オロチヒメ寝室2 シーンテキスト
夜更けの寝室には、寝台のきしむ音と、
オロチヒメのすすり泣く声だけが響いていた。
オロチヒメ
「な、泣いて、ない……わぁ……っ」
強がりを述べるオロチヒメは、
息を切らしながら、腰の上にまたがっている。
ぴっちりと閉じていた秘裂の中には、
今やその根本まで、肉棒が収まっていた。
普段からきらきらと輝いているその瞳には、
もうひとつの輝き、涙がにじんでいる。
オロチヒメ
「だから泣いてないって……言って……
ひぅっ……ぁうぅぅ……痛ぁいぃぃ……」
毎夜繰り返した児戯のようなやり取りの中、
今宵、男女の交わりを望んだのは彼女の方だった。
未成熟さを残す彼女の身体にとって、
性の交わりは負担が大きすぎるだろうと拒んだのだが、
オロチヒメ
「だ……ってぇ……ひぅぅ……
こうしたら……王子を、独り占め出来るって……」
どこでそんな知識を仕入れたのだろうか、
と思考を巡らせていると、オロチヒメは涙目のまま言葉を続けた。
オロチヒメ
「……書庫にあった、房中術の本でよぅ」
オロチヒメ
「男の子を虜にする方法って……ひぅっ……んぁあ……」
オロチヒメ
「で……もぉ……こんなに、痛いなんて……ぃああっ!?」
身じろぎしただけで、痛みが強まったのだろう。
オロチヒメは俺の腹に両手をついて、呼吸を整えていた。
オロチヒメ
「ふぅ……ふぁっ……ぅ……
ちょっと……待ってねぇ……」
オロチヒメ
「男の子は……動かないと……ひぅぅっ……
気持ち良くない……のよねぇ……?」
オロチヒメの膣道がひくひくと痙攣しているのは、
決して快楽故ではあるまい。
今夜はここまでにしよう、と腰に手を添えると、
オロチヒメはいやいやをするように、首を横に振った。
オロチヒメ
「いや……よぅ……?」
オロチヒメ
「だって……王子のおち○ちん、
こんなに……かたぁくなってるもの」
オロチヒメ
「これって……私と、こういうことしたいって……、
そういう意味なんでしょう……?」
オロチヒメの問いには、頷かざるを得なかった。
どれだけ否定しようとも、
彼女の身体を求めいきり立つ愚息は隠し様がないのだから。
オロチヒメ
「ふふぅ……それにね、王子のこと、
いーっぱい、気持ち良ぉくしてあげたい……からねぇ」
慈愛に満ちた微笑みは、普段に比べると、やはり心もとない。
しかし、彼女の想いは、しっかりと伝わってきた。
オロチヒメ
「ふぅ……んんっ……
ちょっとだけ、慣れてきたかしらぁ……」
オロチヒメ
「ゆぅっくり動くから……痛かったら言うのよぅ……?」
もし痛みを感じることがあるとすれば、
オロチヒメの方だろう。
彼女が痛そうにしている時には、
止まるように声をかけようと心に決める。
オロチヒメ
「よい……しょ……んぅぅっ……ひっ……ぅ……」
オロチヒメはゆっくりと、
繋がり合っているという事実を確かめるような抽挿を始める。
先程の、悲痛な喘ぎとは違う、
微かに甘い声が、オロチヒメの唇から零れ出た。
オロチヒメ
「ふぁっ……ぁ……あぁっ……すご……ひぁあっ」
オロチヒメ
「王子のおち○ちん……
私に吸い付いてるみたい……よぅ……?」
吸い付いているのは、オロチヒメの膣の方だった。
ぴっちりと隙間なく繋がった秘所は、
まるで張り付いているかのように肉棒を捕らえて離さない。
オロチヒメ
「痛すぎて……麻痺しちゃったのかしらぁ……。
じんじんして……んぅっ……奥の方……変な……ひぁっ」
オロチヒメ
「あぁぅ……っ……んっ……はぁっ……、
王子のが……お腹の奥ぅ……ぐりぐり……して……」
オロチヒメ
「んっ……はぅぅっ……、
王子ぃ……ちゃぁんと、気持ち良く……できてるかしらぁ?」
深く頷き返すと、彼女も頬を涙で濡らしたまま、
ぎこちない微笑みを見せてくれた。
緊張がほぐれてきたのだろうか、
