エルドラ寝室2 シーンテキスト

エルドラ
「痛ぁ……く……あれ……?
思ったより痛くありませんわ……?」

竜人と人とは構造が違うのだろうか。
エルドラの潤った膣道は、肉棒を柔らかく包み込んでいた。

エルドラ
「王子さまがいっぱいほぐしてくださったから……かしら」

不思議そうに首を傾げるエルドラの頭を、優しく撫でてやると、
エルドラはくすぐったそうな声を上げる。

エルドラ
「んぅっ……ふふふ。
やっと……ひとつになれましたのね……♪」

エルドラ
「わたくしの大切な、王子さま♪」

――大切な王子さま。
その響きに込められた意味は、以前よりも多くなっている。

エルドラと日々を過ごす中で、
ようやく、俺を襲った理由を教えてくれたのだった。

エルドラ
「花嫁さんは……
こうして花婿さんを癒やしてさしあげるのでしょう?」

彼女は小さな頃から、運命の王子様に憧れていたのだという。

――そして、彼女の封印を解いた俺こそが、
その王子様だと、真剣な表情で告げたのだった。

エルドラ
「あっ……まだ花嫁さんではないので……えぇと……」

エルドラ
「これは……んっ……花嫁修業ですわね……♪」

婚約をしたわけではないが、
エルドラの存在が、少しずつ胸の内で大きくなっているのは、
紛れもない事実だった。

苦笑を返しつつ、背中側から腰に触れ、
脚を抱え、身体を支えてやる。

エルドラ
「んっ……ちょっとだけ、ふらふらしますわ……」

片足立ちで、壁に手をついた状態で、
エルドラは不安そうな声を出す。

エルドラ
「けれど、頼るものが王子さましかいないというのは……、
その……なんと言いますか……」

何事かを言いにくそうにしているエルドラの蜜壺を、
軽く突き上げてやる。

エルドラ
「きゃぅっ!? ……うぅぅ、いじわる王子さまですの……っ」

何を言いかけたんだ? と改めて問うてみると、
エルドラははにかんで、こう答えた。

エルドラ
「王子さまが支えてくれていて、
王子さまが手を離したら、きっと転んでしまうでしょう?」

エルドラ
「まるでわたくしの全身が、王子さまの手の中にあるようで……、
ちょっとだけ、ときめいてしまったの……でしてよ?」

可愛らしいことを言うものだ、と照れくささを感じながら、
エルドラの秘所を慣らすように、ゆっくりと抽挿を始めてやる。

彼女の中は心地よい温かさに満ちており、
その柔らかさと相まって、溶けてしまいそうにも感じた。

エルドラ
「ふぁっ……んぅ……王子さまのおち○ちんが……」

エルドラ
「わたくしの……お腹の中に入っているのが……
んっ……はっきり、わかりますわ……♪」

エルドラ
「もっともっとわたくしを……好きにして良いのでしてよ?」

エルドラ
「王子さまの優しさは……
既にわたくしの全身で、たくさん受け取っていますから」

エルドラ
「今もちゃんと、王子さまを……ひぁっ……
わたくしの、中に……んぅぅ……感じて……いますわ……♪」

その言葉が嘘ではないことを示すように、
エルドラの蜜壺の奥からは、次々に愛液が溢れ出てくる。

――後でカーペットの掃除をしてやらなければな。
愛液の染みの広がりを脇目に見つつ、そう心に決めた。

エルドラの濡れ具合を、本人にも分かるようにと、
円を描くように大げさに腰を動かしてやると、

エルドラ
「ひぁあっ!? ぐりぐり、されると……んぁあっ!?」

ぐりぐりされると、どうなるんだ? と耳元で囁きかけると、
エルドラは恥ずかしそうに首を横に振る。

エルドラ
「ら、らめ……いや……恥ずかしく……て……
言えな……ひやぁあっ!?」

円を描くようにエルドラを突き上げながら、
豊かな胸に手を伸ばした。

揉みしだくようなことはせず、
ただくすぐるように、柔らかな丘をなぞってやる。

エルドラ
「おっぱい……くすぐった……ぁあ……っ」

エルドラの尻尾が、快感故か恥ずかしさによるものか、
