サバル寝室2 シーンテキスト

サバル
「ま、待ってくれ王子!
私はこういうことをしに来たつもりは――ふみゃッ!?」

その夜も俺の寝室に忍び込み、
心を奪うだのと言って淫戯を施しにきた獣人の少女を、
俺は半ば強引に寝台に組み敷いた。

怯えと当惑に染まった瞳を無視しながら、
薄い皮革のような素材の衣服をずらして
少女のいとけない恥部を露出させる。

サバル
「きゃあぁンッ!?
あ、あぅぅ……そんなトコ……んんっ……、
指、挿れちゃ……や、ふぁあっ、あぁあん……ッ」

慎ましい膣口に浅く指を潜り込ませて中を探ると、
熱い潤みがくちゅくちゅと恥ずかしそうな音を漏らす。

淫蜜をまとった指を目前にかざし、
もう濡れてるじゃないか、と耳許で囁いてやると、
大怪盗を自称する少女は羞恥に肩を震わせた。

サバル
「お、お願いだ、王子……、
私、まだ心の準備ができてなくて、だから……」

サバル
「だから、その……、
い、いつもみたいにクチで気持ちよくしてあげるから……ね?」

そう言うとサバルは、有言実行だと言うかのように
鼻先に突きつけられた俺の指をぱくりと口に含んだ。

サバル
「ん、はむんっ……ちゅ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぷ……っ」

漆黒の仮面に開いた穴から覗く瞳を切なげに細め、
ちゅうちゅうと赤ん坊のように俺の指を吸いつづける。

その表情と指を包む極上の生ぬるさに
危うくほだされそうになった。

だが、俺は心を鬼にしてサバルの脚を開かせると、
取り出した勃起を淫らにうごめく彼女の秘所にあてがった。

サバル
「ふにゃぁあんっ!?
だめだ、王子……んんっ……挿れちゃダメだってぇ……っ。
こ、心の準備がぁ……ふぁ、あぁあぁ……っ」

拒むように首を横に振るサバルの
長い尻尾がぱたぱたと俺の尻を叩く。

だが、俺はもう立ち止まる気はなかった。

今までは一方的に心奪われ、翻弄されっぱなしだったが、
今宵こそ俺はサバルのすべてを奪ってやると決めたのだ。

サバル
「や、ダメっ、やめて……んっ、んくぅうぅ……っ、
あぁぁ……そんな大きいの、入らな……ひうぅッ!
あっ……んッ、んやぁっ、アッ、あああぁ……っ!」

サバル
「ああアッ、来る来るッ、入ってキてるぅ……っ!
太くて、熱いのが……ふにゃぁあンッ!
おなかの中、メリメリって、こじ開けてるぅ……ッ!」

暴れようとする腰を両膝を押さえることで制圧し、
明らかにサイズの合わない肉棒を力ずくで押し込んでいく。

ミチミチときしむ肉の膜をぐっと力を込めて突き破ると、
その勢いで亀頭がサバルの膣奥に到達し、
得も言われぬ達成感が胸を熱く満たした。

サバル
「ハァッ、ハァッ……んぁッ、ぁ、はぁぁぁ……っ。
あぅぅ……こ、この大怪盗、サバル様の大事な初めてを、
こんな簡単に……いッ……う、奪うなんてぇ……っ!」

初めて体内に受け容れた異物に怯えているのか、
サバルは涙の浮いた瞳を硬く閉じて
その小柄な肢体をぶるぶると震わせる。

そんなサバルの緊張をほぐしてやろうと、
俺は彼女の顔を覆う仮面を外し、
慌てて何か言おうとする唇を自身の唇で塞いだ。

サバル
「んみゅっ!? ん、ふむぅんん……っ!
ん、んちゅ、ちゅむぅ……ちゅる、ぴちゅ、くちゅぅ……っ」

サバル
「ああぁ……キス、初めての、キスまでぇ……っ。
や、もう、これ以上奪っちゃ……んんぅ、んちゅっ……、
んむ、むちゅぅ、んん……ちゅる、くちゅ、れちゅル……っ」

