エマ寝室2 シーンテキスト
エマ
「ふふ……獣の如きこの姿勢……、
もしや、私を道具の如く扱うおつもりで……?」
四つ這いになったエマは、頬を赤く染め、
期待に満ちた視線を肩越しに、こちらへ向けていた。
エマ
「人の子に、斯様なはしたない姿を、
まじまじと見られるとは、実に屈辱の極み……」
エマ
「この長き呪われた生の中で、
一度でもこんなに心躍る、惨めな事があったでしょうか」
――毎夜エマは、
俺が眠りについたのを見計らったかのように、寝室を訪ねてくる。
一方的に精を搾り取られ、
醜態を晒したのも、一度や二度のことではなかった。
今宵こそ、エマの乱れきった様を拝むべく、
こうして後ろから襲いかかる姿勢を取ったのだった。
エマ
「王子の方から求めてくれるとは……、
あぁ、いったいどんな辱めを施していただけるのでしょう」
……だと言うのに、
エマは言葉の上では恥ずかしがりつつ、
嬉しそうに、あるいは心待ちにするように、尻を振る有様だった。
これは、何とかして余裕を奪い去ってしまう他あるまい。
そう心に決めると、がっしりと尻肉を掴み、
呆れによって一瞬だけ萎えかけた肉棒を中心にあてがった。
エマ
「あっ……王子の太い牙が……、
私の入り口にあたっております……」
エマ
「その凶悪な代物で……私をどうするおつもりですか……?」
余裕のあるエマの言葉に対し、
こうするのだと言わんばかりに、
一息に肉棒を最奥まで突き入れる。
エマ
「ひぁっ……!!」
毎夜の事ながら、エマの肉穴は、
驚くほどに熱い蜜にあふれていた。
肉棒を突き入れただけで、彼女の秘所からは、
じゅぷりという水音と共に、透明な愛液が滴り落ちる。
エマ
「んっ……ふぁ……ぅ……」
エマ
「ふふ……腹の中……逸物の形がよく分かります……」
エマ
「ぁあ……ぴったりと……噛み合うように……、
私の身体は……王子の形に変えられてしまいましたもの……」
隙間なく繋がりあったエマの性器は、
決して狭くはなく、むしろ柔らかく肉棒を受け止めてくれていた。
俺の形になってしまったという言葉は、
あながち間違いではないのかもしれない。
エマ
「当然ですとも……ひぁっ……ぅ……、
私は……王子を愛しておりますので……」
エマ
「愛する方に、自分を作り変えていただくのは……、
最高の悦びでありましょう……?」
苦笑と共にいくつかの言葉を返すと、
エマは嬉しそうに声を弾ませて、
エマ
「ふふ、ふふふ……。えぇ、お望みのままに!
もっと淫乱な、もっとあなたに忠実な下僕にしてくださいませ」
どこまでが本気なのか分からない、
普段と変わらぬエマの言葉。
しかし幾度も身体を重ねた結果なのか、
それは冗談や嘘ではなく、偽らざる本心であるように感じられた。
エマ
「さぁ、遠慮なさらず。
私の肉穴は……あなただけの物なれば」
彼女の望みどおり、
余裕ぶった仮面を剥がしてやろうと、ゆっくりと抽挿を開始する。
エマ
「んふぁっ……んぅぅぅっ……ひぁ……
王子の逸物が……動いて……んぁあっ!」
膣全体が、肉棒を包み込むかのように強く吸い付き、
単純な抽挿運動ひとつですら、
痺れるような快感をもたらしてくる。
エマ
「ひぁっ……んぅうっ……あぁッ!!
こ、れは……っ、ひぁあっ……!?」
普段、主導権を握られ続けている反撃とばかりに、
尻肉をしっかりと捕らえたまま、
子宮口に押し付けるように、ぐりぐりと腰を振っていく。
エマ
「んぅぅぅっ!? ど、して……ひぁっ……あぁああっ!?
いつも、よりぃ……っ……気持ち、良く……てぇっ……!!」
エマの蜜壺は、
その相性もあって限りない快感を与えてきた。
しかし今日の主導権はこちらにあるが故に、
辛うじて射精への欲望を制御しつつ、
エマの弱点を責め立てることに集中出来た。
エマ
「んやぁあっ!? 奥の方ぅ……ごつごつってぇ……っ!!」
自分から弱点を教えてくれるとは、ありがたい限りだった。
喘ぎに混じって自己申告してくる、
エマの感じる弱点を、
肉棒全体で執拗に、何度も突きえぐっていく。
エマ
「んきゃぅぅうッ!?