力の抜けた膣内は、彼女の口腔内に勝るとも劣らない、
熱くとろけるような感触で肉棒を包み込んでいた。
オロチヒメ
「良かったわぁ……♪
気持ちいいの……ふぁあっ……私だけじゃ、なくてぇ……♪」
痛みよりも、快感の方が勝ってきたのだろうか、
オロチヒメの上下運動は、徐々にその速度を上げていく。
陰核を擦り付けるような動きは、
おそらくは無意識によるものだろう。
オロチヒメ
「え……? えぇ、そこを擦ると……気持ち、よくてぇ……っ」
オロチヒメ
「ぁあっ……んぅっ……これ……どうしたら……」
オロチヒメ
「このまま、じゃぁ……んぁんっ……、
王子より先に……気持ち良く……あっ、ああぁっ……」
きゅうきゅうと、小さな膣道が、肉棒を締め付けてくる。
それは彼女の絶頂が近いことを示しつつ、
同時に肉棒へと、甘い刺激を絶え間なく降り注いでいた。
オロチヒメ
「ひぁあっ……!? あぁっ……王子のおち○ちん……っ
大きく、なって……ないかしらぁ……っ?」
オロチヒメの膣道が狭く収縮しているのか、
自身の肉棒がその大きさを増したのか、
彼女の狭い膣道の中にあっては、最早判別が付かない。
オロチヒメ
「お腹の奥……きつ、くてぇ……ぁあああっ」
オロチヒメ
「ぜぇんぶ……王子に……ひぁあああっ……埋め尽くされてぇっ」
跳びはねるように肉棒を乗りこなし、
オロチヒメは貪欲に快楽を貪っていく。
遠慮のない抽挿運動によって、
肉棒の制御は完全にオロチヒメに握られ、
容赦なく射精への階段を駆け上らされていた。
オロチヒメ
「ふゃあぁん!?
王子のおち○ちん……っ、びくびくしてぇ……っ!!」
オロチヒメ
「気持ち……よくなると……んぅあっ……!!
この前のどろどろが……ぁああっ
びゅびゅぅって、でるのよねぇ……?」
オロチヒメ
「ぜぇんぶ……私の中にぃ……ひぁあっ
出してぇ、いいからねぇ……?」
オロチヒメの献身的な、あるいは貪欲な言葉は、
射精を堪え続ける精神を揺さぶってくる。
彼女の中へ白濁を解き放ちたいと願う本能と、
初めての交わりをもう少し愉しませてやりたいという理性が、
腰の最奥で火花を散らし合っていた。
オロチヒメ
「あああっ……ま、また、大きくなってぇ……ッ!!」
オロチヒメ
「も……ぅ……らめ……らめぇ……ッ
我慢……できないの……っ……ねぇ、王子ぃ……っ」
オロチヒメ
「一緒にぃ……きもち……よくぅ……ッ
ひぁっ……な、なかにぃ……ぜぇんぶ出してぇぇええっ!!」
心を深く満たす愛らしい嬌声と共に、
オロチヒメの全身がびくびくと震える。
彼女が達するのと同時に、これまで以上の締め付けによって、
愚息の堰は決壊し、狭い膣道の最奥へと精液が解き放たれた。
オロチヒメ
「ひぁ……ぁ……あぁ……」
恍惚とした、歓喜に震える表情で、
オロチヒメは虚空を仰いでいる。
幼さを残したままのオロチヒメの艶姿には、
どこか神々しさすら感じられた。
オロチヒメ
「ぁっ……まだ……でてるわぁ……?」
オロチヒメ
「そぉんなに……気持ちよかったのかしらぁ……?」
満たされた様子のオロチヒメは、
片手をそっと伸ばして、俺の頬に触れる。
頷くまでもなく、想いが伝わったのだろうか、
彼女は柔らかく微笑んで、
身体を重ねるようにしなだれかかってきた。
オロチヒメ
「ふふぅ……とぉっても気持ちよかったけれど……、
気持ちいいって、こんなに疲れるのねぇ……」
オロチヒメ
「……ねぇ王子……明日は王子が上でも良ぃい?」
小さな彼女の身体には、やはり負担が大きかったのだろう。
頷き返して、頭を撫でてやると、
オロチヒメは安心した様子で、ゆっくりとまぶたを閉じた。
オロチヒメ
「ふふぅ……一安心ねぇ」
オロチヒメ
「早ぁく、明日が来ないかしらぁ……」
やがて腕の中で、小さな寝息が聞こえ始めるまで、
俺は彼女の頭を優しく撫で続けたのだった。