舌同士で性交するかのように伸ばした舌を絡めてやると、
サバルの瞳が熱した蝋のようにトロンと蕩ける。

サバル
「ふわぁあぁ……や、見な――見ないでぇ……っ。
こんにゃ……ん、んむ……んぅ、んちゅ、ちゅぷ……っ、
恥ずかしい顔……見られたく、ないぃ……っ」

こういう時くらいは可愛い顔を見せてくれ、と囁きながら、
俺はサバルの大きな耳を優しく撫でていく。

すると、初々しい硬さを示していたサバルの膣が
にわかに収縮し、ペニスを柔らかく包みはじめた。

サバル
「ふにゃぁあぁ……や、だ、だめぇ……っ。
耳っ……そんにゃ、触ったらぁ……ふにゃ、あっ、あぁ……っ、
アソコ、奥っ……キュンキュンしちゃうぅ……っ」

もはや抵抗するどころか、
熱い蜜汁をたっぷりと湛えて歓迎を表すサバルの膣内に、
俺は嬉しさを表明するように肉棒を擦りつけていく。

サバル
「ふみゃっ!? にゃっ、ふぁあ、あぁあん……っ!
や、待って、王子……ひぁっ、ああぁあ……ッ!
まだ、動いちゃ……や、あっ、あはぁあぁ……ッ!」

涙を浮かべて哀願するサバルに心苦しさを覚え、
まだ痛むのか、と訊ねると、
彼女は小さく首を横に振った。

サバル
「ち、違うんだ……。
初めてなのに、怖いくらい気持ちいいんだ……」

サバル
「さっきまで……んっ……痛いだけだったのに……、
今は、その……お、王子のソレが入ってるだけで、
触れてるところ全部が……熱くて、溶けるみたいで……」

サバル
「あぁあ……ダメ、これ以上はダメだ……っ。
考えただけで、全身がフワフワして……、
怖いんだ……私が、私じゃなくなるみたいで……」

サバル
「んぅぅ……お願いだ、王子……、
これ以上……ふぁあっ……気持ちよくしないで……。
理性までは……ぁっ……奪わないでくれ……っ」

未だ味わったことのない快楽に溺れることを恐れ、
その子供のように小さな身体を震わせるサバル。

その姿に身震いするほどの征服欲をかきたてられた俺は、
静かに首を横に振って彼女の懇願への返答とした。

今宵、俺はサバルのすべてを奪い、
彼女を俺のものにすると決めたのだ。

サバル
「や……だ、ダメ、動いちゃ……ひにゃっ、あっ、あぁあンッ!」

唐突に腰を揺すって抽挿をはじめると、
裏返った悲鳴とともにサバルの腰が驚いたように跳ねる。

ぬっちゅ、ぐちゅっ、とわざと卑猥な音を響かせながら、
熱くぬかるんだ秘洞の天井を執拗に擦り上げた。

サバル
「ふみゃぁあぁ……らめっ、ソコ、こすっちゃらめぇ……っ!
あぁあ、や……んにゃあっ! アッ、あはぁあぁ……ッ!
らめっ……んにゅぅ……アタマ、バカになるぅ……っ!」

総身を貫く激しい快感に身をよじるサバルの、
長い翠髪が海藻のように波打ち、揺らめく。

愛らしく揺れている小ぶりな乳房の頂きで
物欲しそうにしていた乳頭を指でくすぐってやりながら、
感じてるサバルは可愛いな、と眼前の少女に賛辞を贈る。

サバル
「ふにゃッ……ひゃめっ、み、見りゅなぁ~~っ!
オマ○コ、グチュグチュってされて……んにゃあ……ッ、
気持ちよく、なってりゅ顔……見ないでぇ……ッ!」

自らの羞恥心を煽るような言葉を紡ぎ、
さらなる快楽を貪ろうとしていることにも
本人は気づいていないのだろう。

サバル
「あッ……イクっ、オマ○コ、イ――イっちゃうぅ……ッ!
お、おうじぃ……ひにゃあっ、アッ、やぁあアンッ!
や、もぅ……んンンッ! は、はげしくしにゃいでぇ……っ!」

にわかに律動を加速させて膣奥を攻め立てると、
門が閉じようとするかのように内部がすぼまり、
愚息を強く圧迫してくる。

急速にこみ上げた射精感に息をつまらせながらも、
ならば、とばかりに深くつき挿れて亀頭を最奥に接着させ、
そのまま小刻みに腰を揺すって直接子宮を刺激した。

サバル
「はぅぅッ!? ふにゃあ、アッ、あぁああぁアンッ!
ソコっ……ンンぅッ、ひゃめっ、グリュグリュしちゃ……やっ、
ふにゃぁあッ、アッ……ああぁあああぁあああぁ~~ンッ!」

びくん、と山なりに背を浮かせて、
サバルは初めての絶頂に激しく身悶える。

ぎゅっとすがるように抱きついてきた媚肉に
しみじみとした愛しさを感じながら、、
俺は彼女の最奥に己のすべてを注ぎ込んだ。

サバル
「ふみゃッ!?
あ、あ……はぁぁああぁあ~~ッッ!!」

放たれた精が子宮の底を叩いたのと同時に、
サバルはガクガクと腰を跳ねさせ、
二度目の絶頂の叫びをあげる。

本能的にであろう、
逃すまいとばかりに腰に巻き付いてきた脚に身を任せ、
俺は愛しい相手の中を満たす悦びを心ゆくまで堪能した。

サバル
「ふにゃあ……はぁ、はぁッ……んぅぅ……っ」

サバル
「あぁぁ……入って、きてる……ふぁぁ、あっ……んンッ……、
いちばん、奥に……ふぁぁ……ドクドクって、流れ込んで……」

こちらがすっかり空になるまで精を吸い尽くすと、
サバルはそれで満足したかのように
全身の緊張を解き、俺の腰から脚を離した。

サバル
「ふにゃぁぁ……おなかの一番奥まで
王子にマーキングされてしまった……♪
私のすべてが、王子の所有物にされてしまった……♪」

サバル
「悔しい……天下の大怪盗サバル様が、
一人の男に、大事なものを全部奪われるなんて……♪」

悔しい、と口では言ったものの、
ほの朱く染まったサバルの顔には
満足げな笑みが湛えられている。

そのことを俺が指摘すると、
彼女は照れたように頭を掻いた。

サバル
「にゃはは……バレていたか」

サバル
「そう……君の言うとおり、
私は心のどこかで、君に私の全部を
奪って欲しかったんだと思う」

サバル
「そして君は、私の期待に完璧に答えてみせた」

サバル
「……いや、期待を上回るくらい、
私の心も身体も、見事なくらい完璧に奪ってみせたんだ……」

サバル
「認めるよ、王子。
大怪盗サバルは、心も身体も、すべて君のものさ……」

そう呟いたかと思うと、
サバルはだしぬけに身を起こして俺の唇を奪った。

サバル
「ん……ちゅっ」

サバル
「にゃはは……でも、このサバル様が
いつまでも奪われっぱなしだと思ったら大間違いだよ?」

サバル
「王子に奪われた心は早晩奪い返してみせる。
なんたって私は天下の大怪盗、サバル様だからね♪」

不敵な笑みを浮かべると、
サバルは魂まで蕩けそうなほど甘い口づけで
俺の心を華麗に、そして完璧に奪い去ったのだった。