シルヴィア寝室2 シーンテキスト
シルヴィア
「これで本当に、王子様とひとつになれるのですね……」
シルヴィアは俺に跨がりながら、
熱く尖った男根を濡れた膣口で咥え始めると
心の底からの喜びを示すように呟いた。
シルヴィア
「王子様に、こうして求められる時を私はずっと待っていました……」
その言葉通り、
この日、俺はシルヴィアを寝室へと呼び出していた。
幾多もの戦いを経て、そして数えきれぬほどの言葉を交わし、
その果てで互いを求め合うまでの関係となれたのだ。
今この時に持ち得ている互いの興奮と愛しさが
その何よりの証拠であった。
シルヴィア
「王子様の熱を身に宿すことができる……」
シルヴィア
「これ程までの喜びがあるでしょうか?」
言葉と共に、ゆっくりとシルヴィアの腰が降りていく。
シルヴィア
「――んっ、ぁぁ……」
無意識に零れる吐息が、
甘美な音色となって俺の耳を撫でる。
シルヴィア
「おう、じ……んっ……さまぁ……っ」
片目を薄く閉じながら、
彼女は止めること無く腰を落としていく。
シルヴィア
「ふぁあっ……ン……なんて、大きいのでしょう……あぁ……っ」
感じ入るような彼女の言葉はしかし、
ゆっくりと硬質な痛みの音色を孕み始める。
シルヴィア
「――いっ、ぁ……これほどまでの、痛み……だなんて……っ」
シルヴィア
「あっ、ぁぁ……ンっ、おうじ、さまぁ……っ」
破瓜の痛みに耐えきれず、
彼女は体勢を崩して俺へと身体をもたれかからせる。
シルヴィア
「はぁ、はぁ……んっ、ぁ……も、申し訳、ありません……」
気にするな、と返しながら彼女の髪をすくように頭を撫でる。
もっとゆっくりでいい、とシルヴィアに言い聞かせながら、
彼女がなるべく痛みを感じないように努める。
シルヴィア
「その優しさだけで、十分ですわ……」
シルヴィア
「それにこの痛みが、いいのです……」
シルヴィア
「……だって私は、ヴァンパイアだから……」
シルヴィア
「他者に痛みを与え……奪う、者……ですから……あっ、ぁあ……っ」
目端に涙を溜めながらシルヴィアが気丈に笑みを作る。
そして、意を決したように一気に腰を落とす。
シルヴィア
「――あぁぁあッ、あぅ……んんぅ……っ!」
根元まで全て包み込んでしまった媚肉が、
強圧と共に激しい快楽を俺に与えてきた。
シルヴィア
「ふぁ、ン……ぜんぶ、入って……しまいました……。
ひぁ……ああっ、不思議な……感じですぅ……っ」
両目をぎゅっとつむり、唇を噛んで痛みに耐えるシルヴィア。
人が決して辿り着くことのない美しき肢体が、
弱々しい小さな震えに染まっている。
まるで純潔を捧げてしまったという事実を
その心に刻みつけているようだった。
シルヴィア
「こ、これで……んっ、ぁぁ……ようやく、
アナタと、一つに……なれましたわ……」
ゆっくりと開いた彼女の瞳に後悔はなく、
そこにはただ純粋な歓喜が湛えられている。
強く絡みつく膣肉の温かさと強さが、
彼女の想いをそのまま伝えてくるようで、
気持ちよさ以上に心が満たされていくようだった。
シルヴィア
「私は、ヴァンパイアのプリンセス……です」
シルヴィア
「遠き昔から、存在する者……んっ、あぁン……、
あぁあ、んぅ……言わば、王子様よりも……ふぁっ、ぁあ……、
ひぁっ、ぁ……お姉さん、なんですから……」
シルヴィア
「だから私が、王子様を気持ち良く……んっ、んんぅ……、
してあげますから……ね?」
俺の首に両手を回しながら、
シルヴィアが唇にキスをする。
シルヴィア
「――ふぅ、ん……ちゅっ、ちゅ……んふぁ……、
ちゅる……ちゅぅっ……おうひ……らいすきぃ……ちゅッ……」
――熱い吐息と絡み合う舌。
混じり合う涎の甘さに脳が溶けてしまいそうだった。
そして、意識が唇に向いている隙をつくように、
シルヴィアの腰がゆっくりと上下して肉棒を愛撫する。
シルヴィア
「んふぅっ、ふぁっ、ぁあ……ン……」
シルヴィア
「ちゅっ、ちゅぷ……ぷぁっ……はぁ、ぁ……んんっ、
どう、ですか……王子様ぁ……あっ、ぁあ……っ」
シルヴィア
「うまく、できて……いますか?」
ぎこちなく腰を動かしながら、
俺を悦ばせようとするシルヴィア。
それでもまだ痛みはあるようで、
彼女の額にはうっすらと汗が浮かんでいる。
シルヴィア
「気持ち良く、ない……ですか?」
首を振って否定する。
気持ち良くないわけがなかった。
ペニスを包む膣肉は甘えるように絡みつき、
初々しい窮屈さが強烈な刺激となって快楽を与えてくる。
一瞬でも気を抜けば、すぐにでも果ててしまいそうだった。
シルヴィア
「いっぱい、感じさせてあげますからぁ……あっ、ぁぁあんっ
……私、もっともっと、頑張りますからぁ……あぁあんっ、
んんっ、んっ、んぁああんっ……!」
徐々に彼女の動きが大胆なものになっていく。
小さな唇から発せられる声にも甘い色が混じっていく。
シルヴィア
「はぁ、あぁっ、ああんっ……すご、い……ですぅっ……、
どんどん、王子様の、オチ〇ポ……おおきくなってますぅ……っ」
シルヴィア
「んっ、あぁあっ……だんだんと、痛みよりも快感が……はぁ、ン……、
まさって、きてぇ……あっ、あぁああっ……王子様ぁ」
既に彼女の腰使いは流麗なものとなっていた。
シルヴィア
「あぁあっ、あっ……あぁああんっ……!」
彼女からの情愛を現すように、
膣内が熱く、より多くの愛液を生み出していく。
激しくシゴきあげる媚肉ときめ細かい膣ヒダの擦れが
共に名状しがたいほどの快感となって肉棒を襲い、
意識を天へと連れ去っていくようだった。
シルヴィア
「はぁあっ、ああぁっ、あぁああんっ……!
