ジークリンデ寝室3 シーンテキスト

ジークリンデ
「ん……どうした王子、そんなに頬を赤くして」

――窓の外がほのじろんできた頃。

二人共、普段より早く目が覚めてしまい、
何とは無しに互いの肌に触れ、睦み合っていたのだが――

ジークリンデ
「……何? 見惚れていた?」

朝の光に照らされたジークリンデの顔は、
この世のものとは思えないほどに美しいものだったのだ。

正直にそう打ち明けると、
彼女はどこか恥ずかしそうに苦笑して、

ジークリンデ
「私の顔など、もう見慣れたものだろうに、
改めてそう言われると、照れてしまうものだな……」

ジークリンデ
「……むっ、何だ。
私が照れるのがそんなに珍しいか」

照れ隠しなのだろうか、
ジークリンデは身体を起こし、俺の腰の上に馬乗りになって、

ジークリンデ
「――ほら、もっとよく見せてやろう」

ジークリンデ
「貴様のことを、心より好いている女の顔だ。嬉しかろう?」

ごくりと、無意識に息を呑む。

こちらの胸の高鳴りを見抜いたのか、
彼女は片目を閉じ、どこか茶目っ気のある表情を見せ、

ジークリンデ
「ははっ、面映いものだな。
愛しい男に美しいと言われるのも、
その男を、こうして私が組み敷いているという事実も」

ジークリンデ
「試合う時の高揚とも、戦場の熱とも違う」

ジークリンデ
「きっとこれが、愛というものなのだろう」

同意を求めてくるジークリンデに、
こちらも気恥ずかしさを覚えながら言葉を返す。

そうしてしばし、
俺たちは言葉と口づけを交わし合っていたのだが――

ジークリンデ
「ところで王子」

……何だろうか?

ジークリンデ
「貴様の見事な一刀が、先程から当たっているのだが」

この目で確認するまでもなく、
股間の愚息は完全に臨戦態勢となっていた。

それもそのはずで、散々愛し合い、
乱れた姿のまま、昨夜は眠りについたのである。

目の前に小ぶりな、しかし美しい双乳を見せつけられ、
肉棒には柔らかな恥丘の感触が刻まれる状況とあっては、
勃起するなという方が無理のある話だった。

ジークリンデ
「貴様は正直だな……。
あれだけ私の身体を貪っておいて、もう性欲が復活したのか」

ジークリンデ
「初めて貴様に抱かれた時の、
野獣が如き有様は薬のせいかと思っていたが……ふむ、
成る程、無尽蔵の性欲は生来のものだったか」

ジークリンデ
「しかし王子……今日は確か、
皇帝陛下との会談の予定だっただろう?」

ジークリンデ
「朝から房事に励んで、
疲れ果てたまま会談に挑むわけにもいくまい」

つまり、今朝はお預けということか……。

ジークリンデの言うことも尤もだと、
身体を起こそうとすると、彼女はこちらを制して、

ジークリンデ
「まぁ待て」

ジークリンデ
「だから今朝は、私が攻めてやると言っているのだ」

ジークリンデが、俺を攻めてくれる、だと?

ジークリンデ
「ああ。聞き間違いではない」

ジークリンデ
「私が動いてやるから……そうだな、
貴様は乳房でも揉みながら、存分に心地よさを味わうといい」

そう言うと、ジークリンデは何のためらいもなく腰を動かし、
しっとりと潤った蜜壺の奥深くへ、肉棒を導いてしまった。

ジークリンデ
「んっ……やはり……少しきついな……」

ジークリンデ
「昨晩あれだけ交わったのだから……んっ、
ぐっ、少しは楽かと思ったのだが……」

ジークリンデ
「んっ、ふぁあっ……おく……奥まで……入ったぞ……」

ジークリンデ
「ふぅ……ほんの少し動くだけでもこの心地よさ、
どうやら私の身体は、貴様専用に調教されてしまったらしい」

ジークリンデ
「何とも……良い気持ちだ……。
私の胎内に、愛しき貴様を抱きしめているかのような……」

ジークリンデはゆっくりと呼吸を整えながら、
二人の結合部を馴染ませるように、ゆっくりと腰を動かし、
その度に小さな水音が、ちゃぷちゃぷと響く。

ジークリンデ
「んぅっ、い、言うな……。王子が相手だからこそ、だぞ」

ジークリンデ
「王子が私の中にいる……その事実だけで、
胸が高鳴って、そこも、濡れてしまって……」

ジークリンデ
「だから、全部貴様のせいだ。
んっ、ひぁあっ……そ、それに……貴様も、そうだろう……?」

……何?

ジークリンデ
「軍議の最中でも……会食の時にも……ふぁっ、
んぅぅ……それから、演習の時だって……っ」

ジークリンデ
「私と目があうだけで……ふぁぁ……っ、
ガチガチに勃起させている……ではないか……っ」

一日中ジークリンデとの、
性交のことを考えているかのような言われようだった。

そんなはずは、と言い訳をすべく口を開くが、

ジークリンデ
「剣士を甘く見るな……貴様が私を見る度に、
抜刀……していることは……んっ、お、お見通しだっ」

ぎゅうう、と、膣口が強く肉棒を締め付けてくる。

彼女はきつく己の秘所を締め付けたまま、
ゆっくりと腰を浮かせて、

ジークリンデ
「執務に集中せず、私を抱くことばかり考えてたお仕置きだ」

――ッ!?

