コリン寝室1 シーンテキスト

人の気配に頭が冴え、ドアの方に視線を移す。
こんこんとドアがノックされ、
部屋の中に入ってきたのはコリンだった。

コリン
「寝ていたところだったか。
いや、これは失礼した。またの機会を伺うとしよう」

部屋を出ていこうとする彼女に構わないと返すと、
コリンが歩みを止めこちらを振り返る。

コリン
「すまないな。急というわけではないのだが……。
こういった頼み事は親しい王子にしか頼めないと
思ってな」

コリン
「錬金術と人体は結びつきが深い。
私も今まで大量の資料を読み漁ってはいるが、
やはり実際に目で見てみないことには何とも言えん」

コリン
「そこでだ。貴殿に私の研究の為、
少々裸を見せていただきたい」

なんのためらいもなくさらりと尋ねた彼女に、
俺は思わず吹き出しそうになってしまった。

確かに彼女は研究熱心だが、
どうにもどこか世間とずれている気がする。

コリン
「なにか変なことをいっただろうか?」

黙ったままの俺に、コリンが眼鏡をあげる。
仕方ないか。と俺が承諾すると、彼女がぐっと
俺との距離を縮めた。

コリン
「これが男の体か……。実際に触れてみると
案外硬いな。鍛えているからか?」

ぶつぶつと独り言を呟きながら、コリンが俺の
服を脱がし、その体をまじまじと観察していく。

コリン
「ん? これは……」

体を検分していた手が下におりていき、
股間に指が触れる。

コリン
「ほぉ……。これが男性器というやつか。
たしか刺激によって硬く膨張するとあったが……」

そういって中からペニスを取り出すと、
彼女がやわやわと触れていく。

ぞくっと背中に快楽が走り、ペニスが反応を示す。

コリン
「ふむ。どうやら本当のようだ。
刺激とは快楽のことだともあった気がするが……。
どうだ、王子。気持ちいいか?」

徐々に硬くなり始めるペニスを面白そうに見つめながら、
コリンが上下に擦り始める。

コリン
「なんだったら私の体にも触れて構わない」

コリン
「快楽神経系が興奮すると人は快感を感じ、
身体の動きが活発になってユーフォリアを
得ると読んだことがある」

コリン
「我ながら悪くない体つきをしていると
思っているのだが、どうだ? 王子」

にやりと笑みを浮かべつつ下着姿になると、
コリンがペニスを激しく上下に動かしていく。

肉付きのいい体はエロスを感じさせ、
彼女の言葉通り興奮せざるを得なかった。

コリン
「んっ……。先端から何か出てきたな……。
これが先走り、というやつか?」

コリン
「なるほど。独特の匂いがするな」

亀頭から垂れてきたカウパーに興味津々にしつつも、
しごく手は、体液の漏出を促すかのように速くなっていく。

あふれ出す先走りのぬめりがそれをさらに促し、
彼女の手を濡らしていく。

コリン
「こんなに硬くさせて大きくなるとは……。
ん……、実に興味深いものだ……」

コリン
「ここなど、こう触れられるとどうなるかな?」

面白がっているのか観察しているのか
カリの部分を攻め始め、欲が先端に集まり始める。

コリン
「クス……。ビクビクし始めたな。
感じている証拠、と思っていいのだろうな。
悪くないものだ」

じっくりと観察するその視線と、
撫でまわすその指使いに限界が近づいてくる。

彼女の指が筋を撫で、亀頭周りをわずかに
締めつけた時。

小さなうめき声と共に、彼女の手に精液が
ぶちまけられた。

コリン
「おっと……。まさか飛び出してくるとは。
だがしかし、なるほど。やはり女とは違うものだな」

手に絡みついた精液を眺めつつ、
コリンが嬉しそうに微笑む。

コリン
「人の体というものは面白いものだ。
いや、ありがとう王子。勉強になった」

コリン
「この精液、少しもらうぞ。
悪いようにはしないから安心してくれ」

彼女はそういうと手についた精液を、
どこからともなく出した小瓶にいれた。

それを満足そうに眺めた後着替えると、
コリンはまた来る。と一言残し
部屋を去っていった――。