サキ寝室1 シーンテキスト

部屋の中には甘ったるい香りと
男女が絡み合うときに発散される
独特な熱気に包まれていた。

サキ
「駄目だって……もっと、
そばに寄ってくれなきゃ、あたし、
許してあげないんだから……!」

男を逃がすまいとしているのか、背中部分で
サキは足を交差させ、ぎゅっと力を込める。

逃げられないのなら前に進むだけ、
と表すように腰を深く打ち付けていく。

サキ
「はぁんっ、ん……すご……
今日も気持ちいい、なんで、ずるいよ……
こんなにぃ……んっ」

サキ
「も、もっと、もっと……激しく、突いて。
あたし、あんたとエッチするの好き、好きなの」

腰を落とし、奥へと力でねじ込むと、
壁にぶつかる。

子宮の入り口だとわかり、そこを強かに
何度も叩くように打ち付けた。

サキ
「あんっ、も、もうっ! もう……!
気持ちよすぎて、どうにかなっちゃ……なる、
おかしく、おかしぃ……よぉ!」

切羽詰まった声からサキの絶頂の
気配を感じ取ることができた。

サキ
「はぁぁんっ、こ、こすれ……て、も、もう、
中が……おかしいぐらい……感じて……」

最高潮に高まったペニスは
絶頂を迎えることしか考えていないのか、
サキの体への負担などお構いなしだ。

サキ
「す、すご……今までで、一番、激し……。
はぁんっ、あんっ、あ……んんっ、あう……」

サキはそれでも嬉しそうな甘い声をあげ、
受け止め続けた。

そして――。

サキ
「も、らめぇ、我慢……できない……。
さ、先に……ふあぁんっ、も、イク、い……」

サキの絶頂の声を聞きペニスが反応し、
欲望をサキの体の中に放つ。

サキ
「あ……も、もっと、奥、ぐりって、ぐりって、
そこで、出してぇ……んんっ!」

サキ
「くぅううううんっ! あ、あ……だ、だめ、
動かしちゃ……中……びくってぇ……」

サキはぎゅっと目を閉じると同時に
体を弓のように反らし大きく震えた。

サキ
「んはぁ……んんっ……た、たくさん、出てるよ。
気持ち、よかったから……だよね?」

頷くとサキはほっとしたような笑いを口元に
浮かべていた。

その様子が愛らしく思わず抱きしめる。

サキ
「あ……な、何、抱きしめてんの……。
別に嫌じゃないから、離す必要ないけど」

サキ
「……もっと、ぎゅって、して。
あんたに抱きしめられると、また体の奥が
じんって熱くなっちゃう……」

その言葉に、欲しがるだけ抱きしめてやることにした。