ジークリンデ
「やっ……んぅぅぅ……っ!!」

ジークリンデはしっかりと肉棒を締め付けたまま、
勢いをつけて腰を上下に振り始めた。

彼女との絶妙なる性器の相性に加え、
強烈に過ぎる膣口の締め付けによって、
愚息は一瞬にして楽園へと導かれそうになってしまう。

ジークリンデ
「ははっ、そう簡単に果てるなよ?
せっかく……ふぁぁっ……私が……抱いてやっているのだからっ」

ジークリンデ
「んぅっ、あっ、あぁあ……っ!
やはり……貴様との相性は……ひぁっ、抜群だな……っ!!」

あまりに優しく、あまりに激しい抽挿運動だった。

強すぎる快感故に、思わず声が漏れそうになり、
無意識に顔を隠そうとしたのだが――

ジークリンデ
「――待て。隠すな、王子」

ジークリンデ
「んぁっ……もっと……もっと王子の顔を……ひぁっ、
よく見せてくれ……私の、愛しい男の顔を……」

ジークリンデの両の手のひらが、
頬を包み込むかのように触れてくる。

赤子をあやす母のように、
ジークリンデは俺の頬を、髪を、そして唇を、優しく撫でていく。

ジークリンデ
「ふふっ……あぁ……好きだぞ、王子……。
んっ、あぁあっ……ふぁっ……だれよりも……んぁあっ、
王子、貴様のことを、私は好いている……のだ……っ」

ジークリンデらしい、真っ直ぐな言葉を受けて、
じわりと胸中に、温かな感情が広がっていく。

その感情に名前を付け、
彼女の想いに応えるべく、言葉にしてみせると、

ジークリンデ
「ひぁっ……ふやぁあっ……! ば、馬鹿者っ!!
そういう台詞を吐きながら、胸を揉むなぁ……っ!!」

つい、照れ隠しに乳房を揉んでしまっていた。

ジークリンデは呆れた様子で苦笑して、

ジークリンデ
「……んっ……まぁ、いい。
ほら……ふぁっ、わ、私の胸を揉めるのは貴様……だけだっ」

ジークリンデ
「んぅぅぅっ……ぞ、存分に……ひやぁんっ!?
す、好きなだけ……ふやぁっ、も、揉むがいい……っ!!」

ジークリンデ
「んぅぅぅぅ……っ、ひぁっ、んぁあああ……っ!!
だが……これはっ……やっ、ひやあぁぁっ!?」

乳房を包み込むように、その美しい形を確かめながら、
念入りに指を這わせていると、
ジークリンデの声に余裕がなくなっていく。

ジークリンデ
「あ、当たり前……だ……っ!!」

ジークリンデ
「ひぁっ、んぅぅぅ……っ、
き、貴様と交わっているんだぞ……!?
気持ちよくない、はずが……ひぁっ、ないだろう……!!」

ジークリンデ
「あっ、ああっ、んぅぅっ、ふぁあぁ……っ!!
くっ……大きく……なったぞ……っ!?
嬉しかったのなら陰茎でなく言葉で答えないか……っ!!」

肉棒は今や、張り裂けんばかりに硬くなっている。

ジークリンデへの愛しさと、
彼女が一切のためらいなく伝えてくる言葉の連続に、
出撃準備を整えた精子達も、放出の時を今か今かと待ちわびていた。

ジークリンデ
「あぁッ、ふぁっ、んやぁあああ……っ!?
そこ……ひぁっ、き、気持ちいいとこ……ぐりぐりって……ッ」

ジークリンデ
「犯しているのは……んぅぅッ、わ、わたし、なのにぃッ、
やだ……これじゃ……あぁっ、んぁああぁあ……っ!!」

ジークリンデの蜜壺は、びくびくと震え、
彼女の絶頂がすぐ目前に迫っていることを伝えてくる。

濃厚な快楽の波に揺られていた愚息も、
今やジークリンデの子宮へ精を解き放つ瞬間を待ちわびていた。

ジークリンデ
「んぁああっ、イク……イっちゃう……あぁ、ああぁッ!!
王子……イってもいいだろうか……わ、わたし、もう……ッ!!」

深く繋がりあった二人に、言葉は必要なかった。

言葉の代わりに、
絶頂を目前にして動けなくなったジークリンデの蜜壺を、
真下から垂直に、肉棒で貫いて――

ジークリンデ
「あああぁあああッ!! あッ、ひぁああァ……ッ!?」

ジークリンデ
「あっ、あぁッ、王子の、
精液、せいえきぃ……出て……ひぁっ、ふぁあああぁ……ッ!!」

精液を放出する愚息と、精液を搾り取る蜜肉、
互いの脈動は、まるで連動しているかのようだった。

ジークリンデと、
どこまでも深く繋がりあった満足感が、胸を満たしていく。

ジークリンデ
「……馬鹿者、幸せそうな顔をしおって」

そうして、彼女は未だにぎこちない、
慣れた様子のないやり方で、俺の唇を求めてくる。

きつい抱擁と、優しいキスを交わしながら、
俺たちはしばしの間、短い朝の一時を味わうのだった。