カグヤ寝室2 シーンテキスト
しゅるり、と衣擦れの音をさせて──月明かりの
差し込む中で、カグヤが脱いだ。
その白い肌はまだ成熟しきっていない少女のそれだが、
今日はひどくなまめかしかった。
そしてそのままのしかかってくると、
熱く火照った体温が伝わってくる。
カグヤ
「……ようやく、いつぞやの続き、だの? ふふ」
嬉しそうにこちらの胸に頭をすりつけ、カグヤが甘えた。
カグヤ
「今宵は、最後までするのだぞ?
なにせ、新婚初夜なのだ。今度こそは、
わたしの中で……果ててもらうからの?」
ああ、とこちらも覚悟を決める。
二人きりの夜だった。──しかし、いつも大胆な
カグヤだけれど、今日は違った。
互いに肌を重ねたものの、そこから動こうとはしなかった。
カグヤ
「王子……んっ」
いや、わずかに顔を上げると、口づけをねだる。
さっきの式でもしただろうに──と思いながらも、
改めてキスを交わした。
だけど今度は舌を絡める、大人のキスだ。
カグヤ
「!? はっ……う、むっ」
最初は戸惑ったカグヤだったが、すぐに
こちらの動きに舌を合わせた。
ぷはっ、と一度唇を放すも、とろんとした目のカグヤが
再び吸い付いてくる。
いやらしい音を立てて、二人で互いの唾液すら絡め合った。
カグヤ
「はあっ。こ、こんな……接吻だけで、
ここまで気持ちいいなどとは……。
自分の体ではないようだの……?」
ようやく息継ぎをして、カグヤが笑った。
けど、ごめん。今日はこっちも止まらない。
すっかりスイッチが入ってしまった。
そのまま手を伸ばして触れるのは、カグヤの濡れた蕾だった。
カグヤ
「! あっ! お、王子!?」
カグヤ
「……だ、大丈夫だ。
あれから……毎晩、自分で慰めておったからの?
痛くはないぞ? た、たぶん」
ぬるりとした愛液を指に感じながら奥に進むも、
確かにカグヤの言うとおりだ。
ゆっくりと割れ目の中に差し込んだが、わずかに抵抗を感じたのみ。
「んっ」と甘い声を漏らして、カグヤが指を一本受け入れた。
カグヤ
「うむ。平気、だぞ? これなら、そなたのものも
受け入れられようぞ。ふふ」
カグヤが微笑む。──その余裕の表情に、こちらは少し
いじわるがしたくなった。
カグヤを上にのせたまま、大きく股を広がらせる。
月光の下、彼女の割れ目が大胆にも丸見えになった。
カグヤ
「お、王子? そこは……い、いや。
そなたが見たいのならば、かまわぬが……」
ずいぶん恥ずかしいのだろう。あのカグヤが顔を真っ赤にしている。
そのまま指を入れ直し、中で掻き回すと、
さすがに彼女の小さな体がびくびく震えた。
カグヤ
「あっ、あっ……も、もう、王子。せ、切ないのだ……」
もう欲しい。熱っぽい表情でカグヤが求めた。
けれども、まだまだ。今度は指を二本に増やす。
カグヤ
「!! あ、あああああっ! そ、そんな!
む、無理だ!? 二本なんて、入れたこと……ひゃああああん!?」
確かに指二本は、小さなカグヤの割れ目には、
少々きつかったのだろう。
でも、これは必要なことなのだ。
こちらの肉棒はもっと大きい。
今からしっかりとほぐしておく必要があった。
カグヤ
「あっ、ダメ! また、また漏れる!? しびれて……いやっ!
堪忍して! 王子!?
……あっ、あああああーーーーーーーーーーっ!?」
内側から一番敏感なところを刺激すると、
すぐにカグヤが潮を噴き、果てた。
ぐったりとこちらに身を預けてくるが、
もちろんここで終わる気はない。
ここからが本番だ。
華車なカグヤの足を持ち上げ、下から狙いを定めると──。
カグヤ
「は、あっ! ……王子! あっ、王子!?」
先端が濡れそぼった箇所に触れたとたん、
カグヤが切なそうに声を上げた。
ゆっくりと、肉棒が彼女の初めてを奪っていく。
つ、と赤い血がわずかに流れた。
が、カグヤは「ああん!」と色っぽい声を漏らした。
カグヤ
「入ってる……入っておるぞ? そなたの、こんなに大きなものが!
わたしでも、受け入れられたぞ?
……さ、さすがに全部は、入りきらないようだがの……? ふふ」
確かに、彼女の言うとおり。
カグヤが小柄なせいもあるだろう。
肉棒は完全にはカグヤの中に収まっていなかった。
ゆっくりと動けば、こつん、と奥に当たる感触があった。
どうやら子宮口のようだ。
カグヤ
「はあぁんっ!?
……! な、なんだの? い、今のは?」
すると子宮口をつつかれたカグヤが、大げさに驚く。
いや、膣全体がいっそう涎を垂らしながら、
ぎゅうぎゅうとこちらを締め付けていた。
へえ? どうやら素質があるのだろう。
初めてだというのに、奥で感じる体質なのだ。
カグヤ
「! お、王子? ダメっ! そ、そんなに、奥ばかり……!
あ、はっ! ……はっ、あ、あっ! はあぁぁっ!!」
それはカグヤにとって、今まで経験したことのない快感なのだろう。
最初は抵抗していたものの、すぐにこちらが腰を突き上げると、
その動きの虜になる。
そして体は正直だ。
カグヤはいつしかこちらの肉棒を、
なんと奥までくわえ込んでいた。
カグヤ
「~~~~~~~~~~~~~~ッ!!」
やがてカグヤは言葉を発せないほどになり、
上にのったまま何度も背中をのけぞらせた。
イクのが止まらないのだろう。
こちらの先端にも、くぱくぱと食いつく
子宮口の感覚が伝わってきた。
カグヤ
「王、子っ? ……王子っ!」
その中でも、カグヤは必死に呼びかけてくる。
心と体の両方で、こちらを求めているのがわかった。
ああ、こっちもそろそろ限界だ。
身を起こし、カグヤの気持ちに応えるように、唇を重ねた。
そして──。
カグヤ
「あっ! あ、熱い! 王子のが、いっぱい、いっぱい……!
わたしの中を、満たして……はぁぁ……」
びくびくと射精すると、それがカグヤにはわかるのだろう。
ぎゅっと抱きついてきて、いっそう体を快楽に震わせた。
こちらも、まったく止まらない。
信じられないくらいの量を、カグヤの中に吐き続けた。
カグヤ
「ふふ。子種(こだね)、だの?
……王子。わたしは、そなたの子を産むぞ?
それも、たくさん」
カグヤ
「わたしたちが救った世界で、その子らが新たに
国をつくっていくのだ」
荒い呼吸に肩を上下させながらも、カグヤが耳元で囁いてくる。
だけど、さすがに彼女も初めての経験に、限界らしい。
射精の終わった肉棒をゆっくりと引き抜くと、
そのままカグヤはへたり込んでしまった。
カグヤ
「あ、あれ? 立てぬ、立てぬぞ?
こ、腰を抜かしてしまったのかの? ……あ、あああ」
しかもカグヤの中から大量に注いだ精液が漏れてきて、
彼女は慌てて手で押さえた。
そんな仕草が愛らしくて、つい微笑んでしまう。
大丈夫、とカグヤに寄り添い、頭を撫でながら。
カグヤ
「王子……そなたのこと、愛しておるぞ。誰よりも、の」
カグヤもいっそう身を寄せて、また二人で大人のキスをした。