カノン寝室2 シーンテキスト
再び寝室に現れたカノンに、
俺は前回のことを謝ろうと口を開いた。
カノンはそのことを思い出しわずかに
顔を赤らめると、慌てて声をあげる。
カノン
「べ、別に怒ってるわけじゃないんだから、
謝る必要ないのよっ」
カノン
「ただ、そういうことしたかったのなら
直接いえばいいのに……」
少し不機嫌そうに口を尖らせた彼女に、
それなら、と彼女に向き直る。
いいか? と彼女の目を見ながら
話すと、カノンがゆっくりと頷いた。
カノン
「どうせ、この前ので私の体全部みてるんでしょ?」
上目づかいの彼女に言葉をにごすと、
カノンは自ら服を脱いだ。
カノン
「そんなに見たって、か、かわらない、
わよ……」
腕で体を隠そうとするのを制止して、
ベッドに押し倒す。
白いその玉のような肌をまじかでみつつ、
手で触れていくとカノンが小さく声を
もらした。
カノン
「あっ……」
首筋から胸へと滑らせていき、
その柔らかい感触を確かめていく。
カノン
「ひぁ、ん……、んんっ……」
小ぶりの胸をもみつつ、もう片方の手は
さらに下へと進めていく。
足の間に手をすべり込ませると、
しっとりと濡れた感触を感じ
その反応に思わず口元が緩む。
カノン
「あっ……、そ、こ……は……ッ」
濡れていることに恥ずかしさを覚えたのか
顔をそむける彼女に、かまわずその手を
進めていく。
カノン
「あんっ、ひぁ、ぁあん……っ」
二つの花弁を開いた先にある小さな花弁に
触れると、彼女が小さくあえいだ。
その花弁を指でこすりあげると、
愛液があふれ始める。
カノン
「ぁあん……っ!
あっ、あぁ、はぁ、んっ……」
くちゅくちゅと音がたちはじめると同時に、
辺りに愛液特有の甘い香りが漂い始めた。
カノン
「あっ、音が……」
感じているのか、涙目を浮かべつつ
その体を震わせる。
胸の突起も硬くなり始め、
俺は秘部に指を一本挿入した。
愛液のおかげかすんなり入り、
一本、また一本とその本数を増やしていく。
カノン
「王子の指がっ、あぁんッ……、
ばらばらに、暴れて、るぅ…………ッ」
ぐちゅぐちゅと、中から音があふれ始め、
俺はペニスを取り出すと一気に膣内へ挿入した。
カノン
「ぁああんっ……!!」
ぶるっと彼女の体が震え、奥へ奥へと
ペニスが飲まれていく。
カノン
「あっ、おっきい……ッ、
こんな感覚……、はじ、めて……っ」
彼女を抱きおこして座位の状態にすると、
下から腰を突き上げる。
カノン
「あぁっ……!! あんっ、あッ、
ひぁあんッ……!」
ずちゅっといやらしい音があたりを包み込み、
互いに無我夢中で快楽をむさぼる。
カノン
「はぁ、んッ……! んぁっ、あんっ!
あっ、もっと……奥まで、きて、ぇ……っ!!」
彼女のその言葉に応えるように
さらに激しく腰を突き上げる。
ひくひくとけいれんするクリトリスが絶頂が
近いことを知らせるようにひくひくとし始める。
肉壁をこすり、亀頭から竿をぎゅうぎゅうと
締め付ける感覚にすぐにいきそうになるのを
こらえつつ、腰を振り乱す。
カノン
「あっ、そんなに激しく……ッ、
あんっ! もうだめ、ぇっ、王子、王子ぃいッ……、
あぁああああっ!!!!」
びくっと彼女の体がのけぞり、
膣内が一気に収縮し始める。
その締め付けに促されるように亀頭から
欲望が溢れ出し、俺が小さくうめき声をこぼした。
カノン
「はぁ……、はぁ……。あんっ……まだ、中で
どくどくいって、る……」
結合部からとろりと白濁液がこぼれる。
その様子をみつつ、カノンがゆっくりと息を
整えていく。
カノン
「なんだかすごく、心が満たされている気がする……」
そう呟き、そのままどちらからともなく口づけをかわす。
窓から見える外はわずかに白み始め、もうじき朝を
迎えようしていた――。