目の前でぱたぱたと踊る。

エルドラ
「い、いじわる……
恥ずかしいこと……ばかりしますのね……っ!!」

エルドラの反応が可愛いからだ、
と迷わず返してやると、エルドラは益々顔を真っ赤に染める。

エルドラ
「褒めるか意地悪するかどちらかにしてくださいまし……」

エルドラの尻尾の先が、抗議するように肩を叩いた。
すまないとだけ告げて、揺れる尾に口付けをひとつ落としてやる。

エルドラ
「うぅぅ……王子さまに、ぐりぐりされるのも……
おっぱいをくすぐられるのも……」

エルドラ
「いいえ、王子さまのしてくれる……全部が……ふぁっ
とても……ひぅっ……きもちいいの……ですわ……」

エルドラの言葉に合わせるように、膣口がひくひくと脈打つ。

彼女の痴態と嬌声、そして仕草は、
否応なしに腰の中心の熱を高めていった。

エルドラの中で果てたいと、全身が彼女を求めているかのように、
肉棒に血液が流れ込んで行くのを感じる。

エルドラ
「んぁあ……っ!?
お腹の中で……おおきく……んにゃああ!?」

二人の繋がりあった場所が、ぴっちりと埋まるのを感じる。

堪えきれない欲求に従って、エルドラの最奥をかき混ぜるように、
抽挿の速度をさらに上げていった。

エルドラ
「ら、めぇ……っ! こんなのっ、おかひく……なって……っ!!
おなかの、なかぁ……こ、こわれ……ひゃぅあああ!?」

不規則な収縮が、肉棒を襲う。

エルドラは声にならない嬌声を上げ、
全身を小刻みに震わせた。

エルドラ
「――ぁッ……ひぅ……」

エルドラ
「きもち……い……♪」

エルドラは満足そうな吐息を漏らすが――

エルドラ
「……ふぇ? まだ王子さまが、イってない……?」

エルドラ
「あ、あの、少しだけ休憩時間を――んひぁあああああ!?」

最初に好きにしていいと言ったのはエルドラだろう、
と囁きかけて、力強い抽挿を再開する。

エルドラの全身はびくびくと跳ねて、
片足では自分の身体を支えることすら出来ていない。

エルドラ
「ひゃわっ……あぁあッ!?
こりぇ、ら、らめ……です……ひあっ!?」

腰が抜けたのだろう、エルドラはふらついて、
肉棒はこれまで以上に深く、彼女の中に突き立てられる。

エルドラ
「あぁっ……こ、こわれちゃ……ぁああっ」

エルドラ
「んにゃあああああぁ――ッ!?」

精巣の中身を全て吸い上げるような収縮に、
逆らうことなく大量の精液を放出する。

しかしエルドラの蜜壺はそれだけで許してはくれず、
一度の放出の後にも、さらに強烈な収縮で愚息を襲った。

エルドラ
「ひぁっ……!? 王子ひゃま……のッ……まだ大きくっ!?」

エルドラ
「ひにゃ――!! ――――ッ!!」

肉棒が大きくなったのではない。
エルドラのきつすぎる締め付けが、
彼女にそう錯覚させたのだろう。

管の奥から精液を根こそぎ吸い上げるような衝撃に、
脳を焼くような快感が全身を駆け抜ける。

エルドラ
「ひぅ……ぅああ……」

そのまま倒れ込みそうなエルドラを、
快楽によってしびれる腕で何とか抱きとめる。

瞳の焦点があわない程に、
エルドラは未だ絶頂の余韻の中にいるようだった。

エルドラ
「王子さまのお嫁さんになったら……
毎晩こんな気持ちよくしていただけるのでしょうか……」

エルドラ
「大変ですわ……
きっとわたくし、とんでもない淫乱になってしまいますの……」

エルドラはうわ言のように、
俺の腕の中で何事かをつぶやいている。

運命の王子様が、
本当に俺でいいのだろうかという疑問は今もある。

しかしエルドラの存在が、
俺にとって不可欠なものになりつつあるのは疑いようもないのだ。

エルドラ
「王子さま……もっとわたくしを、磨いてくださいまし」

エルドラは、ぎゅう、としがみつくように俺に抱きつき、
愛らしい声で、こう囁いてきたのだった。

エルドラ
「きっと王子さま好みの、素敵な淑女になってみせますわ♪」