エステル寝室1 シーンテキスト
寝静まった城の中は静かで、
見張りの兵士の鎧の音がときおり
響くほどだった。
一人薄暗い廊下を歩いていた時、
それは聞こえた。
エステル
「……ん、……や、ぁ……」
どこからか声が聞こえ、
俺は耳をひそめる。
こんな夜更けに何かあったのか、と思いつつ
声のする方向に足を延ばしたとき、
たどり着いたのはエステルの部屋だった。
ドアをノックしようとしたとき、
わずかに隙間が空いていることに気づき
俺は部屋の中を覗く。
エステル
「ふぁ、ぁんっ……、王子、さまぁ……ッ」
思わず声を漏らしそうになり、慌てて口をつぐむ。
そこには俺の名を呼びながら
ベッドの上で自分の秘部をまさぐる
彼女の姿があった。
エステル
「あッ、あんッ……、んぐ……っ、
あぁっ……」
あられもない姿でベッドにいる彼女から、
俺は目を離すことができない。
何よりも自分の名前を呼ばれていることに、
胸の奥が熱くなる。
エステル
「声が……、もれ、ちゃう……、のにぃッ……、
手が……とまら、ない……ッ」
くちゅくちゅと音をたてさせ、その音にさらに
興奮しているのか、彼女の指が止まらない。
指は根元までずっぽりと入っており、
激しく出し入れを繰り返している。
四つん這いなせいか自分のところから秘部が良く見え、
愛液が零れ落ちるのがわかる。
エステル
「あんッ、あっ、あっ……、王子様……っ、
もっと……、奥まで、かき乱して、くださ……、
ぁあんッ……!!」
エステル
「ふぁあんッ……! んッ、ふぁッ……、
ぁ、ぁあん……」
自分が触れていることを想像しているのか、
彼女は自ら感じるところを攻めていく。
エステル
「んっ……ここが、気持ち、イイんです……っ、
あ、はぁ、ンッ……」
ぐぽっと音がしそうなほど濡れた膣内から
溢れる愛液は留まるところをしらず、
エステルの太ももを伝いおちる。
エステル
「こんなに濡らしてしまって……、私は……、
いけない女、でしょうか……っ、ぁぁんッ!」
エステル
「でも……っ、王子様を見ると……、体が……ッ、
熱くなってしまう……っ」
親指でクリトリスを弄り、
さらなる快感に身を震わせる。
エステル
「もっと……触って、ください……っ、
王子さまぁっ……」
もはや漏れ出る声は止めることができないのか、
かき回すたびに喉からあふれ出ている。
目を閉じ、触れた先からくる快感にエステルの
体がびくつきだす。
エステル
「あッ、んぁあッ……!
は……、ぁっ……んんッ……」
エステル
「あっ、イくぅっ……!!」
彼女は数回、体をビクつかせると
そのままベッドにへたり込んだ。
エステル
「やっぱり……指だけじゃ……。
王子様……っ、好き……」
指だけでは物足り無くなってきているのか、
最後の言葉はか細く、消え入りそうに囁いていた。
そんな彼女の姿に、ひとまずこの場は
立ち去ろうとしたとき、ふと彼女と目が合ってしまう。
エステル
「王……子様……?」
目をぱちくりさせている彼女を横目に、
俺は早足でその場から立ち去った。