シュシュ寝室1 シーンテキスト

シュシュ
「ぺろぺろ……」

何故だろう、股間が何か、
温かいものに包み込まれているような気がする。

シュシュ
「ちろちろ……」

気のせいだろうか、微かに良い香りもするような……。

シュシュ
「あっ、何か出てきました……。
もしかしてこれが、我慢汁ってやつでしょうか……?」

……ん?

シュシュ
「あっ、王子さま、おはようございます。
お気になさらずそのまま、惰眠をぼりぼり貪っててくださいね」

毛布を捲ると、そこには兎耳をぴこぴこと動かしながら、
小さな舌で肉棒を舐めるシュシュがいた。

シュシュ
「……えっ?」

シュシュ
「いったい何をしているんだって、
おち○ちんぺろぺろしてるんですよ?」

それは見てのとおりだったが、
どうしてシュシュが、肉棒を舐めているのだろうか。

シュシュ
「やーだなー。発情期だからに決まってるじゃないですかぁ」

――発情期?

シュシュ
「これまでは自分で慰めてたんですけどね、
今はほら、こんなに素敵なおち○ちんがあるので……」

シュシュ
「ここはひとつ、王子さまを襲っちゃえ! と」

そんな理由で俺は襲われていたのか。

便利な自慰用の道具扱いされたようで、
ほんのりと、心に悲しいものが満ちていく。

シュシュ
「というわけで、いっぱい気持ちよくしてあげますから、
そのままごろーんと転がっていてくださいねー?」

それ以上に、失意故に、起き上がれそうにない。

シュシュ
「あっ、おち○ちんがしぼんでしまいました……」

道具扱いされれば、
愚息も小さくなろうというものである。

半ば不貞腐れつつ、
肉棒を突付いているシュシュを眺めていると、

シュシュ
「こうなったらー……あむっ」

シュシュの小さな口が、肉棒をぱくりと咥えてしまう。

勃起がおさまっている状態だからだろう、
本来ならば口には入り切らないだろうに、
今はその根本まで、まるごとシュシュに包み込まれてしまった。

シュシュ
「むっふっふー。ちゅるちゅる……じゅるっ」

シュシュ
「ひゃーんと、たたへてあげまふからねー」

シュシュ
「むぐむぐ……じゅるるっ……ちゅっちゅぱっ」

シュシュ
「もごご……むぐっ……ぢゅるっ……ちゅく……」

口腔内の温もりに抱かれ、
舌先で弄ばれていると、心は折れていても、
肉棒は無条件に硬度を取り戻していってしまう。

シュシュ
「んぐっ、んぅっ、んーっ! んぷぁっ!」

シュシュ
「ふぅ……ちゃんと復活しましたね!!」

刺激されれば勃ってしまうものなのだ。

我が愚息に罪はない。

シュシュ
「それじゃあ改めて……。
ちゅぷっ、ちゅっ、あむっ……れるるっ」

今度は舌先と唇の刺激だけでなく、
小さな手による根本への愛撫が追加された。

くすぐるような動きは、
的確にこちらの弱点を探り当て、執拗に性感を煽ってくる。

シュシュ
「んふふぅ……ぢゅるっ、ぢゅぷぱっ、ちゅるるるっ!」

シュシュ
「んっ……ちゅぷっ……ぺろっ……れるるっ」

どうしてこんなに卓越した奉仕が出来るのか、
シュシュの指と舌を前にして、
肉棒は主の意志とは無関係に、射精の準備を始めてしまう。

シュシュ
「ぷぁっ……どうしてって、そんな決まってるじゃないですか」

シュシュ
「大好きな人が現れた日の為に、いっぱい練習を――って」

――大好きな人が現れた時の為に、練習?

シュシュ
「わー! わー! 何でもないです! なんでも!!」

いや、しかし、シュシュは今……。

シュシュ
「気にしちゃだめです!
詳しく訊くのもだめです!!」

だが、今シュシュは俺のことを――

シュシュ
「わー!! あむっ! ぢゅりゅるるるるるるるッ!!
じゅぱっ、むぐっ、ぢゅりゅっ、れるるるっ!!」

照れ隠しなのか何なのか、
シュシュは突然、強烈な吸引を以て肉棒を攻めてくる。

こんなことをされては、
こちらも質問などしている余裕はない。

ただひたすらに、射精の瞬間を先延ばしにすべく、
股間に力を込め続けるより選択はなかった。

シュシュ
「じゅぷっ、ちゅるっ、ちゅりゅるるるっ!」

小さな口をいっぱいに広げて、
肉棒の先端だけを包み込んだまま、
シュシュは舌で亀頭を舐め回し、指先で茎をくすぐる。

一切容赦の無い苛烈な奉仕は、
練習を重ねたという言葉が嘘でないことを如実に示していた。

シュシュ
「じゅっぷっ、じゅっぷ、ぢゅるるっ、んぐぐっ!?」

とうの昔に、限界は超えていた。

どうにか射精を押し止めようとするが、
最後の瞬間めがけて、肉棒は既に、硬く張り詰めてしまっている。

シュシュ
「じゅぷっ、ぢゅりゅっ、じゅぷぱっ、ちゅるるるっ!!」

シュシュも、こちらの射精が近いことに気付いているのだろう。

手加減の欠片もない、全力の奉仕で、
肉棒をあらゆる方向から攻め立ててくるのだ。

これでは、もはや一秒だって我慢することは――

シュシュ
「んぷっ……んぐっ、んんっ!?
んぅー! んっ、んぐぐっ、ん~~~~ッ!?」

シュシュはこちらの内ももを、
小さな手でべちべちと叩いてくる。

射精の量に驚いたのだろうか……?

シュシュ
「んくっ、んっ、ごくっ、んんんっ、んぷぁっ!?」

シュシュ
「な、な、な、何出してるんですかぁ……!?」

…………何、とは?

シュシュ
「女の子におしっこ飲ませるとか変態ですかぁー!?」

シュシュ
「……えっ? 今のはおしっこじゃなくて、
あれが……せーえき……?」

どうやら、奉仕の仕方は練習していても、
射精と、その時に飛び出る精液についての知識は無いようだった。

シュシュ
「当然です……男の人のおち○ちんすら、
見たの初めてですし……」

それなのに、シュシュはこうして奉仕をしてくれたのか。

ぷくっと頬を膨らませて拗ねてしまったシュシュの、
柔らかな髪を撫でてやっていると、
彼女は思い出したかのように、あっ、と声を上げて、

シュシュ
「…………あの、さっきの、忘れてくださいね?」

さっきの、とは?

シュシュ
「わ、私が、その、王子さまを好きだっていう、あれです」

こんなに嬉しい事実を、
どうして忘れなければならないのだろうか?

首を傾げてみせると、
シュシュは顔を真っ赤にしながら、こう語る。

シュシュ
「ほ、本当は……王子さまがあまりに気持ちよすぎて、
私に惚れちゃう計画だったはずなんですぅ……」

ぴこぴこと、兎耳が揺れる。

シュシュ
「でも、こうなったら計画の変更をしないとですね……」

今度はどんな計画に巻き込まれてしまうのだろうか。

少しだけ楽しい気分になりつつ、
言葉の続きを待っていると、シュシュはやがて、
決意したかのように小さく拳を握ってこう言ったのだった。

シュシュ
「よぉし、これからは計画無しで、
全力で王子さまに好き好きを伝えますよー!!」