シェルト寝室1 シーンテキスト

――どうして、こうなったのだろうか。

何度思い返してみても、俺はただ、
シェルトの私室を訪ねただけだったはずなのだが……。

シェルト
「わ、私をどうするつもりなんですか……っ」

そう言って、自ら衣服を脱ぎ捨てたシェルトは、
白い裸体をさらして、ころん、と寝台の上に転がる。

どうするつもりか、と聞きたいのはこちらの方だった。

シェルト
「その硬く反り返ったおち○ぽを……、
ま、まさか……私の中にいれるつもりなんですか!?」

愚息は確かに硬くそそり勃っていたが、
それは彼女の美しい裸身を目にしたが故のことである。

そも、俺の衣服を剥ぎ取ったのも、
シェルト自身によるものであった。

シェルト
「……あ、あれ……?
殿方はこういう台詞がお好みではないのですか……?」

こちらの反応が芳しく無いことに気付いたからか、
シェルトは不自然な演技を止めて、

シェルト
「私の愛読書……い、いえ、えぇと……れ、歴史書では、
殿方は強引なのがお好きなものだと書かれて……」

愛読書……?

シェルト
「れ、歴史書です!」

いったい何の歴史なのだろうか、
と肩をすくめつつ、その歴史書では、
この後どうするように記されているのかと問うてみる。

シェルト
「は、はい! えぇと……この後はですね、
『下の口は正直だな。こんなに蜜を溢れさせて……』などと、
悪者っぽい口調で言うととても興奮するのではないかと……!」

