カグヤ寝室1 シーンテキスト
カグヤ
「さあ、王子……。そなたはこちらへ。ふふ」
大浴場の洗い場で、先に待っていたカグヤが手招きする。
もちろん一糸まとわぬ姿だ。
かわりにその白い肌は、たくさんの泡にまみれていた。
カグヤ
「ん? なにを隠しておるのだ?
わたしたちは夫婦(めおと)になるのだぞ?
恥ずかしがっていてどうするのだ」
カグヤ
「……いや、確かにいきなり肌をさらけ出すのは、
どきどきするがの?」
本当だぞ? と告げるカグヤの頬は、
確かに赤くなっていた。
それでもこの少女の表情には、
大人びた艶っぽさも混ざっている。
でなければ大浴場で待ち構えるなんて、
大胆なことはしてこないだろう。
──だけど。
カグヤ
「! な、なんと……! そなたっ」
笑顔でこちらの手をどかしたカグヤは、
大きく目を見開いて言葉を失う。
カグヤ
「えっ、あ……お、大きい、の?
いや、わたしは殿方のものを見るのは
初めてだが……その」
カグヤ
「そ、想像していたのとは、
大きさがまるで違って……。
ま、まさか、こんなに?」
さすがにおののいたのだろう。
カグヤはびくびくとした様子で観察を始める。
でも残念ながら、まだ最大にはなっていない。
あどけない顔でまじまじと見つめてくる、
カグヤを見ていたら──。
カグヤ
「あっ、あ! お、大きくなった!?
え、えっ? ま、まるで、わたしの腕ほども……?
……こ、これが……わたしの中に、入るのかの?」
一瞬、カグヤがためらいを覗かせた。
けれども。
カグヤ
「あ……で、でも。嬉しいぞ?
だって、わたしを見て、こうなったのであろう……?」
すぐに強ばっていた表情をゆるませる。
その指をおずおずと、こちらのいきり立った
ものへと伸ばした。
泡だらけの彼女の手がそっと、ついに触れる。
カグヤ
「きゃっ! ……あ、熱くて……
び、びくびくしておる、の?」
カグヤ
「こんなに固く腫れ上がらせて、
血管まで浮き上がらせて……。
い、痛くはない、のかの?」
おそるおそるといった感じのカグヤに、
大丈夫、と頷いてみせた。
むしろ泡まみれの小さな手が、
たどたどしくて気持ちいい。
カグヤ
「よかった。こう、かの?
ふむ、上下に、ゆっくりと?」
こちらが恍惚の表情になっているのに気を良くしてか、
カグヤの手つきが大胆になる。
いいや、それだけでは収まらない。
カグヤ
「そういえば……く、口を使う、のだったな?」
ちゅっ。ちゅっ。
カグヤの小さな唇が、怒張した肉棒にキスをした。
く、くすぐったい。
カグヤ
「え? こうではない、のかの?
……頬張る? ふむ。や、やってみよう」
いざことになると、さすがに知識はないのだろう。
押しかけてきた許嫁の少女は、
その小さな口を精一杯開き、肉棒の先をくわえ込んだ。
けれども、それが精一杯だ。
ぷはっ、とやがてカグヤは息継ぎに頭を離した。
カグヤ
「す、すまぬ……やってみると、
難しいものなのだな……」
カグヤ
「あと、他には……胸での奉仕、かの?
しかし、こればかりはわたしには……」
ふくらみの小さな胸にカグヤが引け目を感じてか、
恥ずかしそうに身をよじる。
そんなことない、とばかりに
手を伸ばして触れてみると──。
カグヤ
「ひゃん!? あっ、あ、あっ……! 王子?」
初めてこちらから触ったせいもあるのだろうか?
桜色の突起を震わせて、カグヤが女の顔を見せた。
どうやらずいぶんと敏感なようだ。
カグヤ
「な、なに? これは……こ、こんなっ。
あ、あああ……だ、ダメだ。変に、声が、出てっ。
ん、くっ……! ん、んんんっ」
嬌声を上げるのが恥ずかしいのだろうか?
カグヤは指を噛んで、必死に声を漏らすまいとする。
その姿がとてもいじらしくて──
こちらは、もっといじめたくなってしまった。
カグヤ
「! ! !
……っ! あっ! はっ!?
ああーーーーーっ!!」
するりとその手をカグヤの一番大事なところに
滑らせたとたん、彼女の体がのけぞった。
そこは火傷するように熱く、ぬるりと
いやらしく湿っていた。
きっと泡まみれなせいだけではないだろう。
カグヤ
「はあ……はあ……も、もう……わ、わたし……」
カグヤは一度イッただけで、息も絶え絶えだ。
初めて気をやったのだろう。
濡れた瞳でこちらを見るのが精一杯だ。
それでも、カグヤは放そうとした
こちらの手を掴んできた。
カグヤ
「あの……。も、もっとしても、よいのだぞ?
だってそなたは……まだ、満足して
おらぬのだろう?」
そそり立ったままの肉棒を見ながら、カグヤが誘った。
それは、そうだけど。でも入るのだろうか?
とりあえず、肉棒を彼女の秘所にあてがってみるが──。
カグヤ
「!? んっ! ひっ!
いっ、痛っ……あっ、う、ううん! 大丈夫だ……。
王子、気にせずに……はっ、あ、あああ……」
まだ若い蕾は濡れていても固く閉じていて、
無理矢理こじ開けることになりそうだった。
カグヤを痛がらせるのは嫌だな。
そう思い、かわりに濡れた外側にこすりつける。
カグヤ
「あっ? な、なにを? そなた……あっ、
あっあっあ! これ、ダメ! んはっ! あぁん!!
あん! あん! あんっ! はぁあん!!」
入れないことに最初は戸惑ったカグヤだったが、
すぐに快楽に身をゆだねる。
細い彼女の腿に挟んでしごき上げれば、
あふれ出た彼女の愛液に肉棒が包まれた。
まるで入れているのとかわらない感覚に、
腰を振る速度が上がる。
カグヤ
「! あああっ、ま、待て! 待つがよい、王子!?
これ、熱くてっ、漏れそう!?」
カグヤ
「しびれて……ダメ! 我慢できなっ……あっ、
あああああぁぁぁあああ!?」
こちらが白い欲望をぶちまけるのと、
カグヤが大量に潮を噴くのは同時だった。
カグヤの小さな体が、泡と汗と精液と愛液とで、
べとべとに汚れた。
カグヤ
「こ、こんな……は、はしたないことを……う、ううう」
カグヤはずいぶん恥ずかしかったのだろう。
身を震わせて、細い腕で顔を隠す。
だけど、そんな彼女がとても愛おしく感じられた。
でも、今日はここまでだろう。
桶に汲んだお湯を、カグヤの体にやさしくかけた。
カグヤ
「? そなた……?
ふふ。やはり、やさしいのだな……王子は」
ようやく隠していた顔を覗かせたカグヤは、
満足げに小さな笑みをつくるのだった。