あぁっ、これでは……先に果てて――ひやぁあんッ!?」
辱められたいと言ったのはエマの方だろうに。
エマ
「あぁッ……そう、です、けれどぉ……ッ!!」
ならば容赦など一切必要ないだろうと、
エマの反応の変化を楽しみながら、
その最奥、子宮につながる膣の奥をごつごつと叩いてやる。
エマ
「ひぁ――ッ!?」
膣口の収縮が、エマの今宵最初の絶頂を伝えてくる。
包み込むような媚肉の震えは、
甘くとろけるような快感を肉棒へと与えてきた。
エマ
「あぁ……蹂躙されることが……こんなに心地よいとは……」
――蹂躙?
エマ
「はい……王子の望むままに、
道具が如くに扱われる事が、これ程まで――ひやぁあああッ!?」
あの程度の準備運動で蹂躙とは、
連日、俺の精液を強引に搾り取り続けた女傑の言葉とは、
全くもって思えなかった。
ならば蹂躙というその言葉の意味を教えてやろうと、
達したばかりのエマの蜜穴へ、
全力の抽挿運動を叩き込んでいく。
エマ
「きゃぉ――ッ」
絞り出すような喘ぎ声を、耳に心地よく感じながら、
強く速く、エマの蜜壺を何度もえぐる。
眼下に飛び散る愛液の飛沫は、きらきらと輝いて、
無限に尽きないのではないかと感じるほどに溢れ出ていた。
エマ
「ら、めぇ……ッ!! 王子、止まっ――ッ!!」
ここで止まってしまっては、
蹂躙されることが心地よいと言ったエマに、
申し訳が立たない。
腰の奥で高まる快楽の渦に堪えながら、
尻肉を強く掴み、何度も何度も抽挿を繰り返してやる。
エマ
「んやぁああぁッ!?
王子、全然聞いてな……ひやぁあああッ!?」
愛らしい喘ぎ声はよく聞こえていた。
反応の変化を見つつ、最も良い反応を返してくれる場所を、
狙いを澄まし、亀頭を押し付けるように刺激する。
エマ
「きゃぅッ……!! んやぁあああんっ!!」
尻肉を掴んだ手の平に、
ひくひくと、絶頂を示す痙攣が伝わってくる。
愚息は既に限界を迎えつつあるものの、
これ程までに悦んでくれるなら、もう少しの間、
俺が味わわされて来た強制絶頂の味を教えてやりたい。
エマ
「きゃぅッ、ひやぁッ、こ、壊りぇ……壊りぇちゃ……ッ!!」
エマ
「んぅ……ッ! ~~~~ッ!!」
喘ぎを押し殺そうとしているのか、
エマは枕に顔を押し付け、
声にならない絶頂の悲鳴を上げ続ける。
辱めて欲しいという、
ほんの半刻程前の彼女の言葉を裏切るわけにはいかないと、
勢いよく、体中の力を込めて、肉棒を最奥へと突き入れた。
エマ
「ひぁ――――ッ!!」
エマは背を仰け反らし、
遠吠えをあげる獣のような姿勢で、幾度目かの絶頂を遂げる。
精液を根こそぎ搾り取るような収縮に逆らわず、
溢れ出た欲望の猛りは、
残らずエマの中へとなだれ込んでいった。
エマ
「…………うぅ」
エマ
「…………どうして……こう……、
上手くいかない……のでしょう……」
未だ全身を痙攣させながら、
エマは何かを嘆くように言葉をこぼす。
いったいどうしたのかと問いつつ、
横に寝転がると、エマは自然に唇を重ねてきた。
エマ
「んっ……」
エマ
「上手く、いかないのです……」
エマ
「もっと王子の、可愛いところを見たいというのに……」
絡む視線。
エマは顔を真赤にしたまま、
再び枕に顔を埋めてしまった。
エマ
「……また、こんなにも果てさせられてしまいました」
悔しそうなその声に、
愚息が再び、力を取り戻していくのを感じる。
どうやら、俺たちの夜はまだ、終わりそうになかった。