オデット寝室1 シーンテキスト

冷めた表情のままオデットは男の性器を
見下ろしている。

物珍しそうに力が抜けた状態のものを
さらさらとしたレースのドレスグローブ越しに
白く綺麗な指先で突っついていた。

オデット
「これが……男性の……?
不思議だ、こうも柔らかいものか」

性器を口元に運ぶと上目遣いで
見つめてきた。

すっ、と目を細め鼻をひくつかせ
匂いを確認している。

オデット
「ふむ、これが性器の匂い……か」

鼻呼吸している息が微かに
傘にかかり甘い痺れを与えた。

オデット
「!? い、今、少し動いたぞ?
お、驚いた……」

驚きを隠せないオデットの唇に
性器を触れさせる。

オデット
「んぐっ、な、何を、する!?
た、確かに色々、試してみる必要は
性能を知る上で効果的だが……」

オデットは納得したのか
口に含んだまま力の抜けた性器を
歯を立てないよう唇で挟む。

オデット
「やはり、弾力がいい。しかし、これが、
女の性器に入るのか?」

オデット
「古文書によればもっと固いはずだが、
味はどうなんだ」

オデットは舌先だけで傘を舐める。

たどたどしい舌使いが性器を刺激していく。

オデット
「ん……れろ……今までに、
味わったことがない……ん……ちゅっ」

オデット
「なんだ、どんどん、血管が浮いて……。
はあ……本の通り、固くなっている」

オデット
「んんっ、まだ、完璧じゃ……ない。
どうしたら……ん?」

真剣に悩むオデットの様子が可愛らしく、
見つめていると軽く睨まれてしまう。

オデット
「み、見るな!
こ、これは私の知識のための行為だ。
王子は黙ってみていてもらおうか」

舌を懸命に出し竿を根元から
舐め上げていく。

出せば出すだけ唾液が舌を伝い、
口周りがべったりと涎まみれになる。

オデット
「ペニスというものは、んっ……なんとも、
不思議な生き物……ん、ちゅっ……」

オデット
「こうしているだけで、
私の体も紅潮させる作用があるのか。
……なるほど……この渋みのある味」

傘から透明な滴を舌先で
転がすように吸い取る。

オデット
「んっ、なんだ、これは……くせになる。
ん……ちゅ……もっと……ほしい」

オデット
「驚くぐらい、立派になった。
やはり、私にできないことはない、
ということか……ふふっ」

満足げにほくそ笑み、
舌全体で竿を舐め上げ始めた。

少しずつではあるが慣れてきたのか、
性器に与える快楽は増していく。

オデット
「はあ……なんだ、この変な感情は。
……多くを……ん、経験すれば
理解できる日がくるのだろうか……」

オデット
「体が……その、火照る理由が……。
自分のことだ、知りたい……」

淡々とした口調ではあるが、
頬は紅潮し唾液の量が増している。

オデット
「なぜ……はぁ……美味しく感じる。
わからない……でも癖になって。
ん……はむ……ちゅ……っ……」

言葉といっしょに舌を押しつけるように
強く竿を舐める。

ざらざらした感触とべとべとの涎が
ペニスに快楽を与えついに、欲望が
押さえられなくなり――。

オデット
「ん、ふぁぁ……!! な、なんだ、これ。
もしかして、これが精液……?」

オデット
「まだ、性器がびくびくしている。
そうか、こうやって跳ねるように……」

淡々とした口調であったが、
興味津々にペニスと精液を
飽きるまで見つめていた。