王子様ぁ、みて……くださぃ……んっ、ふぁっ……!
私、こんなにはしたないこと、しちゃってますぅ……」
シルヴィア
「王子様のオチ〇ポぉ……いやらしく、咥え込んでぇ……、
ひぁっ、ああぁっ、あぁああんっ……で、でもぉ……んんぅ……、
腰、止まらなく、なってて……あっ、ふぅぁ、やぁああんっ!」
身体の奥底に生じてしまった未知の淫熱が、
シルヴィアを見たことのないほどに乱れさせている。
こちらも既に限界以上の心地よさに包まれながら、
興奮の獣と化した意識の中で、
ただ彼女を愛したいと激しく腰を動かし始める。
シルヴィア
「ひゃあああんっ! んっ、んふぁぅぅっ……!
らめれすよぉっ、あっ、ぁああんっ……腰、動かしちゃ……っ、
あっ、ぁああんっ、そんなぁ……はげ、し……すぎますぅっ!」
突然の主導権の移り変わりにシルヴィアが驚きながらも、
打ち込まれる快感に艶やかな声を上げる。
その反応が嬉しく、
更なる快楽を与えようと彼女の豊満な胸へと手を伸ばす。
シルヴィア
「んふぁあんっ! あっ、ふぁあっ、あああん……ッ!
ほんとうに、らめなのぉっ……! んっ、ぁああんっ!
おっぱい、乱暴にされながらだと、ヘンに……なっちゃいますぅ!」
感度の良すぎる胸の尖端を唇で食みながら執拗に吸い上げると、
膣内が目まぐるしく様相を変えて、その締め付けを厳しくした。
シルヴィア
「あぁあんっ、んっ、んんっぁああっ……も、もうらめぇっ……!
はじめて、なのにぃっ……んっ、ああっ、んふぁっ……王子様にぃっ、
イかされ、ちゃうぅっ……ふぁあっ、ああっ、ぁああああぁんっ!」
一際大きな嬌声と共にシルヴィアの身体が美しく反り返り、
絶頂を迎えた事を示すように膣内が強烈に俺自身を締め上げる。
その強く淫らな抱擁に促され、
一気に愉悦の衝動を爆発させた。
シルヴィア
「あぁあんっ、あぁぁああっ……でて、ますぅっ……熱いのがぁ、
びゅっびゅぅーってぇっ……はぁあんっ、んっ、んぁああ……、
いっぱい、私のなかっ……あっ、ぁあっ、ぁああんんっ……!」
初めて注がれる精液の勢いに最初は驚きながらも、
徐々にシルヴィアはうっとりとした表情になっていく。
シルヴィア
「うれしい、ですぅ……あっ、ぁあぁ……王子様の、愛が……、
ふぁあぁ……こんなに、はっきりと……やぁ、あン……っ」
最後の一滴が放たれると、
互いに荒い息を残しまま抱き合ってベッドへと倒れ込んだ。
シルヴィア
「……おうじ、さまぁ……」
思慕の情念が充ち満ちた彼女の美しい瞳が、
はっきりと俺を映している。
シルヴィア
「……アナタのことが、大好きです……」
シルヴィア
「この想い……」
シルヴィア
「伝わって……ます、よね?」
肯定の意を示すように、
彼女の可憐な唇にキスをする。
シルヴィア
「…………んっ……ちゅ……」
シルヴィア
「……はぁ、ぁ……王子様の気持ちも、
ちゃんと、私に……伝わってますからね」
シルヴィア
「でも……」
シルヴィア
「まだまだ、足りないです……」
シルヴィア
「もっともっと好きになってくれなきゃ、
満足なんてできませんわ……」
シルヴィア
「だって――」
シルヴィア
「本当に、心からふたり……愛し合えたら……」
シルヴィア
「その時は……王子様の血を吸うと決めてますもの……」
彼女の願いが叶う日は、そう遠くないのかも知れない。
それが何を意味するのかは分かっている。
だが今この時にあっては――。
それも悪くは無いのかも知れない、
などと愚かな思考が生じるほどに、
俺はシルヴィアを愛してしまっていた。
シルヴィア
「さあ、王子……まだまだ夜は長いですわ……」
シルヴィア
「もっと、私のこと……好きになってくださいね?」
そう言うとシルヴィアは、俺の頬にキスをしながら、
再び愛し合おうと身を寄せてくるのだった――。