言葉で、
少し苦しげに
あることを頼んでみせる。
すると彼女は気持ち良いまでの返事でもって、
その乳房をつかって俺の肉棒を挟み込んだ。
スプラ
「な、なるほど!
こうして、挟み込むことで毒がまわるのを防ぐのですね!
わたしの知らないことを知ってるなんて、王子さまは凄いです!」
罪悪感が胸の内で鎌首をもたげたが、
その喉元を背徳に染まった性的興奮が無慈悲に掴み上げ
呆気なく絞め殺してしまった。
スプラ
「れるぅぅ……あ、むぅ……」
俺に言われた通り、
亀頭に向けてヨダレを垂らし、
双方の胸に馴染ませていく。
ちゅむちゅむっと淫らな水音を立てながら、
豊満なバストがしっかりとペニスを包み込み、
得も言われぬ快楽が脳を痺れさせる。
スプラ
「んちゅぅ、んはぁ……れる、るぅ……」
唾液をたっぷりと含ませた舌でもって、
肉鉾のカリ部分を丹念に、
ペロペロと舐めてくる。
スプラ
「ちゅるっちゅぅ……ちゅぱ……どう、ですか?
少しは痛みは無くなりましたか? ちゅぅ……、
じゅるるっ……ちゅぁ……んふぅ、ふぁ……んん……」
柔らかな天使の羽のような
彼女の唇が、一生懸命に亀頭の先端に口づけをし、
懸命に先走り汁を吸い上げていく。
スプラ
「んふぁ、じゅるるぅ……んふぅ、んくぅ……、
ちゅむ、ぷぁ……ふぁ……ちゅるるぅ……」
上目遣いで俺を気遣いながら、
早く毒を出さないと、と何度もきつく胸をより合わせては、
舌と唇でもってペニスを扱き上げる。
――こんなのは反則すぎる。
バラ色に染まった彼女の頬と、
わずかに潤んだ瞳が、余計に射精感を高めていく。
スプラ
「ふぁっ!?
いま、びくって……びくってなりまひた!
もしかして、毒が出そうなんですか?」
そうだ、ともうやけくそ気味に彼女に返事をして、
もっと速く、そして強く刺激するように指示をする。
スプラ
「はひっ! まかへてくだひゃい!
れるれるぅっ……んちゅぅっ……んんっ……、
ふぁ、ちゅる……むちゅぁ……ちゅるるぅぅ……」
舌先が亀頭を這い、なぜだか尿道口を執拗に責めてくる。
天性の才能なのか、彼女は男の悦ばせ方を心得ているような
所作でもってペニスを愛撫していく。
唾液に濡れた舌先が、
クリクリと先割れ部分をいじめる度に、
強烈な電流のような感覚が生じ、思わず腰が引けそうになるのだ。
スプラ
「はぁむ……むちゅ……ちゅぅ、んんっ、じゅるる……、
んっ、んんっ……ちゅぷ……ぷぁ……はやく、王子さまの中から、
わるいの……いっぱい出て、下さい……あむぅ……ちゅるぅ……」
間断の無い吸い上げが、
耐えきれないほどの快感となって
びりびりと身体を駆け上がってくる。
みっともなく腰が震え、
小さく愛らしい彼女の口と胸の中で、
ペニスが一段と膨らむのが分かった。
スプラ
「わ、わかりまふ……出そう……なんれふね……?
王子さま、もっと力を抜いへくだひゃい……じゅる……、
ちゅむ……出して……出してくだひゃいぃ……ちゅるる……」
トドメとばかりに、
彼女は胸の締め上げを強め、
精一杯に頬張った口でもって何度も何度も吸い上げる。
唇と口内の柔らかさと温かさ、そしてむにむにと押しつけられる
左右のおっぱいの温かな締め付けが、耐えきれない快楽の雷撃となり、
俺はため込んでいた精液を爆発させるように解き放ってしまった。
スプラ
「んんっ!? んく、んんくぅ……んんっ!!
ぶっ……ぷはぁっ!! きゃぁっ!!
白いの、いっぱい出て……ひゃあぅんっ!!」
彼女の口内の許容量を越えた為に唇の抱擁から外れた
亀頭の先から、驚くほどの精液が飛び出しては、
彼女の美しい顔を白く汚していく。
スプラ
「こんなに、いっぱい……ふぁあんっ!!
熱ぃ……こんな、熱くなるまで……、
ため込んでいたなんて……ゃあンッ!!」
びく、ビクン、と何度も震えては
精液を飛ばしたペニスも、次第に落ち着きを取り戻し、
そして彼女も安心のため息をついた。
スプラ
「これで、もう大丈夫……ですね?
腫れも徐々にですがひいているようですし。
何とか、危機はさりました……」
持ってきた手布でもって、顔に飛び散っていた
精液を拭き取っては、少しだけ物珍しそうに
その白い粘液を見つめている。
スプラ
「妙な匂いですね……くんくん……。
ん~……少し呑み込んでしまいましたが、
どうやらわたしには害はないようですね……?」
形の良い眉をしかめさせながら、
精液のついた指先に舌を這わせる彼女。
無垢な彼女のその悪気の無い所作が、
落ち着き始めていた俺の劣情を
ちくちくと刺激し始めた。
スプラ
「王子さま、少ししたら川で水を――って、ええッ!?
な、なぜですか!? また腫れてきてますよ!?
そんな……あんなにいっぱい毒を吸い出したのに??」
はぅぅ、と困惑に顔を染める彼女だったが、
大きく数度頭を振って、頬をぱしっと両手で叩くと、
りんとした表情でもって、彼女は言った。
スプラ
「し、心配はいりません!
もう一度、毒を吸い出すまでです!
いえ、一度じゃ足りないなら何度でも、です!」
妙なやる気を出してしまった彼女を見つめながら、
いけないと分かりつつも、次はどうやって毒を取り出して
もらおうか、と夢想してしまうのであった。