その台詞を俺が言わねばならないのだろうか。

シェルト
「お、お嫌ですか……?」

しゅん、と叱られた子犬のような表情を見せるシェルト。
これでは本当に、俺が悪役のようだった。

シェルト
「あ、あの……無理にとは言いませんので」

こんな表情をされては、お願いを聞かないわけにもいかなかった。
覚悟を決めて、精一杯の悪役らしい口調で、
シェルトが先に述べた台詞を紡いでやる。

シェルト
「ふぁっ……んんっ……ぞ、ぞくぞくします……」

自身に向けられた言葉に興奮したのか、
シェルトは小さく身体を震わせる。

シェルト
「では王子殿下、その調子でですね……次は……」

随分と楽しそうに、
シェルトは悪役らしい台詞を提案してきた。

先程と同じように、精一杯の演技力で台詞を述べてやると、

シェルト
「自分の指で、恥ずかしい所を開いて見せろだなんて……っ!
い、嫌です……っ、誰にも見せたこと……ないのに……っ」

提案された台詞以上の事は言っていないのだが、
シェルトは自分で自分を煽り、興奮している様子だった。

白く細い指は、待ちきれない様子で秘所を押し広げ、
透明な蜜がこぽりと溢れ出る。

シェルト
「んっ……ふぁ…………王子、殿下ぁ……♪」

恍惚とした表情で、柔らかな秘唇を割り開いて、
シェルトは何か言いたげな視線をこちらへ向けてくる。

先程のような台詞を望まれているのだろうか……。

シェルト
「誰にも触れられたことのない秘密の穴に、
王子殿下の煮えたぎる熱いおち○ぽを受け入れろなんて……」

シェルト
「今まで保ってきた純潔を、全て王子殿下に捧げろだなんて、
私にそんな命令を……するつもりなんですね……!?」

全くそんなつもりは無かったが、
我慢しきれず、自身の秘所を指先で弄ぶシェルトの様に、
愚息が理性の支配下から外れそうになっているのは事実だった。

何と命令してやればシェルトは悦んでくれるだろうか。
そう考えながら、亀頭を秘穴へとあてがって、

シェルト
「んぁっ……ぅ……え……えっ?」

シェルト
「そ、そんな……肉棒を貸してやるから、
自分で処女を散らせだなんて……っ!!」

シェルト
「どきどきしちゃいます……っ!!」

シェルトは身じろぎして、脚をこちらの腰にからませて、
ゆっくりと己の方へと引き寄せていく。

熱くとろけた膣道は、ゆるやかに竿を飲み込んでいくが――

シェルト
「い、痛っ……んぅぅ……ッ」

亀頭の先に、ぷつんとひだを裂いたような感触が伝わる。

しかしシェルトは苦痛に表情を歪ませながらも、
こちらの腰をぐいっと引き寄せて、

シェルト
「あっ……ぁ……わ、たしの……
処女……奪われちゃいました……ぁぁっ」

シェルト
「つ、ぎは……何を命令……してくれるんですか……?」

シェルト
「ふぁぁっ……そんな……、
抽挿にあわせて締め付けろなんて……っ」

シェルト
「さっきまで処女だった私に、
そんなことを命令するなんて……王子殿下は酷い人です……っ」

シェルト
「そんなこと言われたら興奮しちゃ――ひやぁあんっ!?」

随分な罵られようだったが、
どうやらシェルトなりに愉しんでいるようだった。

それならば遠慮する必要もないだろうと、
抽挿の開始を今か今かと待ちわびていた愚息を、
シェルトの膣壁を擦るように動かし始める。

シェルト
「んひぁっ……あっ……あああぁっ!!
王子殿下の、しゅご……くてぇっ……!!」

シェルト
「指でするより、きもひ、い……ひぁぁあっ!!」

こつこつと最奥を叩いてやると、シェルトはそれに合わせて、
膣口をきゅうきゅうと締め付けてくる。

きつく、しかし柔らかな膣壁の感触と相まって、
愚息には得も言われぬ快感が刻み込まれていった。

シェルト
「ひやぁん!? し、刺激が足らない……ですか……?
ごめんなさい……っ! もっと、もっと刺激しますからぁ!!」

そんなことは言っていないが、と告げるより早く、
シェルトは自身の陰核に指を這わせ、くりくりと弄び始める。

シェルト
「あぁぁッ!! 王子殿下のおち○ぽと、私の指でぇっ!!
イ、イっひゃ……イっひゃいますぅ……っ!!」

その言葉の直後に、愚息には彼女の絶頂を示す収縮が襲いかかり、
不意打ちめいた、柔らかな快感の波が降り注いだ。

シェルト
「も、もっとぉ……おち○ぽ……きゅっきゅしますね……?」

シェルト
「んひゃぁああっ♪ こ、こりぇ……きもち、いい……♪」

シェルト
「指とぉ……王子殿下のおち○ぽでぇ……っ!!
ぐいぐい挟み込まれて……んひぁっ……ま、またイ……ぁッ!!」

シェルトの愛らしい声と、
絶頂による締め付けの波状攻撃を、辛うじて乗り越える。

しかし容赦のない、
そして可愛らしくも貪欲なシェルトの性技によって、
決壊の時は決して遠くないことを、愚息は微かに察していた。

シェルト
「あぁぁあっ!! ま、まひゃ大きくなっひぇ……っ!!」

シェルト
「おち○ぽぉ……びくびく、してりゅぅぅぅっ!!」

愚息が大きくなったのか、
シェルトの膣壁がきつく締め付けているのか、
互いにどちらが正解なのか、よく分からなくなってきていた。

少しでも気を抜けば、即座に精液が解き放たれてしまいかねない。
全力を以て意識を集中し、背筋を駆け巡る快楽を抑え込みながら、
シェルトの膣道を何度も何度も責め立てる。

シェルト
「も、ら、らめっ……また……あぁぁああッ!!
しゅごっ……イっひゃまま……ま、また……あぁぁあああっ!!」

抱きしめるかのような、優しく、しかし強い刺激。

快感に震えるシェルトより与えられる甘い攻撃を、
何とか此度も乗り切った――そう安心した時だった。

シェルト
「あっ、あぁっ、王子殿下ぁっ!
――好き!! だいしゅきですぅぅ!!」

愚息の防波堤は、あっけないものだった。
腰の奥で渦巻いていた熱は、彼女の『好き』という言葉で、
なにひとつ抵抗出来ないままに解放されてしまった。

全身を駆けていた快楽の波は、ここぞとばかりに愚息に集中し、
焼け付いてしまいそうな程の心地よさを刻んでいく。

シェルト
「あっ……これが……膣出し……なんですね……」

シェルト
「すごい……ぎゅってされているみたいで……、
とっても、あったかいです……」

シェルトは自身の腹をさすりつつ、
絶頂の余韻に浸っているようだった。

しばし繋がりあったまま、じわりと残る心地よさに揺られていると、
彼女は不意にこう切り出した。

シェルト
「あ、あの……王子殿下……?
わ、私にもうひとつ、命令したり……しませんか?」

どんな命令だろうか、と首を傾げると、
シェルトはおずおずと、こんな提案をしてきたのだった。

シェルト
「……私の唇は……誰とも重ねたことが、ないんです」

シェルト
「私の初めてのキスを、王子殿下に捧げるように、
優しく命令……してくれませんか?」